2008年12月18日

No.75 なかよし会とキャンドルナイト

明日19日(金)になかよし会を行います。今年のなかよし会はK保育士が中心になって計画が進められてきました。今回のテーマは"五感"で、その五感をそれぞれに刺激するコーナーを用意します。以前「五感を使った遊び」をぞう組さんが体験してきたことを書きましたが、そのときにもらったヒントが今回のなかよし会に生かされることになりました。

普段私たちは五感を特別に意識することはあまりないと思いますが、何気なく行っている日常の動作に五感はフルに使われています。この五感を1つずつ取り上げて子どもたちに体験させることにはいろんな意味があります。1つは以前も書いたように脳が刺激されるということがあります。「聞く」「触る」「臭いをかぐ」という動作をする度に、脳の働きが強化されることが分かってきています。またそれ以外に記憶にも関係してきます。目で見たり耳で聞いたりするだけなく、実際に触ってみたり、臭いをかいでみたり、味わってみたりすることで、その行動がより脳に意識され記憶にも残りやすくなります。そこから関心が深まり、さらに次の興味・関心へと広がっていくことにもなる、とても大切なことだと思っています。

そして夕方には今年で2回目のキャンドルナイトです。今回のキャンドルナイトの内容はぞう組さんが考えてくれました。どのような内容をどのように行うかを、自分たちで意見を出し合いみんなでまとめ、準備までやってくれました。しかも「積極的に」です。このように子どもたちが自らやろうとする意欲は、行事の意味を大きなものにしてくれます。『自分で考え、自分で決めて、それに取り組む』体験を繰り返すことで、子どもたちは自分のしたことに責任を持つことも学んでいきます。本で学ぶのでも、大人が言って聞かせることで学ぶのでもなく、やはり大切なのはこうした主体的に取り組む体験の積み重ねです。ぞう組さんの取り組みを見ていて、行事の大切さをあらためて感じました。また、ぞう組さんの姿勢は、他の子にもしっかり伝わるだろうと思っています。

明日のなかよし会とキャンドルナイト。この2つの行事を通して子どもたちがどんなことを体験し感じたか、いろいろと聞いてみてください。

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