2018年2月28日

シンガポール③

2月28日(水)

朝食を済ませ、タクシーでswissotelへ移動。





今日はここの会議室で、3月1日からの3日間のセミナーの内容について、 1日通して打ち合わせ。







早めにシンガポールと日本のやり取りを始めていれば、ここはかなり省略できたのではと思ってたけど、互いに顔を合わせてやり取りすること、シンガポールの課題をできるだけ正確に把握して研修内容を調整するといった様子を見ていて、こうした進め方もありだなあと。全体を通して非常にスピード感があり、この点は特に学びたいところ。合理的なようで非合理な部分も見えたり、目的を考えると非合理な部分も必要だったり。いろいろと考えさせられた。



長い会議なので当然休憩があって、飲み物だけでなく軽食も用意されていた。その対応はすごくうれしかったけど、軽食を見越して朝食を食べていたわけではなかったので、ちょっと遠慮気味にいただいた。考えながら食事をしなければ体調を崩してしまいそう。





昼食はホテルのレストラン。「カスタードクリームが挟んであるパンケーキ」を係りの人から笑顔で勧められたので食べると、カスタードクリームではなくドリアンのペースト。しばらく鼻がおかしなことになってしまった。



夕方に会議が終了し、セミナー会場となる建物へ移動。そこでセミナー当日の具体的な説明を受ける。









全部終わってホテルに到着したら、すぐに着替えて15分だけランニング。





そしてホテル近くのラオパサフェスティバルマーケットという屋台へ異動して食事。





その後マリーナ湾沿いのお店に移動してみんなとあれこれ話を。





特に勉強になったのが、英語で会話する力をどのようにつけていくかという話。頻繁に英語を使う場がないと厳しいけど、チャンスがあれば積極的にやってみたい。

この日は日付が変わる前にホテルに到着。

2018年2月27日

シンガポール②

2月27日(火)

朝はホテル周辺を軽く散歩。





すぐに目についたのがあちこちに飾ってある(置いてある?)ミカン。玄関には金柑の鉢植えがあったり、店先には剥いたミカンが並べてあったり。こちらはChinese New Year = 旧正月(3月2日まで)で、ミカンは吉の意味もあって欠かせないらしい。







滞在中に干支である犬の飾りを街中のあちこちで見かけた。これはそmy first skoolでも同じ。文化が大事にされているのが分かる。







朝食を済ませたらバスでホテルを出発してmy first skoolの施設見学へ。





最初はJW8の施設。ここではピーステーブルの取り組みがおもしろかった。



感情が高ぶっている時には自分の気持ちを伝えにくいので、壁に書かれている感情の表を指さして伝えることができるようにしてある。自分の感情を知る意味でも大事なこと。気持ちを静めるためのグッズも充実している。視覚の刺激、触覚の刺激を利用して気を逸らす方法を学ぶことも大事。また、興奮した2人が思いを言い合うのではなく、互いの気持ちをちゃんと聞くことも目的なので、ここでは話す人がべるを鳴らして「今から自分が話すよ」と明確にするらしい。トーキングスティックを持って話す人を明確にするなどの用意も必要と感じた。



食事の時間(meal-time)はどこも子どもたちがメニューを発表したり配膳をしたりという形になっていた。ただ、子どもが量を申告するシステムではないので、おそらく今後大きく変わっていくと思われるところ。







中国、マレーシア、インドなど様々な国の人がいる多民族国家なので、言語教育はしっかりと取り組んでいる。中国語を指導する玩具なんかはおもしろかった。鼻、口、耳などが絵で描かれており、それがどの漢字かを考える玩具。文字をつないで文章を作る玩具(ひも通しも兼ねたもの)。言語がいかに重要視されているかが伝わってくる。









感情を知る、感情を伝えることにも力が入っており、それは他の施設でも似たような印象を受けた。こちらでは自分の考えをしっかりとアピールすることがコミュニケーションの基本のように思われ、だからこそ乳幼児期からここまで大事にされているんだろうと勝手に推測。



次はJW10の施設。





ここではプロジェクト活動が行われていた。鳥の巣をテーマに、鳥を探しにいったりするところから始まって、何ヶ月かかけて鳥の巣を制作する段階まで。





そして送迎時のシステムもおもしろい。保護者が迎えに来た際に館内放送で「○○ちゃんのお父さんが来ました」と知らせていたけどそれだと賑やかすぎるので、ディスプレイに迎えに来た保護者の写真を表示する方法に変えたらしい。迎えが来たら音が鳴り、各場所に配置されたディスプレイを確認してどの保護者が迎えに来たかを確認して準備をする。(写真を撮り忘れたため他の施設の同じものを)





