2018年12月30日

2019年にやりたいこと


異業種の人とのつながりを増やす
あわよくば…。

ラグビーワールドカップ生観戦
は無理そうなので、トップリーグ生観戦を。

バリでコネクション作り
10年後のための第一歩。まずはコネクションを。

韓国で食べ物屋を巡る
今年できなかったので再度挑戦。寒くない時期に。

ハワイ行き
これは2020年以降。

フルマラソン以上を3回走る(顔マラソンを含む)
今年は1回しか走れなかったのでなんとか3回は。

大日向小学校訪問
なんとしても訪問したい

ジャズイベント開催
小さくてもいいのでとにかくジャズ。

関西、四国に拠点を作る
九州と中国にはできたので、残るは関西と四国。

百名山のどれかに登る
できれば大山以外がいいけど。


今出てくるのはこのくらい。

2018年12月14日

2018年12月

【文化週間】
デイサービスセンター合歓の郷では11月の終わりに文化週間を設定し、職員による出し物が日替わりで行われていました。出し物の内容は「ソーラン節」「銭太鼓」「白鳥の湖」「日本舞踊」「U.S.A.」「明日があるさ」と実に多様です。文化週間のリーダーの1人であるMさんに、これだけたくさんの出し物を練習するのは大変だったんじゃないかと聞くと、「ほとんどは以前やったものなのでちょっとの練習で思い出せたけど、新たに取り組んだ『U.S.A.』は大変だった。」とのことでした。月曜は「U.S.A.」、火曜は「ソーラン節」といった感じで毎日違った踊りが披露されたので、全ての出し物を見た利用者さんはいなかったと思いますが、多様な出し物を披露する案を考え、楽しみながらその準備をしていた雰囲気は、しっかり伝わっていたと思っています。

【馴染みの曲】
ある高齢者の集まりの場で、演歌を演奏したらあまり盛り上がらず、ビートルズの曲を演奏したら大変盛り上がったという話を聞いたことがあります。曲や演奏自体に力があったこともあるでしょうが、集まった方が若い頃によく聞いておられた曲だったのかもしれません。50年後の介護現場を想像してみてください。そこで流れていたり歌われたりする曲はどんなものになっているんでしょうか?洋楽や「U.S.A.」のような曲だったりするのかもしれません。乳幼児、特に乳児が好む音楽はあまり変わらないでしょうが、青年期に聞く曲は時代によって変化しています。ということは利用者が変わっていくと馴染みの曲、心地よいと感じる曲も少しずつ変化していくのは当然で、それに合わせて介護現場の音楽の環境も変化していくはずです。そんなことを考えていくのも楽しいですね。

【変化】
今年も冬の賞与を支給させてもらいます。みなさんが日々利用者の方々を思い、まっすぐに向き合い続けてくれた結果と受け止めてください。ただ、人口減少、制度の変更など様々な変化が続いていることを考えると、今と同じことを続けているだけでは来年度以降も同じように賞与を支給し続けることができない可能性もあります。ですので、そうならないために花の村は積極的に変化していくことを選択します。地域や制度の変化に対応しながら健全な経営状態を保ち、事業を通じて地域を活性化させていくのは簡単ではありませんが、変化し続けていきましょう。「今何に集中すべきか?」「何を変えるべきか?」を考え、課題を把握し改善策を見つける会議をスタートさせました。各事業所の管理者たちと話し合い、課題解決に必要なことを実行していきます。小さな取り組み、小さな変化を丁寧に積み重ね、大きくて確実な変化を起こしていきましょう。天候も急激に変化しています。いつも以上に体調管理に気を配るようにしてください。

2018年11月24日

おたのしみ会が終わりました

おたのしみ会が終わりました。

この行事の目的は、子どもたちの言葉と表現の発達を保護者に伝えること。何か特別なことを仕込んで披露するようなことはありません。そのため拍手喝采のような場面はありませんが、「大きくなったなあ」とじんわり染み込んでくるような、そんな場面は数多くあったのではないでしょうか。

ここで見ることができるのは、子どものそのままの姿です。ですが、当然子どもの全てではありません。たくさんのお客さんを前にして、いつも以上に力を発揮する子がいれば、萎縮してしまう子もいます。見てもらっていることでギアが何段階か上がり、いつもはあまり見ることのない姿を見せる子もいます。そんな様々な心の動きを見せる子どもを出来不出来の基準で見ようとすると、正しく見ることはできません。

私たち保育者や保護者は、子どもたちの見せる姿から心の動きを推し量ったり、そこまでどんな体験をしてきたか、今日の経験が今後の活動にどうつながっていくかを想像したりすることが大切だと思っています。そんな目を真っ直ぐに向ける大人がいる環境が、子どもの成長(言葉や表現も)を促してくれます。

今日のおたのしみ会は、そんな思いの保護者に支えられた楽しい会だったと思います。子どもたちの姿に感動し、保護者の温かい気持ちに触れることのできた、とても嬉しい時間でした。



2018年11月15日

2018年11月

【中間選挙】
アメリカで中間選挙が行われました。正確には上下両院議員の選挙なのですが、大統領の4年の任期の中間に当たる期間に行われる選挙であるため、上院、下院ともに大統領の政党(今回は共和党)が支持されるのか、それとももう一方の政党(民主党)が支持されるのかによって、大統領が行ってきた政権運営がどう評価されているのかを判断する指標にもなるようです。この仕組みはおもしろいですね。中間で必ず振り返りが行われる仕組みになっていることによって、ダラダラと政権運営が行われるのを避けることができます。花の村では監査や実地指導などがそれに当たるでしょうか。チェックを受けるのは大変なことではありますが、その機会が定期的に訪れることによって、運営の再点検、書類の確認や見直しは確実に行われることになります。監査の結果だけでなく監査自体も前向きに受け止め、積極的に改善を行っていくきっかけにもしてもらいたいと思います。

【子育て支援センター】
あさりこども園の子育て支援センターについて少し紹介します。現在OさんとSさんが担当スタッフとして活動してくれているこのセンターは、こども園に入園していない人も利用でき、今年度は既に延べ260組を超える利用があります。子育て中の保護者の孤独感や不安を緩和し、子どもの成長を支援することが目的で、担当スタッフが中心となり、あさりこども園やさくらこども園の施設を利用しながら活動しています。平成14年に子育て支援センターがスタートして以来、担当スタッフは何度か変わってきましたが、そのたびに活動の形が変化していくのがおもしろいところです。

【新たな取り組み】
今年度の新たな取り組みとして、例えば「コーヒーの淹れ方講座」があります。江津駅前のカフェ「K Stand Talking」さんに協力依頼し、子育て中でも(だからこそ)コーヒーを楽しむ時間を持ってもらいたい、こども園の簡易カフェで子どもが動き回ることを気にせずゆったりと会話を楽しんでもらいたい、そんな思いから企画してくれました。Oさんに支援センターの仕事について聞いてみると「とても楽しい」「新しいイベントもどんどん企画していきたい」と話してくれました。その気持ちは利用する方に自然と伝わっているし、今のセンターの楽しい雰囲気につながっていると思います。

【変化と挑戦】
監査以外にも変化のきっかけにできることはあります。子育て支援センター以外でも新たな取り組みへの挑戦は行われています。変わっていくこと、挑戦していくことは今の花の村に欠かせないことです。みなさんからの積極的な提案を期待しています。

2018年11月9日

反省

真っ先に取り組むべきことをほったらかしにして、余裕があるときにやればいいこと(割と手軽に達成感が味わえるのがまたタチが悪い)に目一杯時間を割いていたことに気づかされたときって、結構落ち込みますよね。今日はそれを何度も体験しました。

取り組んでいたことがちょっと上手くいかなくて、かなり時間をかけてやったのにー!って悔しい思いをしたときにふと思ったのが、「今こんなに時間をかけてやるべきことだったのか?」ということでした。

力のなさを他人に指摘されイラッとしたけど、そのとき思ったのが「じゃあイラッとするだけのことをやってたの?」「違うことにばかり力を注いでたから当然でしょ?」ということでした。

何があったのかもちろん書かない(書けない)けど、まず自分がすべきこと以外は一旦ストップすることにします。無責任かもしれないけど、ストップしないともっともっと大きなことで無責任な結果を生んでしまうことになりそうなので。

来週と再来週は今後の大きな道を作ることになる大事な期間です。集中して取りこぼしのないようにします。

2018年11月8日

研修の機会と交流の機会

保育に関する研修会は数多くありますが、十分というわけではありません。というのも、園によって、そのときの園の課題によって求める研修は違ってくるのですが、それら全てに対応するモノがあるわけではないからです。

また、対象の職種を絞った研修、例えばリーダー研修とかは対象者がそもそも少ない上に割と充実しているんですが、大多数の保育士さん向けの研修はまだまだ十分でないと私は考えています。

そして、その保育士さん対象の研修を増やせばいいのかというとそうではないと思っていて、研修ではない交流の場、日々の悩みを自由にあげられる場、それに対して正解不正解ではなく「自分はこう考える」と発言できる場がもっともっと必要なのではないかと。

あとは園を気軽に行き来できる交流の機会でしょうか。他園を見ることで得られる刺激はかなり大きく、それは園見学に行ってもらった経験のある園長さんなら誰もが感じていることではないでしょうか。

単純に研修を増やせばいい、研修時間を長くすればいいのではなく、交流の機会を大幅に増やす動きをどうやって起こせばいいだろう?と、そんなことをずっと考えているんですが、まだこれといった方法は見つかっていません。ヒントらしきモノはいくつか思いついているですが。

2018年11月7日

愛着

折々のことばから。

物事がうまくいっているときには、家族はどうでもいいのです
佐々木正美

鷲田さんのことば
子どもが不始末をしでかした時、それを親(あるいはそれに代わる人)が「ちゃんとあやまって、始末してあげる」。親の出番はその時だと、児童精神科医は言う。子どもが困っているときはもう十分制裁を受けている。親にみじめな思いをさせたこともこたえている。だから子を叱るのでなく、やり直しのできる環境を作ってあげるのが家族なのだと。『子どもへのまなざし』から。

まさにこれが愛着関係の形だと思っていて、子どもが負の状況に陥ったときに必ず支えになってあげれば、いつでも助けてくれる安心感をもち、それが信頼関係となって子どもは安心して親から離れて遊ぶことができます。そうやって離れたときは見ていてあげていればいいんです。

来週職員が愛着関係のこととかを大きな研修会で発表することになっていて、そのことで相談を受けたりしていたので、佐々木正美さんのことばが目に留まりました。

2018年11月6日

小さな拠点作り

圏域別公聴会というものに参加してきました。私たちの住む地が抱えている課題を県の方にも知ってもらうこと、要望を届けることが趣旨だと思うんですが、こちらの準備不足もあってその点では全く役に立たず反省しています。

会の後半はグループに分かれて「小さな拠点作り」について話し合いました。人口減少&高齢化地域においては小さな拠点をつくり、みんなが複数の役割を担って活動することが求められていて、そのことを踏まえてどんな地域にしていきたいかを話したんですが、これがなかなかおもしろいものになりました。



それぞれの立場からどのように地域を見ているかが分かり勉強になりましたし、それぞれの立場からの提言もとても興味深かったです。地域づくり、関係人口づくりと最近考え続けていることは県内全体の課題であること、何より答えのないことなのでやってみるしかないことを再確認できました。

悩んでいるだけで何もできていないし、そもそも悩む方向性がこれで会っているのか不安になっていた時期だったので、立ち位置や方向性を確認するいい機会になりました。こんな会なら次回も参加したいですし、その時はもっと積極的な姿勢で臨みたいと思いました。

2018年11月5日

つくる

西村佳哲さんがこんなことを書かれていました。

自分でつくる文化

あの頃から30年ほど経って、僕らときたら買物の腕前ばかり上達している。

この言葉にハッとしました。そうだよなあ、作ること、生み出すことはどんどん苦手になって、消費者としての知恵だけがついてきた感じがします。社会が豊かになったといっても、果たして個は豊かになったのか。一人ひとりの力はちゃんとついているのか。考えさせられますね。

2018年11月4日

モノが捨てられないのは

モノが捨てられないことについて書かれたブログを読みました。

モノが捨てられないのは心の問題

モノを捨てる、整理することが目的なのではなく、心の問題に目を向け心のあり方を変えることを目的とすることの方が大事だと受け取りました。結果的にモノが捨てられるようになるわけですし、その方がいいに決まっています。

じゃあ自分の場合はどうだろう?と考えてみたんですが、そのうち使うことがくるかも…と持っていることで安心しておきたくて使いもしないモノを保管し続けていることが多いです。なければ臨機応変に対応すればいいだけですし、誰かを頼ればなんとかなると思います。多分そのへんが苦手なんでしょうね。

そんなにたくさんのモノを持っている状態ではないんですが、それでも自分の心のあり方を考えることができました。モノを持つこと、モノを捨てることを時々考えるようにした方がいいのかもしれません。

2018年11月3日

活躍

3月まであさりこども園で勤務してくれていた盆子原氏が4月から小規模保育事業『里山子ども園わたぼうし』を立ち上げました。その盆子原氏が江津市のサイトに取り上げられていることを知りました。

