2010年12月17日

No.173 たき火 はじめました

10月のことになりますが、保護者のOさんに協力をしてもらい、薪にするための木をたくさん用意しました。かなり太い木もあったので子どもたちの前で薪割りもして、かなりの量の薪が用意できました。その薪は、枕木のベンチのある場所で、たき火として大活躍しています。雨の日や風の強い日はできないので、頻繁にというわけにはいかないのが現状ですが、できるだけ子どもたちがたき火を楽しむ機会を多くつくりたいと思っています。

寒い時期になってくると、どうしても園舎内で遊ぶ子が増えてきます。外で遊んでいた子も途中で中に入ってくる、ということも増えてきます。それは仕方のないことではありますが、やはり寒さも十分に感じてもらいたいと思います。園便りにも書きましたが、寒さに強い身体を作ってくれるのは寒さです。暑い・寒いといった自然の中に身を置いてこそ身につくものがあって、しかもそれを子ども時代に体験しておくことが重要だと考えているからです。だからといって、無理やり外に追い出すようなことはしません。自分から「外で遊びたい」と思うことがまずは大事なので、そのための仕掛け(園庭環境の充実)をあれこれと行っているというわけです。たき火もその仕掛けの1つです。

子どもたちは様々なものに強い関心を持つ時期です。 だからこそこの時期に、火を扱う上での注意点や、暖かさ・素晴らしさといったことも丁寧に伝えていきたいと思っています。また、ちょっと寒くなった子がたき火にあたりに来て、暖まったらまた遊びに戻っていく、そんな場にもなればと思っています。そしてたき火といえば何といっても“焼き芋”。焼き芋は何度も作りましたし、畑でとれたブロッコリーをすぐにゆでて食べる、ということもやってみました。たき火があることで活動の幅がずいぶん広がることを発見したところです。

というわけで、もっとたき火をしていきたいのですが、 園庭に吹く海からの強い風のせいであきらめることがたびたびあります。「木をたくさん植えることで風を少しはおさえることができる」と教わったので、高さを利用し遊びを立体的に展開できるメリットも考え、いろんな木をあちこちに植えることを検討中です。そんな感じで園庭の仕掛け作りはまだまだ続いていきます。 今、お集まりではたき火の歌が歌われています。歌に描かれている風景と、自分の体験を重ねることができるのも、実は大切なことなんですよね。

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