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2016年4月12日

食も保育

食を通して成長につながる体験をしていくことも大切なこと。栄養を摂ることだけが食事の目的ではありません。食も保育の1つです。ということで、食に対する考え方を保育を行う上で大切にしている10ヶ条に当てはめてみました。個人的には9条がもっと保育の世界で一般的になってくればいいなと思っています。子どもたちに対して保育者自身をきちんと見せていくことは、社会を学ぶために大切なことだと思っているので。


1.子どもが自発的、意欲的に関われるような環境の構成と、そこにおける子どもの主体的な活動を大切にすること。




2.子ども一人一人の発達について理解し、一人一人の特性に応じ、発達の課題に配慮して保育すること。




3.子どもは、多様な大人、子ども同士の体験から、社会を学んでいくこと。




4.保育者は、子どもが自発的、主体的、多様な人との関係の中で活動するために、いつでも駆け込める愛着(見守る)という存在でいること。




5.子ども同士の中で刺激しあうということから、様々な年齢とのかかわりを保障すること。(見て、真似して、関わって、教わって、教えて、一緒にやって)




6.子どもは、職員のチームによって、多様な社会とのかかわりを学習すること。




7.子どもを、男女、しょうがい、年齢による刷り込みを持たないこと。




8.子どもが自立をしていくこと、自己の意思を表明しようとすることを保育者は妨げてはならない。




9.保育者は、子どもに奉仕をしたり、世話をする人ではなく、一人の人格を持った人として子どもと共に生活すること。




10.乳幼児基本法(教育法)に則った保育を展開しなければならない。

2014年8月25日

6つの提案




久しぶりに幕内秀夫先生の研修会「じょうぶな子どもを作る基本食」に参加してきました。
「子どもの食事は主食をごはんにしよう」
このことをずっと提案されています。そして少しずつ周りが動き出しています。新潟県三条市は完全米飯給食に変わりました。この変化はあちこちに影響を与え、そして完全米飯給食へと動き出した自治体が増えてきているそうです。そしていよいよ「学校給食と子どもの健康を考える会・島根支部」が発足するかも、という話まで出てきています。今後の動きが楽しみです。

その幕内先生がいつも言われている「6つの提案」の資料を久しぶりに読ませてもらいました。大事なことが書かれているので、ここにも載せておきます。「6つの提案」といいながら項目は10あります。でも大事なのは①〜⑥。7以降は⑥までできてから。①から順に見直してみることをオススメします。



子どもの食生活 6つの提案  フーズ&ヘルス研究所 幕内秀夫


食生活は家を建てることと同じです。家には土台や柱があり、ジュータンやカーテンもあります。どれもが大切ですが、予算や手間には限界があります。だとすれば、土台や柱には手間もお金もかけ、装飾品は手を抜くのが現実だと思います。土台さえじょうぶにできていれば、地震や台風で倒れることはありません。食生活もそれと同じです。以下の「提案」は、土台から順に並べてあります。6つまでが見直せたら、充分です!優先順位をまちがわないようにして参考にしてください。


①しっかり、外遊びをさせましょう
「空腹」は最大のごちそうです。しっかり遊んだ子どもは、胃袋で食べるのであっさりした食事でも満足します。遊ばないと、「目」で食べるようになり、手の込んだ料理でないと満足しなくなってしまいます。きちんと遊ばせるだけで、食事はかなり良くなります。


②子どものための食事は作らない
お子さんだけの食事を作ることはやめましょう。大人の食事では食べられない料理もあるかもしれません。それは、たいがい子どもが食べる必要のない料理です。ごはんでお腹一杯にしてあげれば充分です。子どもの喜ぶものを考えると、必ず砂糖と油脂類だらけの「お子様ランチ」に近づくだけです。


③子どもの飲み物は 水・麦茶・ほうじ茶
成長期の子どもは、代謝が激しい(水分の入れ替えが大きい)ため、水分欲求が大きいのが特徴です。したがって、飲み物の選択はもっとも大切になります。飲み物は水分を補給するものであって、熱量(カロリー)をとるものではありません。飲み物で熱量をとってしまうと、きちんと食事をしなくなってしまいます。飲み物は、熱量のない水、麦茶、ほうじ茶などにしましょう。


④朝ごはんをしっかり食べさせる
朝食は「ごはんとみそ汁」を食べさせてください。忙しい場合は、前夜のごはんとみそ汁を温め直せば充分です。副食は焼きのり、納豆、佃煮、梅干し、ふりかけなど常備食を利用しましょう。食事を作る時間、食べる時間がないときはパンも仕方ありません。食べさせないよりはいいでしょう。ただし、パンはお菓子を食べさせているようなものです。常食は好ましくありません。


⑤子どものおやつは食事
子どものおやつは、4回目の食事です。ただし、4回も食事を作るのが大変ですから簡単な食事と考えましょう。おにぎりやのり巻きなどがベスト。あるいは、うどん、そば、さつまいも、トウモロコシ、せんべいなど「穀類」、「いも類」を中心にしましょう。砂糖の入ったお菓子や油脂類の多いお菓子は極力ひかえたいものです。スナック菓子は買わないようにしたいものです。