〜跡市を子育ての町にしたい!〜森のようちえんに出会ったことで町の見方が180度変わりました。

開園してからも何度も会って話をしているので、すごく生き生きと頑張っているのは知っていましたが、こうして取り上げられたものを読むと、あらためて「やってるなあー!」とうれしくなりました。

相談に乗っていた頃は、果たしてちゃんとやっていけるんだろうか?と正直不安でした。結構本気で心配していました。でも開園してみると余計な心配だったなと、それまでの自分の考えが間違っていたことに気づきました。彼は十分な力を持っていて、それに私が気づいていなかっただけのようです。

でもこうして力を持っている人がそれを発揮できる場を見つけ、楽しそうに活動している姿を知るのは嬉しいことですね。そんな人を1人でも増やしていくことも私の仕事なのかもしれません。たくさんいるスタッフが持っている力をまだまだ真っ直ぐに見ることができていないかもしれないので、これを機に再確認してみることにします。

いやー、それにしても嬉しいですね。同じことばかり書いていますが、本当に嬉しいです。

2018年11月2日

18名の見学者

浜田市の保育園の主任保育士さん18名があさりこども園へ来られました。午前中は保育を見学してもらい、午後はあさりこども園とさくらこども園の主任保育士が質問に答え、それに私も補足説明をさせてもらいました。とても熱心に見学しておられ、鋭い質問を積極的にされる様子を見ていると、こちらもしっかりと答えなければと気合いが入ります。

午後の話し合いの中で、私たちの保育の考え方についてできるだけ正しく理解してもらうために、自分としては結構頑張って話させてもらったように思います。どのようなことを話したかをここに書いておきたいと思ったんですが、まだそれを正しい意味のまま文章にする力量がないことに気づきました。自分で納得がいく文章にできるようになったときにあらためて書こうと思います。話すことはできるけど文章にはできない。これってまだ自分のものになっていない証拠なんでしょう。もっと勉強します。

とにかく18名の主任さんたちに来てもらったことで、私も職員もとてもよい勉強になりました。こうした機会を作ってもらえていることに感謝しています。

2018年11月1日

仕事を楽しむ

ポール・マッカートニーのインタビュー記事を読みました。

ポール・マッカートニーが日本で語る、感受性豊かな若い人たちへ

インタビューの中の「仕事を楽しむ」「情熱を持ち続ける」という話を読んでいて、こういう思いを大事にしたいなあと思いました。

ポールの100分の1、いや10000分の1でもいいから、今の仕事をどう展開させてやろうかとワクワクしながら取り組めるようにしたいです。そして、若い人たちが仕事に情熱を持って楽しめるようにするために何ができるのかを、仕事の仕組みとして作り上げていくことも大事だと思います。明日はその立場にある方たちと話をする機会があるので、そのことについてみんなで考えることができるといいんですが。

それにしてもポール・マッカートニーはステキな方ですね。

2018年10月31日

防災学習

市の社会福祉法人連絡協議会の方々と岩国市にある防災学習館へ行ってきました。防災について学び、それを持ち帰って生かすことが目的です。



素晴らしい施設の中で、まずは防災全般についてのビデオを見て、その後は消火、地震、煙避難を体験していきました。どうせよくある体験でしょ?なんて思ってたんですが、それぞれの設備が素晴らしく、その思いを改めさせられました。



消火器は全員が使用できるようになっています。地震体験は昨日は法人の施設に来てくれた起震車とは揺れの質が全く違い、本当に恐ろしく感じるものでした。煙避難は煙が充満した4つの部屋を抜けて外へ出るようになっています。





災害時にどのように行動するか、実際に体験することはとても大切です。訓練のための道具や設備は十分でないですが、それでもなんとか工夫して体験や実践の機会を作って行くべきだと思います。

そしてもう一つの要素として、電化製品に頼らない食事体験、つまり野外でのクッキングの知識や経験は災害時に生きてくると思っています。そのあたりから日常的に楽しんで取り組める体験も考えていくのもいいかもしれません。なので、アウトドア活動のプロから学ぶ機会を探しているところです。

2018年10月30日

First Mover

先行者利益(First Mover Advantage)という言葉があります。新たな市場にいち早く参入したり、新製品をいち早く導入したりすることにより得られるメリット(利得)のことを表すこの言葉がずっと気になっています。別に金銭的な利益を得たいわけではなく、先行者だからこそ見えるものが成長に大きくつながるんじゃないかと思っているからです。

もっと言うと、先行者になりたいわけでなく、これはおもしろそう!と思ったらサッサと取り組みたいというのが思いに近いかもしれません。そこでの失敗は勉強して学べるものではありませんし、成功したならその方法を他者にも教えてあげることもできます。どうなるか分からない状態で少しでもいい結果が出るように模索することは、チームの成長に欠かせないことだと思っています。

いいと思ったらすぐに実行に向けて動き出す、既に先行者がいたならその事例をすぐに学ばせてもらい、独自色をいかに出すかを考えながら行動する。そんなことをしつこくしつこくやっていきたいと、野茂英雄さんの偉大な功績を思い出しながら考えていました。

2018年10月29日

星野ルネさん

移住、多文化、国籍などなど、そんなことを考えることが増えているんですが、星野ルネさん(タレント、漫画家)のことをラジオで知り、自分はまだまだ理解が浅いと思い知らされました。

日本に住んでいる人の中に日本以外の国にルーツを持つ人はたくさんいます。ですが、そのパターンが様々であることに思いが至っていませんでした。というか、そのことを気づかせてもらって感謝しています。

星野ルネさんの記事はどれもおもしろいです。これとか、これとか。

「日本で育ったアフリカ少年」星野ルネが漫画を描き続ける、深〜い理由

タレント星野ルネの里帰り報告。日本のお菓子はカメルーンっ子たちに受け入れられるのか?

『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』もかなりおもしろいようなので、手に入れて読んでみます。

2018年10月28日

チョークアートの話

チョークアートというものがあることを知りました。チョークで黒板に絵や文字を書いていくものと聞いていたんですが、調べてみるとチョークではなく特殊な塗料、オイルパステルやワックスパステルを使うとのこと。言葉だけでは内容まで正確に分からないものですね。

今回学んだのはそれを教える人がいること。つまりその仕事があるということです。最近特に感じるんですが、すごく細かいことが仕事になっていて、それを楽しんでいる人がたくさんいます。大きな括りのデザイナーではなく、チョークアートのような、あることに特化したデザイナーだったり。仕事が細かく分かれていて、それが魅力的なものとして認知されている現状は、とてもおもしろいと思います。大きなシステムが仕事を決めるのではなく、個が仕事を作っている感じが楽しいです。いろんな仕事と出会う機会を増やしたら、もっと楽しい仕事が見つけられそうです。

2018年10月27日

グループウェア

事業所が複数ある法人なので、情報共有のために無料で使えるグループウェアを利用しています。今はサイボウズliveを使っているんですが、来年3月で無料サービスは終了となるため、次のサービスを探しているところです。

ですがサイボウズliveがあまりにも使い勝手が良かったため、コレだ!と思える別のものに出会えていないのが現状です。

WorkplaceとSlackを試していて、どちらにも良い点がありますが、サイボウズliveと同じように使えるかというと、それはちょっと…といったところです。ですが、違う使い方をしていくことにすれば情報共有の役割は果たしてくれそうです。

ネット上には多くのサービスがあり、しかも無料で使えるものも多いです。こんな便利なものをなぜ無料で?と思いますが、おそらく無料でもメリットはあるんでしょうね。その辺の仕組みはほとんど理解していませんが、とにかく大いに活用させてもらっていてかなり助かっています。情報のやり取りや報告や相談などは直接会って話をした方がいいに決まっています。でもどう考えても多くの人と直接話すには時間が足りません。そこをこうしたサービスで積極的に埋めていくことは可能だと思っています。

でもそれって両者がそう思っていないとあまりいい具合にはいかないものなんですよね。可能であれば直接、それができないときはグループウェアを活用してつないでいく。そのことによって直接のやり取りがよりスムーズに進む。お互いにそう思っているから有効活用できるんであって、どちらかがめんどくさいと思いながら、メリットを感じられないままに使っている状態だと直接のやり取りの質はほとんど変わらないでしょう。

便利なサービスも使う人の受け止め方によって得られるものは大きく変わってきます。そのことを理解しておかないとうまく運用していけないと思っています。

2018年10月26日

first school

あさりこども園、さくらこども園の保育理念は『人生の基礎づくりのお手伝い』です。社会に出たときに自分らしい人生を生きていけるよう、子ども一人ひとりが持っている力を引き出す場、社会の一員としてその力を発揮することを学ぶ場です。

子どもの初めての学びの場であることから、園名の英訳を『Asari first school』『Sakura first school』とすることで、私たちの目指すところが伝わりやすいかもしれないと考えています。

子どもたちにとって、子どもたちのこれからにとって、重要な役割を果たす『first school』でありたいです。

2018年10月25日

美味しいコーヒーの淹れ方講座

今日は子育て支援センターのイベント「美味しいコーヒーの淹れ方講座&カフェ」が開かれました。子育てをしながらでもリラックスする時間は大事にしてもらいたい、子育てから離れた人にもこども園に来てもらって子どもとの関わりを持ってもらいたい、そんな思いで企画したイベントです。



来ていただいたのはK Stand Talkingのお二人。美味しいコーヒーの淹れ方のコツを実演しながら教えてもらい、その後はみんなでカフェタイム。コーヒーのいい香りの中で、のんびりと会話を楽しんでおられました。



今回のイベントも子育て支援センターのスタッフが企画・調整をしてくれて実現したものです。子育て中の保護者に対して何ができるかを考えるだけでなく、同時にこども園の園児にとって意味のあるつながりを生み出せないか、地域にとっても意味のあるものにできないか、そんなことまで考えてくれています。

今回のイベントが終わった後に担当者と話をしていたんですが、今回のイベントの振り返りを行いながら、既に次の新しいイベントのことを考えていたことには驚かされました。地域とつながるだけでなく、物を介して保護者間のつながりをより強くする、そんなきっかけになるような企画でした。

柔軟で前向きなだけでなく、広い視野をもったスタッフの提案はとても嬉しいですし、そうした提案が周りに与える影響を考えると更に楽しみになります。新しい企画が形になるのはもう少し先だと思いますが、新しい子育て支援センターの形は確実に作られつつあります。

2018年10月24日

多文化共生社会

「多文化共生社会」という言葉を聞きました。定義は次のようになるそうです。

一国内において国籍や文化的背景が異なる外国人(外国人留学生、外国人就労者、外国人永住者とその家族などを含む)の基本的人権が保障された社会であり、外国人が地域の経済振興に重要な役割を担い、かつ同国の市民との間の相互理解が進んで差別や偏見の低減した社会である。

日本にいてよく聞くのは外国人労働者を受け入れる文脈の中ですが、もっと注目しなければいけないのは「基本的人権が保障された社会」「外国人が地域の経済振興に重要な役割を担う」「差別や偏見の低減した社会」の部分だと思います。労働力として語られる段階を早く抜け出し、生活者として語られる段階を目指すべきです。

私たちの市でも外国人の受け入れは加速していくと予想されます。そのときに「差別や偏見の低減した社会」をベースとし、「地域の中で重要な役割を担う」存在として受け入れができるよう、今からでも準備を進めるべきだと思います。当然自分自身も。

そうなっていくのを結構楽しみにしてるんですよね。

2018年10月23日

西日本のネットワーク

香川県と徳島県からの見学者とお話をしました。互いの課題を話し、一緒に考えることは大事ですねという結論に至りました。

どんな見学者が来られてもそうなんですが、自分たちだけで考えているよりも他の方も交えて考える方がアイデアは出やすいですし、何より刺激が多いです。その刺激は意欲にもつながり、その後の取り組みの大きなプラスになります。なので、こうしたつながりはできる限り広げていった方がいいというのが私の考えです。

今後は中国地方、四国地方、九州地方(できれば関西地方も含めて)でネットワークを築いていこうということになりました。そのきっかけ作りは島根県の役割として取り組むつもりでいます。西日本のネットワークを強いものにし、互いに助け合える、互いに高め合える関係を作っていくことを目指します。

2018年10月22日

他県からの見学

香川県と徳島県から見学者が来られています。今日はさくらこども園、明日はあさりこども園の見学です。

今年度は見学者が特に多く来られている年で、他県からの見学者も多いです。そのことで私たちはたくさんの刺激を受けることができています。

他県からの見学者によく言われるのが「地図上の直線距離は近いけど、公共交通機関を使って実際に来るとなるとやはり遠いですね。」という内容の言葉です。今回もその話になりました。実際その通りで、他県から島根県江津市へ来るのはなかなか大変です。私たちが他県へ出かける際にいつも感じていることなのでよく分かっています。まあ慣れているのであまり大変とは思っていませんが。

そんなところへ多くの方がわざわざ来てもらっていることには感謝しかありません。私たちの保育に関心を持ってもらっていることに対し、十分に応えていかなければいけないと思っています。日々の保育実践をより確かなものにすることとか、それを分かりやすい言葉にして説明することとかで。

このように見たり見られたり、説明したり説明されたり、悩みを相談し合ったりする関係を広げていくことで、互いの保育の刺激になればと思っています。

2018年年度の見学・研修等の実績

島根県 59
岡山県 40
香川県 8
徳島県 1
福岡県 29
千葉県 4
海外  1
合計  142

2018年10月21日

二通りに意味を取らない

いろんなすごい人を知るたびに嬉しくなります。そんな考え方があるのか!とか、ポイントを絞るのがうまいなあとか、自分の考え方を変えるためのヒントをもらえるからです。

少し前にコペルニクスデザイン代表の有田佳浩さんという方のインタビュー記事を読みました。

第二回:世田谷エリアの3つの街の情報メディア「自由が丘℃」等の運営会社様へインタビューを行いました

この中にある次のやり取りの内容がずーっと頭の中に留まっています。

色んな個性の方々と編集作業をする中で、難しいところってありますか?