興味深いのはこうしたシステムの検討、導入等を本部が一手に担っていること。140園くらいを運営している法人なので当然なのかもしれないが、現場スタッフが現場に集中できるよう本部がしっかりとサポートしている体制は見習うべきこと。





見学先の近くにあるタイ料理のお店へ移動して遅めのランチ。デザートで出てきた豆が入った緑?のかき氷が美味しかった。





食事中にシンガポールの方から「今回の参加者の中で一番シンガポールっぽい顔をしている」と言われてちょっとうれしかった。喜ぶことなのかどうかはわからないけど。



見学再開でEFCの施設へ。





おやつの際の子どもの役割を見せることになっていたようで、遅くなったが食べずに待っていてくれた。





ここでおもしろかったのが食事の際のplace mat。子どもが絵を描いたもの、絵本がプリントされたもの、数を意識できるものなど、いろんなタイプのマットが用意されていた。このマットから子ども同士の会話を促していくようで、こんなことも取り入れたらおもしろそう。





次は理数系に力を入れたSWC02の施設へ。





上に向かって風が出るテーブルでは紙で作ったプロペラを浮かして遊んでいた。





太陽光発電のシステムがあったり、水がたまるようにして水に触れる場所があったり、砂場には滑車があったり。









iPadを使える場所も用意されていた。





この施設のコンセプトを深く聞く時間がなかったのは残念だったけど、理数系に力を入れた園という打ち出し方はおもしろい。この施設の向かいには障害児の施設があり、障害を持った子は必要に応じてそちらでケアを受けたりもしているらしい。



最後はMK6の施設。





ここではreading & relaxationに力を入れていた。リラックスしてゆっくりと本を読める場所をきちんと確保するのは大事なこと。







施設見学が終わったのは19時前。すぐに夕食会場へ移動し、Welcom & Appreciation Dinner。そこでも旧正月が登場。旧正月には欠かせない魚生(イューシェン)、別名𢭐起(ローヘイ)。刺身がのったサラダで、いろんな具材をのせ、たれをかけ、その後はみんなが箸で上に投げながら混ぜていく。散らかるくらい大胆に投げ上げるのが縁起がいいらしく、おもしろかったので思いっきりやってみた。







食べ物を放り投げるのは日本では絶対によくないけど、期間限定で文化として許されているのはなかなか興味深い。スペインのトマト祭りも同じようなものか。



会食が終わってホテルへ。見学の連続て身体が疲れていたのでちょっとだけ夜のランニング。出発の2日前に教えてもらったマリーナベイ・サンズホテルを見に行くのが目的。すごくキレイで迫力のあるホテル。





シンガポールは地震がない国なので建築基準は厳しくないらしく、いろんな形のビルがニュキニョキ生えてる感じがする。



写真にはないが日本では見ることのない形のものがあちこちにあって、ジーッと眺めていると不思議な気分になる。



ちなみに夜でも気温は25度くらい。日中の気温は30度を超える。湿度も高いのでかなりの暑さを想像していたけど、それほどでもない感じ。雨季から乾季へ変わる時期なので一番過ごしやすいという説明があったけど、納得。でも建物の中はどこもかなり冷房がきいているので、羽織るものは絶対に必要。

2018年2月26日

シンガポール①

保育とは何かを1から教えてくださった藤森平司先生(新宿せいが子ども園園長)がシンガポールのmy first skoolという団体から講演を依頼され、そのお手伝いというか自身の勉強のためというか、とにかく私も行ってきました。自分のための記録としてここに書いておきます。



2月26日(月)



昼に成田空港を出発し、夜にはシンガポール・チャンギ空港に到着。時差は−1時間なので特に影響はなし。





そこからはバスでホテルへ移動。







まだ元気だったので、荷物を置いたら参加メンバーと街を探索することに。





深夜でも開いている店を見つけ、無事到着したことに乾杯。次の日からのスケジュール確認をしながら、それぞれの保育園の話で盛り上がる。





今回はポケットWi-Fiのようなものを持ってきていなかったので、コンビニでプリペイドSIMを購入。ツーリスト用の7daysSIM(15$)。





入れ替えたら何も設定せずにすぐに使える状態に。日本とほとんど変わらない状態でiPhoneが使えるのはすごく快適。最終日まで問題なく使い続けることができました。