⑥カタカナ主食は日曜日
ラーメン、パン、シリアル、パスタ、ピザ、ハンバーガー、焼きそば、お好み焼きなど「油型」の主食は週に2、3回までにしてください。カタカナ主食は副食もよくなりません。


7.副食は季節の野菜、いも類、海草類を中心に
野菜料理は、煮物、和え物、お浸しなど油の少ないものを中心にしましょう。お子さんが食べられない料理になっても気にすることはありません。親が美味しそうに食べていれば、必ず食べるようになります。

8.動物性食品は魚介類を中心にする
肉や食肉加工品、乳製品などは多くならないようにしましょう。

9.米は未精製のものを食べたい
可能であれば、米は未精製の「ご飯」を常食したいものです。一番のおすすめは5分づき米です。栄養素は充分に残っているにも関わらず、比較的白く、一般の電気炊飯器で炊くことができます。あるいは、7分づき米や胚芽米などもいいでしょう。いずれにしても、家族全員が食べられるものにしたいものです。

10.食品の安全性にも配慮する
無理のない範囲で、食品添加物、農薬、ポストハーベスト農薬などに配慮したいものです。あくまでも、9番目までを見直してから検討しましょう。



子どものおやつは4回目の「食事」

・おすすめ→ おにぎり、水、麦茶、ほうじ茶、もち、うどん、そば、さつまいも、じゃがいも、トウモロコシ

・ややおすすめ→ せんべい(塩味、しょうゆ味)、栗、甘栗、くるみ、いり豆、ぎんなん、松の実、じゃこ

・たまには→ 季節のくだもの、ドライフルーツ、緑茶

・まれにしましょう→ 和菓子(まんじゅう、団子、アメ、ガムなど)

・特別な日のお楽しみ→ 洋菓子(ケーキ、クッキー、アイスクリームなど)、せんべい(揚げ)、牛乳

・買わないようにしましよう→ スナック菓子、清涼飲料水、炭酸飲料水、乳酸菌飲料、スポーツ飲料



♥お母さんへの内緒話♥
アルコールとタバコをやらないお母さん(お父さん)は、甘いお菓子が恋人になっている場合があります。そのような方は、パン(砂糖)も大好きなことが多いでしょう。それらを食べると、ほっとしたり、幸せを感じたり、精神的に安定することもあるかもしれません。まさに、大人にとっては、家庭平和な「精神安定剤」ということができるかもしれません。大人には、そういうものも必要なのかもしれません。
子どもは本能的に、甘い物が大好きです。それは悪いことではありません。したがって、トウモロコシやさつまいもなども大好きです。ただし、お母さんの精神安定剤になっているのは、甘い物ではなく「砂糖」の入った菓子類です。子どもの好む甘い物と、お母さんの精神安定剤は別物です。そこをまちがわないようにしたいものです。お菓子を食べる際は、子どもに見つからないように、子どもが寝てからにしましょうね。


幕内先生のブログ『幕内秀夫の食生活日記』

2014年7月17日

山陰中央新報のコラム

山陰中央新報に興味深いコラムが載っていました。
おもしろい流れを生み出しそうなので、記録用として載せておくことに。


2014年7月14日(月)山陰中央新報 明窓

給食にご飯が出るようになったのは、35年くらい前の小学校高学年のころだっただろうか。
パンのときと同じく牛乳がついてくるのを変に思った記憶がある。
家ではなかった組み合わせだったからだ。
結局、どちらも美味しく食べ、飲んでいたが。

新潟県三条市が今年12月から4カ月間、市立小中学校の給食で牛乳を出さないことを決めた。
同市は完全米飯給食で「ご飯に牛乳が合わない」との意見を取り入れたそうだ。
成長に必要なカルシウムが不足するとの声もあり、賛否は分かれている。

以前、食育連載の取材で島根県内の学校給食を見て回った。
「合わない」と思う献立はあった。
あるところは週1回のめんの日に多くの場合、ミニパンをつけた。
主食を補うためだが、きつねうどんにココアクリームパンという組み合わせには、
決して模範的と言えない食生活の筆者も正直、驚いた。

献立を考える人のセンスはあるかもしれない。
が、定められた栄養を満たしつつ、児童生徒が残さないように食べる楽しみを工夫。
地産地消や、つながりのある業者を大切にしたいという事情を抱え、
日々の献立を考える苦労は想像できる。

家によって受け止め方も違うだろう。
食生活にこだわる家庭から見れば「ありえない献立」の給食も、
無頓着な家庭には「唯一のまともな食事」であったりする。

各家庭には学校から献立表が届く。
ホームページに毎食の画像を掲載する給食センターもある。
子どもたちがどんな給食を食べているか、目を向けたい。