意外とないんですね。みなさん仕事早いですし。ガチガチに直して画一的な文章にしてしまうと本来のメディアのコンセプトとずれてしまうので、極力直さないでそれぞれのキャラが生きるようにしています。ただ読んでる人が不快にならない、誤解をしない、二通りに意味を取らない、ということだけは考えて、あとは見出しですね。見出しは全てを総括したような見出しではなくて、一部具体例を抜粋してくるような見出しにしましょうと。そう言う話はしていますけど、それくらいですね、全然苦労はないですよ。

読んでる人が「不快にならない」「誤解をしない」「二通りに意味を取らない」

広報誌を作る際に参考にさせてもらうことにしました。最初の2つは当然ですが、二通りに意味を取らない伝え方をすることはあまり意識していなかったかもしれません。そんなつもりで言ったんじゃないとか、それは◯◯という意味で言ったんだとか、追加の説明をしなければ違った意味に受け取られてしまうのは広報誌に限らず伝え方として気をつけなければいけません。意外とあちこちでそんな風に伝えていることがあるかもしれないので、慣れるまではこのことを意識していようと思います。

2018年10月20日

振り返りサイト

昨日行ったキャリアアップ研修では、その中で取り組んだグループワークの内容を共有するため専用サイトを作りました。そのサイトを見ることのできるQRコードを参加者に配布しておき、終了後にテーブルごとに作成したものを撮影してサイトにアップする方法です。こうすると参加者に対してロスなく振り返りのための情報を届けることができるし、すぐに園内で共有もできます。研修内で出てきた話の補足があれば、その情報を付け加えることもできます。

知っている範囲内ではありますが、研修の形は以前からあまり変わっていません。申し込みも資料もアンケートもほぼ紙です。そして振り返りの資料は個人が作成するだけです。それが良くないといいたのではなく、そうではない形ができる場合はもっと取り組んでみたらいいんじゃないかと思っています。振り返りのための資料を旧有するためにネット上に置いておき、それがたまってくると貴重な財産にもなります。

どうすれば楽しく学べるか。どうすれば必要なときに簡単に参考にできる資料を提供することができるか。いろんなやり方が可能だと思っているので、他業種の研修の方法なんかも積極的に参考にさせてもらうつもりです。

キャリアアップ研修3日目振り返りサイト

2018年10月19日

キャリアアップ研修が終わりました

江津市の保育研究会が主催するキャリアアップ研修が終了しました。



研修計画を立て、3名の講師にお願いするところは頑張ったんですが、実際の運営はほぼお任せしていました。3日間、合計15時間の研修運営は大変だったと思います。もちろん講師の方も大変だったと思いますが、どなたも個性的で、思いをストレートに伝えてくれた楽しい内容でした。いろんな方のおかげで無事終えることができました。感謝しています。

さて、来年度はどうしますかね。もう1年はやりたいという思い、もうこれでいいかという思いの両方があり、まだ決めていません。でもやるとなれば他の機関はやらないような内容を計画したいと思います。

とりあえず今年度は終了です。

2018年10月18日

数字の書き方

キリーロバ・ナージャさんのコラムより。

「日本の学校では、数字の書き方も個性より形だった。」

日本の数字の書き方に関する話は「わかるなー、そう言われるだろうなー」と思いました。それについてアレコレは言いませんが、人がより多様になっていったとき通用するんだろうかと心配になります。

いろんな国の人を受け入れることが国として当たり前になってきている今、地方においてもそれは同じで、とてもいい流れだと思っています。ではその人たちが暮らしていく上で子どもが学校に通うとか、教育に触れる機会は当然あるわけですが、果たして今の学校はうまく対応していけるんでしょうか。どこかで一度、今の価値観を全部まるごと点検する作業が必要になってくるんじゃないでしょうか。少しでも早くその作業を始めておいた方がいいと思うんですけどね。

2018年10月17日

体育の話から外れてしまうけど

キリーロバ・ナージャさんのコラムがおもしろい。今回は体育の話。

「ロシアの学校では、体育で整列するとき背が高い人が前だった。」

この中に次のことが書かれていました。

日本の体育で一つずっと気になっていることがある。なぜ、体操服にデカく名前を書くのだろうか。クラスメートの名前くらい覚えるだろう。やはり何とも不思議だ。

同じく納得のいく説明を聞いたことがありません。

名前と言えば、体育ではなく算数だけど、花の形におはじきに名前を書いていくヤツがありますが、あれって個人持ちではなく学校で大量に用意をしておいて、使うときに個人が必要数をとって…という形にできないものなんですかね。あんな小さいものに、しかも大量に名前を書かないといけないとか、何か力の入れどころが違っている気がするんですよね。

各国の体育とは関係のない話になってしまいました。

2018年10月16日

ランチで多様性を考える

子どもの頃にロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダの6ヶ国を転々とし、各国の地元校で教育を受けてきたキリーロバ・ナージャさん。この方が体験してこられた各国の教育の話がおもしろすぎます。違いを体験する中で共通点やそれぞれの良さを見つけたりしていて、その解説がとてもおもしろいです。

「5カ国の小学校のランチシステム。実は、さまざまだった。」

ランチが多様性を考えるきっかけになっている他国のあり方は、うらやましい限りです。

2018年10月15日

残響時間

残響時間とは、特定の音場における残響の具合を示す指標の一つであり、音源が発音を止めてから、残響音が60dB減衰するまでの時間をいう。

園舎内における残響が子どもの集中度にかなり影響を与えるという研究発表を聞き、こども園内の何カ所かの残響が気になっていたこともあり、その調査を行ってもらいました。お世話になったのは熊本大学の川井敬二先生です。7月に行われた赤ちゃん学会学術集会のプレコングレスにおいて川井先生の発表を聞いて調査をお願いしたいと思い、本日それが実現しました。

気になっていた箇所の残響時間を測定してもらい、予想通り問題点が見つかったので、今後はその対策を考えていくことになっています。

残響時間が長い環境では、誰かの発した声が長くその空間に留まることとなり、そこに他の声が加わるとどんどん声の響きが大きくなります。その中で自分の意見を言おうとすると自然と大きな声となり、更に響きは大きくなります。そして、どの方向から声が聞こえているかも分かりにくいため、話に集中することが難しくなります。また、障害児には音に敏感な子が多く、決して生活しやすい場所とはいえないのも問題です。

そんな課題を改善していくためにこれから動いていくわけですが、これがまた簡単ではないためどのように進めていくかを考えなくてはいけません。大変な作業になると思いますが、いい環境になる余地があると捉えるとやりがいのある作業といえます。

まだまだ改善を進めていきますよ。

2018年10月

【合歓の杜】
「丘の上事業所」という仮称で準備を進めていた合歓の丘近くの建物ですが、改修が無事終わり、10月1日より正式に通所型サービス(基準緩和型)を行う場としてスタートしました。建物の名称は職員のみなさんに募集して抽選を行った結果、居宅介護支援事業所のNさんが考えてくれた「合歓の杜(もり)」に決まりました。先日、その事業を担当するデイサービスセンター合歓の郷のJさんとOさんが利用者の方々をお連れして建物の案内をしていたので、その様子を見学させてもらいました。生活機能の維持・向上が目的のサービスを実施することもあって、建物内は段差がそのまま残してあります。なので利用者にはそれを乗り越える動きをとりながら過ごしてもらうことになります。利用者と一緒に料理をするための調理場もあるので、調理の作業だけでなく調理に使う食材の栽培などの多様な活動を通して、利用者同士の交流を深めていくことも考えてくれているようです。

【障子張り】
特におもしろいと感じたのが、障子張りの活動が用意されていることです。実は改修が終わったといっても障子の張り替えは終わっておらず、一部破れたままになっています。その障子を見てもらい、「みなさんに最初にやってもらうことは障子張りなので、よろしくお願いします!」と説明していました。完成された建物で至れり尽くせりの介護サービスを提供するのではなく、施設も介護サービスも利用者のみなさんと一緒に作っていく、その活動を通して生活機能の維持・向上を目指そうとしているのが伝わってくる、気持ちのいい場を見させてもらいました。今後の展開が楽しみな合歓の杜です。

【広報誌】
新しい広報誌が完成しました。38号まで発行してくれていた広報委員のみなさんの思いを引き継いでリニューアルしたのが、今回の39号の広報誌です。今回は職員のみなさん全員に配布させてもらいました。花の村はつながりを大切にしていく、様々なつながりを生み出していくとお話していますが、そのつながりをテーマに各事業所で取り組んでくれいていることの紹介、そしてトップにはデイサービスの利用者インタビューも載せています。「こんなつながりもあるのか」「こんな人に支えられて事業を行っているのか」と読みながら感じてもらいたいと思います。そして「じゃあ新たにこんなつながりを作ってみてはどうだろうか」「支えてくれている人ともっといい関係を築いていくためにはどうしたらいいだろうか」と、これからのことも考えてみてください。私たちの事業は地域に支えられていることで成り立っており、だからこそ地域を活性化させることを目指し、そのためにつながりを大切にしようとしていることを確認するきっかけにもしてください。次号は3月発行を予定しています。そちらもお楽しみに。

2018年10月14日

座席の違い

方法がいい悪いかではなく、方法は方針によって変わるし、方法が変わればアウトプットも変わるということ。



単なる座席の違いではあるけど、かなり興味深い。

5カ国の小学校の座席システム。実は、全部違った。

2018年10月13日

さらなる改善が望まれる点

施設の「特に良いと思う点」「さらなる改善が望まれる点」を書き出す課題に取り組んでいます。

書いていて思うのは、改善点を書くときの書き方の難しさです。指摘だけで終わるのではなく、もちろん非難するのでもなく、「なるほど」と気づきを得てもらう内容でなければ意味がありません。そう思うと改善点を指摘する(気づいてもらう)のは、かなり心配りをしなければいけないということになります。

褒めるのはまた別の難しさがありますが、改善点を気づいてもらう、しかも関係の薄い他施設のの人にも伝わるようにするのは、かなり難易度の高い作業だと思います。言わないのは論外。遠回りに言うのも気づきにくさがあるので△。ストレート過ぎると気づきではなくただの指摘なので×に近い△。じゃあどう伝えればいいんだろう…と悩んでしまいました。

分かりやすい答えがあるわけではなく、反応を見ながら自分なりの方法を見つけていくしかないと思うので、とりあえず現時点で考える「このあたりか」というところで課題を仕上げることにしまいした。やっかいな課題です。

2018年10月12日

スノーボードのベンチ

昨日はある会議に参加したんですが、そこでこんなものを見かけました。



スノーボードで作ったベンチです。冬には雪がたくさん降る地域で、スキー場も近くにあるため、スノーボードをする人が多いのかもしれません。そうだとしたら地域の特徴を活かした制作物とも言えそうです。そんなことは関係なく、単にいらないスノーボードがあったから作ってみただけかもしれません。だとしたら物に対する感性の高い人がいると言えそうです。

どちらにしても発見したときに「おっ!」と思ったわけですし、同じようなことを出来ないだろうかと自分のこととして考えたし、物をとことん使うことも考えないといけないとも思ったわけで、刺激を受けたことに違いはないです。

こういうものを発見するのは楽しいです。

2018年10月11日

2回目の

空き時間を使って久しぶりに羽根木プレーパークを見に行ってきました。園庭のあり方を大きく変えたいと考えていたときに一度見に行っており、今回が2回目になります。



以前は園庭の考え方や園舎以外の環境の使い方について学び始めたばかりだったこともあってかなり刺激を受けたんですが、今回は全く違った見方をしている自分に気づきました。

プレーパークに興味がなくなったわけではありません。ただ1回目のような新鮮さはなかったというだけです。2回目であったことももちろん関係あるんでしょうが、でもそれ以上にこのプレーパークの環境や考え方が自分たちにとって特別なものではなくなったことが大きいと思っています。今の私たちにとって、プレーパークの考え方はごくごく当たり前のことですし、それに基づいた活動も展開しています。



自分たちのスタンスが変わると見え方も大きく変わる。そんなことを体験できました。

2018年10月10日

合議

グループで合議する演習を体験しています。今日が2回目でした。合議に慣れた方が多いので、役割分担などはとてもスムーズです。しかもみなさん自分が得意なことを率先してされるので、なおスムーズです。

ただ本来は3人で行うところを5人で行っているので、意見の調整はなかなか難しいところがあります。ある取り組みの特筆すべき点を決める際、取り上げたいポイントが明らかにズレている場合、互いの意見をちょっとずつ取り入れて…が難しいときもあります。そんな時は誰かが意見を引っ込めることになるわけですが、回数を重ねているうちに特定の人の意見が通りやすくなる状況は起こりえるわけです。それを極力避けたいと思うと、誰かが意見を言う役ではなく調整役に回る必要も出てきて、果たしてこれは意見が偏らないようにするための合議と言えるのだろうかと考えたりもするわけです。

5人いたら5人の目で見て意見を出し合うと偏った結論にはなりにくい、という理屈は分かります。でも実際は5人もいたら、誰かが自分の意見を言うのはちょっと控えて出てきた意見をまとめにかかる役割は欠かせないと思います。Aさんの意見もBさんの意見もわかる、でもこの件はAさんの意見を中心にして話を進めないかと調整する人が、そのときAさんの意見寄りとは限らないようにも思います。Bさん寄りなんだけど全体を見たらこれはAさんの意見を重視すべきか…となるケースもあるんじゃないかと。

あっ、でも合議ってそういうことかもしれないですね。1人の意見だけで進めるのではなく、5人いたら5人の意見を1/5ずつ混ぜ合わせてなんて合理的なものでなく、誰かの意見が中心であったとしても5人としての総意を作り上げるのが合議の目的なのかもしれません。これを書いていてそんなところに落ちつきました。気をつけるのは、誰かの意見ばかりが強調されて他の人が傍観者になってしまうこと、意見が違うのをすり合わせる=意見が否定されていると思わないよう注意すること、そんなところでしょうか。

こうやってあてもなく思っていることを書いてみるのもいいですね。書いているうちに考えが整理される体験もなかなかいいものです。

2018年10月9日

草レースや草イベントを楽しみたい

あるところでマラソン大会に関するこんな話を聞きました。
「お金を払って出るレースに価値を見出しにくくなってきている。これからは草レースや草イベントがもっともっと注目されるだろう。」

2011年から走り始めて、いくつかの大会に出てきました。
フルマラソンは京都マラソン、奈良マラソン、愛媛マラソン、鳥取マラソン、かすみがうらマラソン。100kmマラソンは隠岐の島ウルトラマラソン。地元島根のマラソンはくにびきマラソン、ピクニックラン桜江、玉造ハーフマラソン、なかうみマラソン、一畑薬師マラソンなど。

県外のマラソン大会、特に都市マラソン(東京や大阪など)は、人気が高いため抽選で振り落とされてしまいます。抽選ではないとしても先着順で、クリック合戦に参加すらできないことが多数。しかも参加費が年々高くなっているのが現状です。以前は大会に出て自分の記録を更新したいという思いでいましたが、仕事の関係なども含めて出ることができないことが続くとその思いがどうしても薄くなってきます。前日には現地入りし、エントリーを済ませて宿泊、当日も朝早くから移動してスタートまで並んで待つといった流れを考えると、大きな大会の楽しさは捨てがたいけど、無理して参加しなくてもいいかなーと思うようになっています。

今やりたいと思うのは、空き時間を見つけて自分で考えたルートで走れる三瓶縦走や、近場で目的地を定めたり定めなかったりしてフラフラと走り回ることだったりします。そして走りたいときに一人で走ったり、一緒に走ってくれる人を募って走ったりする顔マラソンも魅力的です。

参加費を出して至れり尽くせりの中を走るのももちろん楽しいけど、自分が企画者となって、もしくは企画者と近い距離で走れるものの方が今の自分にとっては魅力があるなあと感じるようになっています。

上の話にも出てきた「草レースや草イベント」をメインに、時々大きな大会に出て楽しむという人が増えてきて、何万人もの人が集まる大きな大会の一部は残るけど、多くは規模が縮小されてこじんまりとした規模で、でも地域性溢れる内容を重視した大会に変わっていく、そんな感じで変化していくんじゃないだろうかと勝手に予想しています。

2018年10月8日

せやろがいおじさんの動画

せやろがいおじさんの動画を見ています。



おじさんと名乗っているけど31歳の方だと知り、40代の自分はもうおじいさんなのかとか思ったりもしましたが。この方が扱っている内容、取り上げるポイント、主張をじっくり見ていると、単に批判しているだけではないのがわかります。実現できるかどうかはわからないけど、せやろがいおじさん的に提案もしているし、その提案がごくごく一般的なものであるから理解もしてもらいやすいし、だからこそ取り上げられていることがどれだけ特殊でおかしなことかが浮き彫りになったりもしていて、とてもおもしろいと思います。

こういう人が発言する場があり、それに対して賛成反対の意見がちゃんと議論される場があれば、それはまともなあり方だと思います。



今はそのくらいしか考えをまとめられていませんが、しばらくせやろがいおじさんの動画を追いかけることにします。

2018年10月7日

せやろがいおじさんとか

昨日は浄土宗の池口隆法さんのことを書きました。保育にも福祉にも直接関係のない方の活動を知ったりすることで何が得られるのか、仕事にどんな影響を与えるのか考えるんですが、他分野で活躍されている方の考え方から自分たちの分野に参考になることを見つけられないのであれば、それは姿勢が間違っていると考えています。

自分たちの分野のことだけを学んでいれば、その分野の理解は深まり取り組みも深まっていくという考え方も分からなくはありません。でも、人が活動することにおいては必ず共通点があるはずだし、人を育てる、人の人生をサポートする仕事であればなおさら幅広い知識や考え方を知っておくべきだと思います。

保育で言えば、今だけを見ていても意味がありません。子どもたちが社会に出るとき、つまり20年後30年後の社会がどうなっているかを考え、そのときにはどんな力が求められるようになっているかを考え、その上でじゃあどんな保育が必要なのかを考えなければいけません。その時に「自分は保育のことしかしらないからその範囲内で精一杯考えよう」では十分ではないですよね。いろんな角度から社会のあり方を考えることを日々行っていることが、そこでは求められると思っています。

そんなわけで、今は天皇陛下のことと「せやろがいおじさん」のことに注目し、情報を集めているところです。どちらも学ばせてもらうことがたっぷりあるので、なかなか楽しい作業になっています。

2018年10月6日

超十夜祭

週末になるとやってくる台風。そのためちょっとした予定はキャンセルしてのんびり過ごすことになりました。時間ができたので、いつもはじっくり読むことができないいろんな分野の方の書かれた文章を読んでみることに。

読んでいる中で特に惹かれてしまったのは池口隆法さんが書かれた『超十夜祭はなぜ「超」なのか』の文章。

池口さんは京都にある浄土宗のお寺「龍岸寺」の住職をされていて、えっ!と驚かされてしまうことを数多く生み出しておられる人。

仏教界のことなので知る人ぞ知るかもしれないけど、でも池口さんの活動は仏教とつながりのなかった人を巻き込むものなので、もしかすると意外と知っている人は多いのかも。

例えば「フリースタイルな僧侶たち」というフリーマガジンの発行。

例えば浄土系アイドル「てら*ぱるむす」の運営。

そして今回の記事に書かれている念仏フェス「十夜祭」「超十夜祭」の運営。
「十夜祭」は「じゅうやさい」ではなく「じゅうやフェス」と読む。

お会いしたことなんてもちろんないけど、10倍どころか20倍くらい情報処理速度が速い感じで、常に何をするか、何をすべきかを考えておられ、しかもアウトプットがユーモアに富んでいて、必ずオリジナルの要素をくっつけて取り組みを生み出しているなどなど、非常におもしろい方だと思っています。

そんな方の文章なので、とっても読みやすいし、伝えたい思いがよく分かります。やりたいことがある、それは何なのか、何のためにやるのかといった思いがあり、それを言葉にすることは大切ですね。

2018年10月5日

季節による変化

もうずいぶん前からですが、園内にこんなものが貼られています。



これは窓から見える景色を観察するきっかけを作りたいと考えて貼られたものです。窓から見えるイチョウの木が、どの絵と近い状態かを比べて季節による変化を感じてもらおうというものです。



ここに「春」「夏」「秋」「冬」の文字が書かれていると、更におもしろくなると思います。秋は草木の変化が楽しい時期です。子どもたちは変化をどのくらい感じ取っているんでしょうか。

2018年10月4日

一緒に作っていく

緩和型の通所サービスで使う建物の改修が終わり、そこへ利用者さんを案内した際にスタッフがこう話しかけていました。

「みなさんに最初にやってもらおうと考えている作業は障子張りです。」

床や壁などは改修されたけど、障子は破れたままの状態です。これを全てきれいな状態で使い始めるのではなく、利用者さんと一緒にきれいにしていこうという計画のようです。生活機能の維持・向上が目的であることを考えると、作り上げていく過程に参加してもらうこともサービスと考えることができます。その後は野菜を作ろうかとか、昼ごはんの際に食べる漬けものもつけようかとか、自分はめんどくさいからやらないとか、みなさん笑いながら話しておられるのが印象的でした。



全てを整えて完璧な介護を、というのもありでしょう。そうではなく、一緒に活動の場を作り上げていきましょうも、人によっては大事な介護だと思います。ここで行われる活動の記録を残していくのもおもしろそうです。

2018年10月3日

評価のライン

ものすごく大雑把な捉え方での話なので、間違った理解もしれませんが。

第三者評価では、ある項目について標準的な取り組みができているかを問うのであって、その深さを厳密に問うわけではないことを学びました。深さを求めると主観に頼る部分がどうしても大きくなることが予想されるので、それは避けたいというのが理由にはあると思っています。

評価を受ける側が常に考えているのは、日々の仕事の質や深さであるはずです。なので評価される際もそこを見てほしい、そこを理解してくれる人に評価してほしい、そう考えていると思います。私もそうです。そうした評価の考えと評価を受ける施設側の捉え方のすり合わせさえできていれば、第三者評価に向けての施設側の労力も最低限で済むのではないでしょうか。

標準的なことができているかどうか、そのラインまでを確認することも十分意味があることだと思っています。そもそもの第三者評価の趣旨とは違ってくるのかもしれないけど、「ここまでを見るよ」を正しく共有できる機会があってもいいんじゃないかとも思います。

ちょっと問題はあるんでしょうが。

2018年10月2日

言葉や音

少し前の「折々のことば」。

わずか「タ」と「チ」の違いで何十年も年をとる
三木成夫(しげお)

鷲田さんのことば
「よちよち」から「よたよた」へ。たった一音の響きの変化が数十年の時の経過を表すと、解剖学者は言う。人はやがて「よろよろ」になり、いつか「よぼよぼ」「よれよれ」になりもしよう。人や物の姿や様子を音に転写するオノマトペ(擬態語・擬音語)は、ほんの一音ずらすだけで意味の大きな地滑りを引きおこす。まさに《音で描かれた絵》である。『内臓とこころ』から。(鷲田清一)

言葉や音っておもしろい。こういう発見をする思考もおもしろい。

2018年10月1日

工事

出張から帰ってきたら工事が始まっていました。



事業が増えてくると進行状況を全て把握できていないことも増えてきます。全てを自分で行っていればそんなことはありませんが、人に任せなければ進んでいかない仕事ばかりなので仕方ありません。

それを寂しく感じたことがないわけではありません。でも人に任せて進んでいく事業の多様さ、ダイナミックさの方に強く魅力を感じるようになっています。

工事はしばらく続きます。そしてこの工事が終わると今までとは違った交流が生まれるようになります。そのことを楽しみにしつつ、自分自身は今集中すべきことに取り組んで新たな変化を生み出します。



工事とは関係ありませんが、今日は利用者さんと介護スタッフの素敵なやり取りを見ることができました。介護の形はこうなっていくんだな、過疎地における介護はこうやってみんなで作り上げていく形を目指すべきなんだろうな、そんなことを感じさせてもらえるやり取りでした。このことについては給与コメントあたりに書かせてもらうつもりです。

2018年9月30日

なーんにもしない一日

今日はなーんにもしない一日でした。台風も近づいてたし、連日動き回ってたし、来週以降もまた動き回るし。

何もしないのはもったいないなー、何か役に立ちそうなこととか勉強とかでもしとこうかなーと、以前は考えていたけど、そんな思いをぜーんぶ無視して何にもせずに過ごしました。

おかげで頭の中がスッキリしました。夜になって、さて来週以降はどう動こうかと考えたときの頭の動き方がかなりスムーズです。

そんな過ごし方はもったいないと思う人もいると思いますが、どう過ごすかのペースは人それぞれ、いろんなやり方があるはずです。何もせずに後悔するとしても、それを自分が引き受けさえすれば何も問題はありません。

なーんにもせず、なーんにも考えずに過ごし、かなり頭がすっきりしたいい一日でした。でも悪天候のため走ることができず、体をスッキリさせることができなかったことだけは残念です。

2018年9月29日

宿題

久々に宿題というものをもらいました。次の講義までにやってきてね、というヤツです。

次の日までに◯◯を仕上げなければ…はよくあるんですが、学校の宿題のようなものは久々だったので、そこそこ時間はかかりましたが新鮮な気持ちで取り組むことができました。

日々の仕事はなかなか変化をつけることができません。何も考えずにやっていると、気づけば同じやり方を選択しています。少しでも新鮮な気持ちで、少しでも楽しく取り組むためにはメリハリをつけることも必要だと、宿題をしながら思ったわけです。

中身だけでなく方法も工夫をしていくことが、仕事においても必要なんだと思います。そう考えると、仕事のやり方なんて無限に作り出せるのかもしれませんね。

2018年9月28日

視点

自分自身が事業に関わったりする場合、どうしても自分の思いとか感情が入ってしまいます。冷静に、客観的に見なければいけないときも、自分の見たいように見てしまいがちです。でもそれではいけない場面が必ずあって、そんなときに気持ちをうまくコントロールできずに困ってしまうことがあります。

その対局にあるのが第三者評価のようなものだと思っています。ある事業を第三者の立場から評価する場合、自分の思いや、ましてや感情なんて優先させてはいけません。気持ちをコントロールしながら、何を評価するのかから離れることなく観察、評価をすることになるんでしょう。

最近第三者評価を受審したんですが、評価者の話を聞いていると私とは全く違う視点でおもしろい気づきを与えてくれました。例え同じ結論に至ったとしても、とても冷静にいろんな角度から見てくれていて、結論までの過程が全く違うので意味が違っています。冷静な目はありがたいと感じた第三者評価でした。

1人で両方の視点をコントロールできればいいんですが、完全にコントロールするのはおそらく無理です。でも少しくらいは両方の視点を活用できるようになりたいと思っていて、新たに勉強を始めることにしました。思っていた以上に大変な作業で苦戦していますが、今取り組んでいることにも、今後取り組もうとしていることにも、いろんな面でプラスになると思っているので粘り強く学んでいくことにします。

2018年9月27日

情報に触れること

いつもは島根にいて、島根の現状しか知らないわけですが、外に出ると様々な情報を得ることができます。

今日は長崎、福岡、埼玉、栃木、東京のことをいろいろと教えてもらうことができました。

それが絶対に必要な情報なのかどうかはおいといて、他県の現状から島根のことを考えるとちょっと違った見方で考えることができます。

事業のヒントも得ることが出来ました。

安易に流されないよう気をつけながら、いろんな情報に触れることは大事だと思っています。いい時間を過ごさせてもらいました。

2018年9月26日

動きの早い人

動きの早い人がいます。

問いかけたらすぐに返事がある。分からないことがあるとすぐに調べる、もしくは詳しいであろう人にすぐに連絡してみる。 実際に見た方がいい、やってみた方がいい事案が出てくると、今すぐだったり最短のスケジュールで動く。

こうしたことが当たり前のように身についている人がいます。

私がそれとは正反対であるため特にそう思うのかもしれませんが、動きの早い人には刺激を受けています。

思い立ったらすぐに行動。簡単なことなんですが、それができていないのが現状です。なので、動きが早い人と行動を共にする機会があれば、できる限りついていくようにしています。自分の行動基準・子言う同ペースと違っている人についていくことで、見えるものが違うし気づけることも違います。

今日は夕方まで完全に受け身で全く動かない時間を過ごしていたんですが、夕方以降は非常に動きの早い人と動きの早い時間を過ごすことが出来、いろんな発見があったので、こんなことを書きたくなりました。

2018年9月25日

明日から

明日からある勉強をしてきます。今後取り組もうとしていることに何かしらの影響を与えてくれるものと期待しています。相変わらずバタバタしていて全く準備はできていませんが、なんとかやり切ってこようと思います。

2018年9月24日

大日向小学校

2019年4月に開校予定の大日向小学校

友人のNさんが中心になって準備を進めておられるので中身は大まかにですが理解しています。その小学校のことが記事になって取り上げられていました。
「移住してでも子どもを入れたい」長野に開校予定の欧州流小学校

小学校を立ち上げるなんてとんでもないことを考えたものだと最初に聞いたときは驚きましたが、Nさんがずっと思ってきたことは聞いていたし、今までやってきた活動も知っていたので、それらを考えるとここに行き着くよなあと納得してしまったのを思い出します。

学校を作るという発想は自分にはありません。というか、学校を作るのは学校を作る立場にある人だけだと思っていました。でも違うんですよね。学校を作るために必要な条件を一つ一つ満たしていきさえすれば、学校は作れるんです。できないと考えて何もしないのではなく、できるようにするためにはどうすればいいかを考え始め、行動し始めるだけなんですよね。自分がプレイヤーになる、起点になるだけです。

そんなことをNさんから教わっている最中です。大日向小学校の今後が楽しみです。

2018年9月23日

ナンセンスなもの

ぼくはナンセンスなものを描いているわけだから、その意味づけを云々(うんぬん)されても困るわけ
長新太(ちょうしんた)

鷲田さんのことば
何の意味もメッセージもないと、読者より批判が向けられた時、絵本作家は、しつけや感動といった「指導」より、生きるのは楽しい、不思議がいっぱいと、子供自身が感じるほうが先だと思った。「ためになる」かどうかより、「生理的に心地よいこと」が生きることの根底になければと。昨日と同じ対談集『絵本のこと話そうか』(松田素子編)での絵本作家・五味太郎との対談から。(鷲田清一)

今日の「折々のことば」。
子どもには指導がなされて当たり前と考える風潮は確かにあって、それがいけないわけじゃないけど、全てに優先されて指導がなされるべきと考えられるとちょっと問題があると思います。特に乳幼児期、それに加えて小学校低学年くらいまでは、指導が優先されすぎたり強すぎたりするのではなく、指導したいことを体験から学べるような場を設けることの方が優先されるべきだと思います。ナンセンスで無秩序な世界なんて絵本でしか体験できないわけだから、存分にナンセンスな世界を楽しむ時期を保証してあげたいと思います。

2018年9月22日

運動会

写真っておもしろいですね。どのシーンをどの角度から写すかによって、見え方が全く違ってきます。

この写真は何をしているところかわかりますか?



これは今日行われた運動会のある競技の様子です。撮影した写真を確認していて見つけました。

写真のことはおいといて、
子どもたちが日々の生活の中でどんな力をつけてきたか、その運動面の成長を見てもらういい運動会だったと思います。そして保護者だけでなく、地域の方や様々なつながりの方に来てもらえた、今までと少し違った感じの運動会だったようにも思っています。変化は続いています。

2018年9月21日

環境を通して

今日はW園で11月の研修会の打ち合わせをしてきました。

「環境を通して行う」という保育の基本を森のようちえん形式の中ではどのように実践しているのか。

それは園舎で行う保育とは違うのか?

共通点は何か?


そんなことを考える場にしたいと思っていて、予定通りなかなかおもしろい内容になりそうなので楽しみです。

2018年9月20日

ネットと紙

昨日は完成したばかりの広報誌を紹介しました。それとは全く違うものですが、子育て支援センターのイベントチラシも最近作成しました。ネットを活用したアピールと、紙を利用したアピール。この2つのバランスが取れた状態と目指していて、そのためにはどのような方法がいいのかを試しながら探っているところです。



ネットの即時性、拡散性にはもちろんかないませんが、紙を使ったアピールにはネットにはない深さがあると考えています。渡すだけでなくそこに言葉を添えるだけで、その紙がいろんな温度を持つと思っています。形だけ渡しているとただの冷たい紙ですが、ぜひ来てもらいたいと強く思いを込めた言葉を添えて渡すと、その思いが熱となって紙から伝わってくると思います。何の根拠もなくそんな気がするだけですが、そう思って取り組んだ方が楽しいと思いませんか?

2018年9月19日

ハナハナ No.39

広報誌が完成しました。



38号までは企画・編集・印刷の全てを内部で行っていましたが、39号は全ての段階でプロに関わってもらっての制作となりました。

今までは「興味のある人だけが花の村のことを知っている」という段階だったと思っていて、今後は興味を持ってくれる人の輪を広げていく段階に入ります。つまり興味のなかった人に興味を持ってもらおうという段階です。

広報誌を新しくしただけで変わるとは思っていません。でも今後の取り組みにジワジワ効果が出てくると思っています。というか、それを期待しています。

広報委員会のメンバーは新たな方向にスッと舵取りをし、スムーズに進めてくれました。そのことにまず感謝です。

表は花を育てておられる方のインタビュー記事です。その方の深い思いを感じることのできる内容になっています。裏に花の村が地域とどんな風につながっているのか、どれだけ支えてもらっているか、各事業所の取り組みの様子から感じてもらえる内容になっています。全ての事業所を取り上げることはできませんでしたが、今回載せられなかった事業所は次号以降で取り上げることになります。

法人事業の利用者、関係者には近々配布させてもらいます。各事業所には配布用が置いてあるので、読んでみたい方は声をかけてください。

2018年9月18日

タイプの違う人間

20年くらい前に一緒に仕事をしていた友人Mと会ってきました。結果を厳しく求められていた会社で、とにかくがむしゃらに働いていました。ただかなりのことは個々に任されていたため、おもしろさはありました。そのときに一緒になったのがMで、いかに楽しく売上を上げるか、いつもアイデアを出し合っていた記憶があります。

Mは私と正反対の性格で、とにかく行動の人です。考えているヒマがあったらとにかく動く、考えるよりも先に動く、そんな感じでした。なので問題を起こしてしまうこともありましたが、そんな時も自分が率先して責任をとろうとする、いいときも悪いときも前に立ってみんなを引っ張っていく、そんな人でした。私が悩みすぎてどう動けばいいかわからなくなっていると、背中をドンと押してくれるのがMでした。根拠なんて全くないはずなのに自信満々に行動している姿は、私が持っていないものでもあるし、私が最も身につけたいと思うものでもあり、その姿勢からたくさんの刺激を受けていました。

そんなMが今悩んでいました。後先考えずに行動することが悩みの原因らしいです。私の慎重すぎるくらい慎重なところが自分には少し必要で、そういうタイプの人に悩みを聞いてもらいたいと話していました。それを聞いていて、タイプの違う人間は必要なんだなと感じました。

私はMの行動力に刺激を受けたいと思っています。Mは慎重で考えすぎる私に相談したいと思ってくれています。同じタイプならおそらくこんな風には思わないはずです。互いの得意な部分が違って、弱い部分を補い合えるとすると、すごくいい協力の形だと思います。一緒に働いたのは数年間でしたが、そのときも刺激しあってたんだろうとあらためて思います。接点が少し増えてきたので、今後Mの相談に乗りながら、こちらは前に踏み出すための刺激をMからもらってやろう、そんなことを考えています。

2018年9月17日

福岡から

福岡県から29名の見学者が来られました。といっても休日だったため、あさりこども園、さくらこども園の施設環境の見学のみです。そこで子どもたちがどのように活動しているかも合わせて見てもらうのが一番いいんですが、各園いろんな事情があるため仕方ありません。今回は職員旅行で出雲大社や足立美術館へ行くことになっていたそうで、その途中での見学です。



見学時間は約30分。短い時間だったため、多くのことは伝えられませんでしたが、強く興味を持ってもらった部分に関してはある程度伝えられたと思います。関心を持ってくれたことに関して短時間で説明する。関心を持ったもらいたいことを短時間で伝える。そんな練習が必要だとあらためて思いました。時間があればもっと説明できたのに…ではいけません。時間がなくてもしっかりとポイントを伝えられる、時間があればたっぷり伝えられる、どちらもできて当然にならないといけません。

2018年9月16日

野草

「野草と暮らす365日」という本を紹介してもらいました。著者は野草研究家の山下智道さんです。

野草を生活や食に取り入れる具体的な方法が書かれていて参考になるし、何より野草に対しての向き合い方がすごいです。実際にお会いしたことはないのですが、関心の度合いが非常に高いのが伝わってきます。

この方に加わってもらって園庭の植栽計画を立てるとしたら…

この方と一緒に野草を食べるイベントを計画するとしたら…

そんなことを考えているだけでいろいろとアイデアが浮かんできます。




2018年9月15日

起点

「起点になろう」という記事を読みました。

今とはまったく違う世界がみたいなら、
どんな小さなことでもいい。自分が一番、興味のあることで、
とにかくまずは「起点」になろう。

よく考えたら自分が起点になったことってあんまりありません。起点になっている人のことを外側から眺めているだけ、それで自分も起点になったと勘違いしているだけ、というケースが多いです。

数少ない「起点」になったケースを思い出してみたんですが、確かにそこでの経験は他の経験とは別物でした。自分の自信にもなっているし、行動の幅を広げてくれました。

起点になるためにはまず動くこと。失敗するかもしれないけど、まずは動くこと。そうしなければ得られないものはとっても大きいので、とにかく動くこと。失敗を恐れて動くのをためらっていたことがあったんですが、気持ちを入れ替えて動き出しました。小さなことですが、起点になります。

2018年9月14日

いろんなスタンスがあっていい

ファンや会員、仲間を増やそうとするとき、ど真ん中にいるコアなメンバーがどんな姿勢でいるかが重要だと思っています。

スポーツなんかは典型的です。熱狂的なファンもいれば、ブームに乗っかったちょっとしたファンもいたりします。そこで熱狂的なファンが「ブームに乗っかってファンになるような人は本当のファンじゃない」と排除してしまうとどうなるでしょうか。ファンの総数を増やすことができず、最終的には支える人がいなくなってしまいます。ちょっと興味があって…くらいのファンを温かく迎え入れ、一緒になってひいきチームを応援する体制が出来れば、そこから新たなコアなファンが生まれることにもつながり、結果的にファン総数を底上げすることになると思います。そして総数が増えるだけでなく、ファンの文化もスポーツの文化もよりおもしろいものになるんじゃないでしょうか。

その理屈はどんな集団にもある意味では当てはまると思っていて、集団や組織が豊かなものになるかどうかはガチな人たちの姿勢にいるはずです。それぞれのスタンスで関わるのが自然な形であるはずのところに、自分たちと同じようにガチであることを求めたり、そこを目指さない人を排除したり、そんな場面に時々出くわしたりすることがあります。同じスタンスであることを求めていたらどんどん先細りになっていくだけなんですけどね。

ガチな人はガチを追求し、でもいろんなスタンスがあることを機嫌良く受け入れていれば、その輪はどんどん大きくなり、ガチから遠い人も自分のスタンスで自由に動き出し、結果的に強くておもしろい集団になると思います。周辺が充実してくることこそが大事だと思います。中心の人たちからするとおもしろくないことであったとしても、結果として自分たちの成し遂げたいことを周辺がサポートしてくれることになると思っているので。

2018年9月

【ひやりハット】
朝礼の場で相談役から「ひやりハットの記入」について話がありました。内容は「ひやりハットに書かれることは花の村の財産。それを元に日々改善していくことが目的。この出来事はひやりハットに書くかべきかどうかと判断に迷うことがあるかもしれないが、個人が書くべきだと思ったら書いてほしい。個々に判断基準を持ってほしい。」というものです。ひやりハットは書いた当事者を責めるものではありません。起きた出来事を整理し、同じことが起こらないよう対策を立て、そこから類推される他の事例についても改善を考えるきっかけにし、そしてそれらをスタッフ全員で共有するためのものです。そう理解したうえで「自分はどんな出来事からひやりハットに書くか」を改めて考えてみてください。

【アラームの感度】
何にひやりとするか、何にハッとするかは、出来事に対しての感度のレベルによって変わってきます。「大きな事故にはなってないけどそのままにしておくのは何となく気持ちが悪い」と、日々のちょっとした出来事に対して感じることは誰にでもあると思います。その時に「まあいいか」と自分の気持ちをしまい込んでしまうか、それとも「やはり放っておけない」とスタッフ間での話題として取り上げるかは、後に大きな違いになってきます。「まあいいか」と自分の気づきをしまい込むことを続けていると、事故や危険に気づく感度が下がってしまいます。大きな事故を起こさないための対応が明らかに遅れてしまいます。反対に、細かく反応する自分の感度を大切にして気づきを拾い続けていると、事故のもとに対しても気づきやすくなります。個々が持っている危険に気づくアラームの感度を高いレベルで保っておくことも意識してください。

【正直さ】
ひやりハットを書くときの大原則は、「起きた出来事を正直に」です。上にも書いているように、ひやりハットは当事者を責めるものではありません。とは言っても、そんなつもりがなくても、ちょっと自分寄りの解釈を加えて書いてしまったりするのが人間です。誰もが無意識にそのような書き方をしてしまう傾向があると認めたうえで、起きたことをできるだけ正直に、まっすぐに書くことを意識するようにしてください。正直でない記録があったとすると、そこから本当に有効な改善策が出てくるはずがありません。ひやりハットの記録に限らず、正直に行動する、正直に振り返る、正直に記録することを1つ1つ積み重ねていくことが花の村の仕事の基本です。利用者や子どもに対していい介護・保育・育成ができるよう、職員が良いチームを築いていけるよう、そして自分自身が気持ちよく仕事をしていけるよう、基本中の基本である「正直さ」が私たちの根っことして張り巡らされているかを常に確認していきましょう。

2018年9月13日

まずはやってみる

石見弁を活用すること。気にはなっていたけど使っていなかったネットプリントを試すこと。

来月コーヒーの淹れ方講座を開催する予定だったため、この2つをやってみるためにフライヤーを作ってみました。



A5サイズのフライヤーは石見弁ではないですが、それとは別に施設貼り出し用として石見弁バージョンを。といっても軽い石見弁だと思います。がらりと雰囲気が変わるので、あえてくだけた感じを出したいときはいいかもしれません。

ネットプリントは確かに便利でした。データを作ったらそれを入稿するだけ。サッと確認してサッと注文できました。仕上がりを確認してみないとなんとも言えませんが、今後頻繁に利用することになるかも。

やってみないとわからない。ほんとにそうですね。気になったら動いてみる。どんなに小さいことでもまずはやってみる。これを怠ってはいけませんね。

2018年9月12日

肥えた土

昨日、保護者が園庭の整備作業を行ってくれました。園庭の整備が行き届いていなかった部分を中心に、隅々まで丁寧にです。ほんとうに感謝しています。

整備をしてもらった箇所の中に、なかなか手をつけることができず荒れてしまっていた大きなコンポスト“もどき”がありました。草を入れるだけならよかったんですが、伸びすぎて切り落とした木の枝なんかも大量に突っ込んでいたため、ほとんどコンポストの機能を果たせない状態になっていました。それをきれいに片付けてもらったわけです。でも一応コンポストのような役割も果たしてくれてはいたので、その下の土は濃い色の柔らかいものになっていました。

あくる日(今日です)、想像通り子どもたちがその土を発見していました。栄養がありそうな土には幼虫や虫が隠れていることを知っているんでしょう。何かをジッと探している子もいましたし、何カ所も穴が掘られていました。



また、ままごとの材料にも使われていました。写真を撮り忘れてしまいましたが、あちこちでその土を使った料理が作られていました。

やっぱり園庭に養分の多い土があるのは大事です。虫が集まるだけでなく、植物も育ちます。時間をかけて土壌改良を行っていくことの重要性を再確認することができたので、ちょっとずつそのための取り組みを進めていくことにしました。何年かかるかわかりませんが、よく肥えた土がたくさんある園庭に変化させたいと思います。

2018年9月11日

季節の変化

今夜はサンマをいただきました。



すっかり秋ですね。食べ物で秋を感じるのはいいものです。季節の変化を食べ物が教えてくれています。

8月の初め頃、夜の空気が変わってきたなあと感じたのと同じくらいのタイミングで、トンボの群れを見かけるようになりました。後半になるとあちこちで飛んでいました。うるさかったセミの鳴き声も聞かなくなりました。虫たちも季節の変化を教えてくれています。

カレンダー等で変化を知ることもできますが、生活や体験から季節の変化を感じる楽しさを子どもたちに伝えたいと思っています。

2018年9月10日

ちょっとした出来事

今日のちょっとした出来事を。

午後からは会議があり、それが終わると別件で◯◯さんと待ち合わせをしていたので急いで待ち合わせ場所のカフェへ。◯◯さんはその後別の用事があるのであまり時間はないと聞いていたので、結構慌てて駆けつけました。

待ち合わせ場所について◯◯さんを発見。次の用事の準備なのか、PCを開いて真剣な表情で作業をしていました。

「遅くなりましたー」と近づくと、隣のテーブルには同じような表情でPCをカタカタ叩いている人が。

みんな忙しそうにしてるなあと思いながらその人の顔を見ると、ん?、誰かに似てる…、あっ△△さんだ!

◯◯さんの友達で、何度か会ったことのある、最近本を出された△△さんでした。

△△さんも一緒にいるとは思わなかったんで、あーお久しぶりですー!と軽く話をし、時間がなかったので荷物を置いてすぐにコーヒーを買いに行きました。

かなりおもしろい方たちどんな仕事をしているのか、どんな話が聞けるのか、そんなことを考えながらコーヒーを買ってテーブルへ戻ろうとすると、◯◯さんと△△さんの向かいに来たときにはいなかった男女が座っていました。

??と思いながら近づくと、その男性はなんと□□さん。この方も◯◯さんとのつながりで何度かお会いしたことがあり、石巻にいたと思ったら鹿児島へ移ったり、最近本を読んだタルマーリで修行をしていたと思ったら長野でドーナツ屋を開いていたりと、これまたおもしろい方。

なんと今日はお二人が婚姻届を持ってきており、◯◯さんと△△さんが証人としてサインをすることになっていたようです。

◯◯さんと仕事の話をするためにカフェに来ただけなのに、なぜか婚姻届の証人欄にサインするのを見届ける証人役をやることになりました。

ただそれだけのことなんですが、滅多に会うことのない方たちに一度に会い、しかもおめでたい話に混ぜてもらえたという、スリリングな展開の1時間でした。



2018年9月9日

敬老会

敬老会に来賓として参加してきました。こうした行事を継続させていくことの大切さ、大変さを考えながら、会を楽しませてもらいました。

アトラクションではさくらこども園の子どもたちの出番も。子どもたちが出てくるとみんながふっと笑顔になり、場の雰囲気がぱーっと明るくなる感じがします。もちろんそれまでも和やかな雰囲気なんですが、質の違う和やかさというか明るさというか、とにかく変化します。不思議なんですが、この変化はいつも感じることです。



これは子どもたちの存在が場に与える力の1つだと捉えるようにしています。コミュニティーは大人が動かしていかなければいけませんが、その構成者として子どもは欠かせない存在です。もっと意図的に子どもがコミュニティーに関わっていくようにすることが、過疎化、少子高齢化の地域ではますます重要になってくるんだと思います。

そんなことを考えながら、そんなことを忘れてみなさんの取り組みを楽しませてもらいながら、敬老会の場を過ごした日曜日でした。





2018年9月8日

悪いクセなんですが

今日はある研修会の企画会議に参加しました。そうすれば自分たちの思いを多くの人に届けることができるか、そんなことを参加した人がいろいろと意見を出され、それを聞いているだけも勉強になりました。

普段関わることのない人たちなので、発想がかなり違っています。その違いに触れているだけでも「おお、そんな考え方もあるのか」「そんな着眼点もあるのか」と、ちょっとしたことにも刺激を受けていました。

自分の悪いクセなんですが、そこで行われている話でおもしろいと感じたことが出てきたら、それを自分の仕事に応用できないだろうか、例えば○○に活用してみるとか…とその場の話から頭が離れていってしまうことがあります。しかもかなりの頻度でそうなってしまいます。そして今日も仕事の事ばかり考えてしまいました。アイデアが浮かんだのはよかったんですが、反省もしています。



①知ってはいたけど試してみようと思っていなかったことがあります。でも上手く活用できたら1つの武器になるかもしれません。さっそく取り入れてみることにします。

②石見弁の積極的な活用もありだと思います。ただの見出しの言葉も石見弁に変換することでニュアンスや受け取られ方はかなり変わる気がします。

まずはこの2つを試してみます。

2018年9月7日

こども園のスタッフとして

こども園のスタッフとして新しい人を募集するとしたら、どんな人を求めるかを考えていました。

絶対に求めたいこととして、

○こども園の理念を理解し、行動できること。
向かっているところが分かろうとしなければ始まりません。そして分かったとしても動こうとしなければ前には進めません。

○チームワークを大切にできること。
保育はチームで行います。個人を出さないようにして…ではなく、個を発揮した上でチームを活性化させるイメージは共有したいです。

○身の周りのことを面白がる好奇心。
子どもは周囲のことに関心を示し、それに積極的に関わっていきます。それを一緒に面白がったり、モデルとなるような好奇心を示したりすることで、子どもの好奇心はさらに高まります。

○子ども、保護者、同僚と真っ直ぐ向き合える素直さ、謙虚さ。
「真っ直ぐ」というのが抽象的でわかりにくいですが、そのまま見る、違いを認めるといった意味でしょうか。

○変化を楽しむ気持ち。
人は変化します。環境も変化します。社会も変化します。それに合わせて自分も変わらなければいけない場面はたくさんありますが、そこで躊躇するのではなく、むしろ面白がるくらいがいいかもしれません。



あるといいんだけど、なくても全然問題ないものとしては、

○保育スタッフとしての自信。
初めての環境、やったことがないことに向き合うことからのスタートです。自信がなくて当たり前です。成功したり失敗したりと経験を重ねることで自信をつけていってくれたらそれで十分です。

○ピアノのスキル。
音楽の楽しさはピアノ以外の楽器でも十分に味わうことができます。ピアノのスキルがあることはもちろん素晴らしいことだけど、ピアノが上手な人がいたり、ギターが上手な人がいたりと様々であることの方が、社会のあり方としても子どもに影響を与える大人のあり方としても、自然なんじゃないかと思っています。


他にも思いはあるんですが、まずはこんなところでしょうか。

2018年9月6日

法人内の研修

法人内で研修を行っています。法人の職員が講師となり、法人の職員に対して研修を行うスタイルです。この研修を実施するために、2名の職員に目的を説明し、内容を考えるところからほぼ全て任せることにしました。今日2回目の研修が実施されたんですが、1回目と同様に見事にやり切ってくれました。

結構雑な任せ方をしてしまって反省していたんですが、ちゃんと意図を理解してくれていて、しかも自分だけで構成していたらできなかった内容に仕上げてくれています。他人に任せた場合、自分が想定している枠を飛び越えた形に仕上げてくれることが多いので、こちらも勉強になります。この研修を続けていけばもっと面白い形になっていく予感もあります。

とりあえず2回実施してしばらくお休みを、と思っていたんですが、少し形を変えながら継続していく案が出ました。その話を嫌がることなく、むしろ当然そうすべきでしょ!くらいに構えてくれていることが心強いです。3回目以降がどうなっていくか、楽しみです。

2018年9月5日

乳幼児教育

11月に行われる島根県保育研究大会において、私たちの園のスタッフが研究発表を行います。テーマは『子ども集団から見える乳児期の育ち』です。

乳幼児期に子ども集団の体験をすることはとても大事だと考えていて、集団の中でどんな姿を見せているか、何を体験しているか、そこでの経験が3年後、4年後にどうつながっていくか、そんなことを追跡調査していることを発表することになります。

一般的に保育といわれているものの中には教育の要素がふんだんに入っています。といっても何かを教え込むような教育ではなく、子どもが持っている「自ら育つ力」を引き出していく教育です。私たちは便宜上それを乳幼児教育と呼んでいます。

昨日参加した幼児教育振興プログラム策定ワーキンググループの場でも、0歳からの教育が大事だと発言しました。乳幼児教育の意味について、県内でも理解が進んでいくことを期待してのことです。

どうしても教育といえば3歳以上の子、幼稚園に通い出すあたりからの話だと思われていると思いますが、実はそうではないこと。乳幼児期に必要なのは小学校以降の教育の先取りではないこと。そんなことをいろんな場で当たり前のように発言し、関心を持ってもらう流れができてくることを目指します。

2018年9月4日

島根県幼児教育振興プログラム

島根県幼児教育振興プログラム策定ワーキンググループに委員として参加をしてきました。このワーキンググループの目的は、島根らしい幼児教育のあり方を協議し「島根県幼児教育振興プログラム」を策定することです。今日はその最初の集まりでした。

島根らしい幼児教育のあり方とは?

これはかなり大きなテーマなので当然時間をかけて議論することなんでしょうが、大学の方、幼稚園の方、小学校の方、行政の方と様々な立場の方が委員として参加しておられるので、視野が狭くなる心配はいらないと思うので、思う存分自分の立場からの意見を言えると思っています。

まずは「0歳からの教育」を共通認識してもらえるようにすることが自分の役割と認識しています。幼児教育の中には乳児も入っているという前提ではあるようですが、一般的に幼児教育といえば3歳からのことと思う方がほとんどではないでしょうか。そうではないのであれば、「0歳から」ときちんと言葉にし、それを広く認識してもらいたいと思っています。

今回は「幼小連携・接続」「特別支援教育」「地域・家庭との連携」「質の向上(職員の資質向上も含む)」あたりがプログラムの中心になるだろうと意見がだいたいまとまった感じです。それをもとに今後も協議していくことになるようです。

プログラムのイメージはまだ見えていませんが、これからしっかりと関わっていくつもりです。

2018年9月3日

その場に身を置いて

毎年見るようになったこの光景。今月行われる運動会の内容について、そのコース上で、時には実際にやってみたりしながら確認&話し合いを行っています。



別に部屋の中で話し合いをしてもいいんですが、なぜか現地で行います。ちょっとしたことですが、実際にその場に身を置いて考えて初めて見えてくるものがあります。このときには大きな効果がなかったとしても、この動きが大事にされることで後の何か(かなり曖昧ですが)で役に立つ、なんてことは結構あると思っています。

2018年9月2日

SDGs

SDGsという言葉を教わりました。Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、エス・ディー・ジーズと読みます。世界が抱える問題を解決し持続可能な社会をつくるために、17の目標と169のターゲットが2015年9月の国連サミットで採択されました。

17の目標は以下の通り。

1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
6 安全な水とトイレをみんなに
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsの目標達成に向けて勝手に取り組むのは別に問題ないはずなので、ちょっと意識して今の事業の方向を考えてみようかと。

3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
11 住み続けられるまちづくりを




この4つは今の私たちの課題とも合致しているので、SDGsと結びつけながら取り組みを整理してみようと思います。

2018年9月1日

棚田見学は中止になったけど

職員研修と保護者講演会が終わりました。終了後は幕内先生と浜田市の棚田を見に行く予定でしたが、昨日の大雨の影響でその他諸々の予定が変更になったため、残念ながら棚田は諦めることになりました。

1年半前に来ていただいたときは邑南町の神谷の棚田を見に行きました。今回は浜田市の室谷の棚田を見に行く予定でした。子どもにはごはんが大事だと話されますが、その米文化がその土地にどのように根付いているかを水田を見て回ることで根本から把握しようとされます。食生活を考えるとき風土を無視することはできないため、その土地の歴史や地形、食生活を支えているスーパーやコンビニなどを時間をかけて調査されます。食事をしに行くとメニューを隅から隅まで眺め、どのような食の特徴があるか考えを巡らせます。しかも何度も何度も。変わった食べ物を見つけたら、おそらく本心から食べたいとは思っておられないでしょうが、実際に食べてそれがどのようなものかを確かめられます。

このような姿勢を見せてもらっているので、この方の食に関する考えは全面的に信用しようと思えます。飽くなき探求心に刺激をたくさん受けました。

2018年8月31日

子どもの食事

今日はF&H研究所の幕内秀夫先生に来ていただき、こども園の食事のあり方について学ぶ研修会を行いました。



幕内先生は、今の日本の子どもたちを取り巻く食の状況を全国各地の実態を調査した上で整理し、その上で課題を明らかにし、どのような食事が子どもに必要かを端的に話してくださる方です。

1940年代から1970年代にかけて日本社会はアメリカの影響を大きく受け、食文化も変化してきました。その変化がかなり浸透した頃に生まれた世代が今親となっています。日本の食文化、ごはんと味噌汁が中心の食事をあまり体験しておらず、パン食中心の食事やスナック菓子が中心だった親の割合が今後増えていくそうです。

ではそんな時代にこども園は何を考え何をすべきか。そんなことを学ばせてもらった研修会でした。

明日は保護者講演会を予定しています。保護者と一緒に子どもの食を考えたいと思います。

2018年8月30日

ゆっくりと

今日は他県から16名の見学者が来られました。抱えているいろんな悩みを聞いていると、10年前の自分たちのことを思い出します。

やりたいことはあるけどそれをみんなで共有するところまで持っていけない状態。でも相談できる人が近くにいない。自分たちの時は相談相手が東京にしかいませんでした。

そんな状況はなかなかしんどいものがあったので、県内や中国地方の方から相談を持ちかけられたら可能な限り協力しようと思っています。

今日は短い時間だったので十分に話はできませんでしたが、今回で関わりはお終いではないのでこれでいいんでしょう。こうやってゆっくりと関係を作っていこうと思います。



2018年8月29日

まず動いてみる

法人とは全く関係のない用事であるところへ行ってきました。



なかなかおもしろい体験をさせてもらったと思っていますが、事が動くかどうかはまた別の話です。まずは動いてみる。そして形にするために周りを動かしていく。これらは全く別の力やタイミングが必要だと思っています。



さて何が動き出すんでしょうか。



2018年8月28日

3万年前の航海



ホモ・サピエンスはアフリカ大陸から、どのように日本列島へたどり着いたのか。この謎を解き明かすため、祖先たちが挑戦したと思われる3万年前の航海を再現する試みが始まっている。

国立科学博物館の人類進化学者・海部陽介さんがおもしろいプロジェクトを進めておられるという話をラジオで知りました。

調べてみると、以前からかなり大がかりな動きが起こっているようです。

3万年前の航海 徹底再現プロジェクト



このプロジェクトが行っていることは壮大で非常に興味深いものなのですが、プロジェクトの進め方についてもラジオでは話しておられ、そのことにも興味を持ちました。

このプロジェクトの特徴は3つあると説明されていました。

1つ目は研究者だけが取り組むのではなく冒険家やカヌーなどのプロと一緒に取り組んでいること。古代の人のことは研究者の方が知っているが、実際に人力で航海するのは冒険家などの方が上なので、協力した方がいいでしょというのが理由だそうです。

2つ目は研究の過程を全てオープンにしていること。オープンにすることでいろんな人が興味を持ってくれるし、意外な質問が届いたりするので自分たちも勉強になるそうです。

3つ目は資金をクラウドファンディングで調達するなど民間の力を借りて運営していること。これも珍しいことだそうです。

他分野の専門家と協力して、オープンにという姿勢にひかれます。それがどれだけ大変か、そしてどれだけ得られるものが多いか、規模はかなり小さいですが体験を通して少しは知っています。

このような姿勢で進めておられる興味深いプロジェクトをしばらく追いかけてみることにします。

2018年8月27日

夏休み最終日

子どもたちの小学校は今日が夏休み最終日です。

今日は仕事から帰ってついさっきまで宿題の追い込みの手伝いをしていました。自分の仕事は何もできず、です。

まあそんな日もあります。

2018年8月26日

図書館

定期的に図書館に通っています。江津市の住民なのですが、隣の浜田市の図書館です。なぜ隣の市へ通っているかというと、図書館に求めていることがだいたい揃っているからというのが理由です。



最も気に入っているのが、浜田市内に複数ある図書館の蔵書も含めて全てネットで蔵書検索ができ、しかも予約までできてしまうところです。「あっ、この本読みたいな」と思ったらすぐに検索し、本が見つかれば予約をします。受取場所に本が届いたらメールで知らせてくれるので、それを待って取りに行けばいいだけです。これ、無駄がないのでとっても便利です。

そして学習室があるのも便利なところです。3時間まで予約できる席が32席あり、そこにこもって文書をつくったり課題をこなしたりすると非常にはかどります。電源もあるしフリーWi-Fiもあるしで、PCの作業なんかもサクサク進みます。

新聞や雑誌なんかも充実しているため、息抜きもできます。

頻繁に利用しながらいつも思うのは、なぜ江津市にこのような施設がないのかということです。浜田の図書館へ行く度に学生が利用しているのを見て、小さい子を連れて絵本に触れている姿を見て、こういう施設があることの重要性を感じています。とっても非効率だし収益なんかとは別のところで動いている施設だし、図書館を充実させるのは難しいことなのかもしれません。でも…と思ってしまいます。

子どもや若者のことを考えて、なんとかできないもんですかね。

2018年8月25日

わら草履づくりWS

保護者会が企画した「わら草履づくりWS」が開催されました。

地域のわら草履づくりの名人を2名お招きし、まずは作るところを見せてもらい、次に教えてもらいながら作っていく流れです。他の用事があったため少ししか見ることができませんでしたが、少し見ただけでもその技の凄さを感じました。



ランニングではもう何年もワラーチしか使っていないこともあって、わらじやサンダルのような履き物には興味があります。どこが足に干渉するか、履いたときの動きやすさはどうかといったことは、見ただけでなんとなく分かりますが、わらの感触だけは履かないと分かりません。実際に履いてみましたが、わらが馴染んできたら履き心地はかなりいいだろうと思いました。



こうした取り組みが保護者主体で行われることもすごいですし、地域の名人の存在を知ることもとても貴重な体験です。このようなWSが少しずつでも定着していけば、こども園はもっともっとおもしろい場所になるはずです。

次の展開にも期待しています。

2018年8月24日

小学生新聞



最近、私は、この種の、社会の成り立ちの根本にかかわるニュースは、いっそ小学生新聞で読むのが適切なのではないかと思い始めている。

コラム『小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」~世間に転がる意味不明 』の中でそのように書かれていました。

取り上げられていたのは次の記事です。

社会 障害者雇用の水増し 自治体でも

確かに大事なことがわかりやすい言葉でシンプルに書かれています。

この記事なんかもそう。

社会 東京医科大学 女子の合格減らして男子を優先

詳しく書くために言葉を多用してしまっているからか、はっきりとは言い切れない事情があるからなのか、通常の新聞は核心部分に至るまでの過程が長かったり、核心に迫ったかと思えばそこから遠ざかってみたりと、なんだかややこしいことになっている気さえしてきます。

小学生新聞も侮れません。

2018年8月23日

フィンランドのSISU(シス)と日本の根性論の違い

フィンランドにも根性論のようなものがあるのか!と、驚きながら記事を読みました。それは「SISU(シス)」という言葉らしいのですが、読んでいて全然違っていることを知りました。

フィンランドにも「根性論」があった。世界一幸せな国で「頑張る」ことの意味とは

シスには、1つだけ条件があります。他人に頼ってもいい頃合いを知っている人だけが、この頑張りができると考えられています。自分で諦められるレベルをきちんと設定できることが大切なんです。

記事にも書かれているように、他人に頼ってもいいし、そのラインを自分で設定することがポイントのようです。これ、すごく大事なことだと思います。すべて一人でやることがよしとされていたり、どこまでやるかを実は他人が設定したものだったり、そんなことが周囲にはたくさん見られます。自分自身もその判断で動いているところもあったりします。本人も誇りに思い、周りもそれを認める「SISU」の考え方は、もっと大事にされないといけないですね。

家事

今日の『折々のことば』より
家事は、あなたと家族が快適に暮らしていくための手段であって、けっしてあなたの生涯の目的ではないのです
犬養智子


鷲田さんのことば
運動靴は洗濯機で洗うとか、料理は近所の友人と分けて作るとか、上手に家事を「サボる」400の驚きの提案がなされるが、じつは合理的なものばかり。手抜きと、外の世界への関心と、身近な人への愛は同時に成り立つと、評論家は語る。家事は大切なことだからこそみなで協力しあってと。50年前に刊行された『家事秘訣(ひけつ)集』から。(鷲田清一)

50年前から言われているのに、理解はまだまだ進んでいないように思います。なぜなんでしょう?家事は社会全体が考えなければいけないことのはずなんですけどね。

2018年8月22日

金足農業高校準優勝の記事

日本農業新聞にハマっています。

今日の一面トップは金足農業高校の準優勝の記事。

「金農よくやった 準優勝 大阪桐蔭に2―13 農で培った底力発揮」



準優勝校がトップというのに驚きました。しかも号外も出たとのこと。農業高校なのでおかしなことではないんでしょうが、それにしてもビックリしました。

この新聞はいつも淡々と農業問題を発信しています。大きな不正事件が発覚しても、中心になる記事は農業関係のものです。その事件に触れるとしても、農業の観点からだったりします。

農業から軸足をぶらさない姿勢がすごく気に入ってます。他の新聞が取り上げていることに触れたい思いもあるでしょうす。でもそれをしないところがこの新聞の価値だと思っています。「あれこれ」ではなく「何かに絞る」ことは、それだけで魅力になり得えます。

2018年8月21日

完成間近

広報誌が完成に近づいてきました。相変わらず笑い声の絶えない会議です。

この雰囲気が続き、メンバーが変わっても受け継がれていけば、おそらく興味を持ってもらえる広報誌を作り続けることができるでしょう。

根拠はないけどそう思っています。



2018年8月20日

移動中の悩み

通勤時も施設間の移動も車を利用しています。毎日1時間30分は車に乗っていると思います。この時間に考え事をしたりするんですが、それ以外に音声データを聞くようにしています。ラジオ番組はポッドキャストで聞くことができますし、対談なんかの音源も購入することができます。この人の考え方を学びたいなーと思ったら音源を探します。新聞を読む時間がないのでニュースはポッドキャストで聴いています。宗教学の講座を聴いたりもします。そればかりだと疲れてしまうので、ゆるーいラジオもポッドキャストで聴きます。最近は映画の紹介番組やラグビーの番組にも手を出し始めました。

そんな感じで運転中にヒマになったことはありません。最近は聞きたいものの方が多すぎて運転時間だけでは足りなくなってきています。そんな時は遠出をするときに一気に聴いたりするんですが、ちょっと忙しいです。ヒマな時間を埋めることで始めただけで、忙しくしようとしたわけではないので、ちょっと困っています。自分で調整すればいいだけなんですけどね。

ちなみにラグビーの番組はオススメです。ラグビー好きでサンドウィッチマン好きならハマること間違いなしです。

サンドウィッチマンのWe Love Rugby

2018年8月19日

巻き込む

大埜地の集合住宅の記事の続きです。

大埜地の集合住宅・その2

高校生が近くの山で採った種で苗を育てて、住宅地の植栽工事の一部を担当する取り組みが紹介されています。

新たな取り組みをする際、何をするかはもちろん大事ですが、誰を巻き込むか(巻き込む人がいるかどうか)が実は重要なんじゃないか?と最近考えていました。まさにそのことが行われている例です。

しっかりとしたコンセプトがあること、そして一見無関係と思えるけど実は関係があるという人を見つけること、さらにその人たちをうまく巻き込むこと。このあたりがポイントでしょうか。

体験イベントとか

先月子どもたちが出西窯の陶芸教室に参加し茶碗やお皿を作っていて、それが焼き上がったようなので取りに行ってきました。

ここに行ってすることは毎回ほぼ同じで、1階と2階の器を眺めて気に入ったものがあれば購入、なければ眺めるだけで終了です。今回は器を受け取ることが目的だったので何も購入しませんでしたが、ここのゆったりとした空気は心地いいのでブラブラしているだけで満たされた気持ちになります。淡々と素敵な焼き物を焼き続けている窯の雰囲気が伝わってくるし、カフェがあったりして「ゆっくり見ていってください」と建物全体が語りかけてくるような感じさえします。

今回は隣の工房も覗いてきました。仕事場を見るのは楽しく、置かれている道具や登り窯などをワクワクしながら見させてもらいました。





見学しながら考えたのは、このワクワクはこども園の子どもたちにも、そしてその保護者にも体験させてあげたいということ。



様々な体験の場をこども園がプロデュースすること良さを、くらき永田保育園の園長先生から教わりました。出西窯が行っていた手作り教室のように、器が出来るまでの工程を体験しながら知るのは楽しいし、働く人の姿や仕事場を見ることも勉強になります。こども園の子どもたちにはこういう体験をたくさんさせてあげたいと思っているんですが、子どもたちだけでなく保護者も一緒に体験できる場を作ることも、しかもそれを地元で様々な体験ができるようにすることも必要かもしれません。地域の特色を生かした体験イベントの企画を考えてみることにします。

2018年8月18日

学びの多い2日間でした

江津市保育研究会が主催するキャリアアップ研修「乳児保育」の2回目が終了しました。



今回の講師は横浜にある「くらき永田保育園」園長の鈴木八朗先生です。乳児の発達を細かく捉え、その発達を促すための保育方法を細かく作り上げてこられた方で、その点で今回の講師のお願いをしたわけですが、個人的にはこの方の行動に非常に興味を持っており、そのことについてお話を聞かせてもらえる機会でもあったため、とても楽しみにしていました。昨日の15時に江津入りされてから21時まで、そして今日の研修終了後から出雲空港へお送りする約2時間、様々なお話をさせてもらいました。

私が興味を持っているのが、この八朗先生が異業種の方を保育に引き込む力、そしてその方々を保護者や地域とつないでしまう力、その方の仕事の素晴らしさを見事に発信し広めてしまう力、そんなところです。あらゆるものに強い関心を示され、おもしろそうなものがあればすぐに保育に取り入れようとされる行動力や発想の柔軟さは学ぶところがたくさんあります。私たちの園庭や取り組みに対して、自分だったらこんなことをやってみると具体的に話してくださったことがたくさんありました。どれも実行可能なことだったのでさっそく取り組み始めることにします。

今後もこのご縁を大切にしていきたいと思っています。学びの多い2日間でした。

2018年8月17日

子どもが安心して遊べる空間

大埜地の集合住宅の記事を読みました。

大埜地の集合住宅・その1

へー!と思わされることが多く、いろいろと考えさせられました。

これは都市部と違い車社会で、どの家もほぼ2台以上の車を持つ中山間地では「信じられない」と叱られそうな仕様だけど、町は「子どもが安心して遊べる空間」を優先した。

すごくいい発想ですよね。田舎に住んでいるので駐車場の場所についてはよく分かります。だからこそこの発想に驚かされました。

また、同じような考えで作られているアメリカのデイビス市の「ミュアコモンズ」もそう。

道路向かい側の典型的なアメリカの戸建て住宅には、一戸づつガレージが付いていて、前庭があり、独立したバックヤードがある。それが悪いわけではないけれど、ミュアコモンズは車より子どもに空間を明け渡し、あと住民同士の何気ない接点が生じやすいプランを選択しているわけだ。

施設を作る際にも参考になる考え方です。デイビス市は無理でも大埜地は見に行ってその空間を体感したいです。

2018年8月16日

パレードに参加

今年も江の川祭のパレードに参加してきました。地域とともにあることを目指している法人として、江津市の祭りを少しでも盛り上げるために協力をしたいという思いです。

数十分のことではありますが、パレードをしている最中に参加していることの意味をあれこれ考えていました。何かを考えついたわけではありませんが、来年もその先も参加することだけは決めました。



2018年8月15日

あるお宅を訪問した際、今年は雨が非常に少ないために作物が枯れかけていて困っているという話になりました。その方は「この時期にはザーッと雨が降ることが多いのに…」とも話されたんですが、そうだったかな?と過去のこの時期のことを思い出そうとしたんですが全く思い出せません。よく降っていたような、降っていなかったような、曖昧な記憶しかないことに気づかされました。

その方はこんな話をされました。

「昔コシヒカリを作っていたんだけど、8月の終わり頃の稲刈り時期に向けて盆頃には穂が頭を下げ始めていた。そんな時に雨が降るもんだから稲が寝てしまって刈るのが大変だった。もう少し雨が待ってくれたら刈るのが楽なのに…と思っていたので、この時期の雨のことはよく覚えている。」

雨の研究をしているような人でなければ、特定の時期に雨が多いとか少ないとか、なかなか覚えていられるものではないと思います。この方のように農作業とセットになっていたり、自然と関わるルーティーンのような体験とセットになっていると、それに関係する天気などの情報も身体に染み込むように記憶されていくんでしょう。

インターネット上では過去の天気の記録を見ることもできるようになっています。でもこの方のような記憶の方が広がりがあるし、きっと役に立つ度合いも高いんでしょう。そして経験からの独自の予測なんかも立てられたりしてより活用できる情報になると思います。

土に触れること、何かを育てることを通じて、定期的に自然と触れ合うことはいろんな意味で大切です。

2018年8月

【研究発表】
11月には出雲市で島根県保育研究大会が開催されます。その大会であさりこども園のOさん、さくらこども園のOさんが研究発表を行うことになっています。乳児期に子ども同士が関わり合う体験をすることがいかに大切か、両園での子どもの様子を見てもらいながらの発表になるようです。子どもたちの姿を記録し続け、参加者に伝わりやすいような発表にするために話し合いを重ねてくれています。時間も労力もかかることを粘り強く続けてくれていること、発表には直接関わらない職員も記録等の協力をしてくれていることを嬉しく思います。

【再点検】
こうした研究発表を両こども園の職員は何度も受けてくれています。そして、研究発表の経験から得られるものは非常に大きいと受け止めてくれていると思っています。研究テーマや研究方法を考えるとき、より伝わりやすい発表内容にしようと考えるとき、子どもの育ちや日々行っていることを再点検し整理することが必要ですし、その過程でたくさんの課題に気づかされます。そして自分たちの強みを改めて確認することもできます。子どものこと、利用者のことをどこまで深く考えられるかを追求している福祉施設であれば、研究発表のような機会を積極的に活用していくことも必要だと思っています。介護分野でも育成分野でも、研究発表や実践発表のチャンスがあれば、迷いがあったとしてもまず手を挙げることをオススメします。得られるものが多いのは発表を聞く側ではなく、間違いなく発表する側です。

【外部の目】
事業を再点検するためには、監査等の公的な目に入ってもらうこと以外に、外部の方に見てもらう機会を積極的に増やすことも必要だと思っています。今年度から両こども園に見学や研修、ボランティアなどで来られる方を集計し始めました。両園の合計ですが、4月から66名の方が来られています。年末までにあと約80名の方が来られることも決まっています。来られた方を案内したり質問に答えたりする時間を設けるようにしていて、それをいろんな職員が担当してくれているのですが、そのためには園のことや保育のことを整理して理解しておく準備が必要です。この準備の作業が一番の学びになります。こうした学びの機会が継続して得られるよう、オープンな姿勢であり続けることをより強く意識していきましょう。

【ニューバージョン】
最後に1つお知らせを。広報委員の方々が「はなはな新聞」のニューバージョン作りを進めてくれています。9月後半発行予定ですので、みなさん楽しみにしていてください。

2018年8月14日

盆踊り

近くの地域の物故者追悼法要に行ってきました。道路の真ん中に建てられたやぐらの上で読経するという、なかなか体験することのできない法要の形です。

この法要が終わった後、盆踊りが行われます。



昔は夜通し行われるだけでなく、次の日の夜も行われるほどの人気行事だったそうですが、時代は変わって盆踊りに集まる人は減ったそうです。

そんな状況のなか、この文化を途絶えさせてはいけないと地域の方が動き出し、盆踊りの口説きをしてくれる後継者を育てる取り組みなんかも始まったそうです。今年は後継者も含めて8名で口説きをされるとのこと。「それでもいろいろ大変なことはあってね」と話してくれた人もいましたが、でも何となく嬉しそうな表情だったのが印象的でした。

小さくなってきた地域にはこうした伝統行事にまつわる課題はたくさんあります。昔はよかったと嘆くだけでなく、この地域のようにできることからやっていく、いろんな世代の人を巻き込んでいく、そんな取り組みには楽しさがあり、それだけでも価値があるんだろうと感じました。



追記
右側に15個の提灯が飾られていますが、これは昨年のお盆以降に亡くなられた方の家の名が書かれているものです。本来は黒字のものをそれぞれの家で作っていて、それをこの日のために集めて回って飾るとのこと。でも提灯を用意する習慣がなくなってきてるため、地域の祭りで使用する赤で書かれたものも使用してようやく物故者の数だけ用意できているのが現状だとのことです。地域の行事の文化だけでなく、家庭の文化も大きく変わってきているようです。