2008年3月7日

No.35 3月になりました

3月になりました。早いもので、もう年度末です。今年になってから始まった新しいクラスに向けた生活(本当にゆるやかな移行)も終盤に差しかかり、子どもたちもずいぶん今の生活に慣れてきたように感じます。職員も、試行錯誤の連続ではありますが、少しずつこの移行の保育の手順を進化させてきています。残り1ヶ月、検証を重ねながら丁寧に移行を進めていこうと思っています。

2月の終わりに園舎内の模様替えを行いました。子育て支援の部屋を遊戯室に移動し、空いた部屋を3,4,5歳児(今は2歳児も一緒に生活しています)の保育室に変えました。それに伴い「積み木コーナー」「不思議コーナー」「ゲームコーナー」を移動し、「製作コーナー」「絵本コーナー」を広げました。今までは年度が変わる3月末頃に一斉に模様替えを行っていましたが、今年度はその時期にはほとんど変えない予定でいます。新年度になって集団が変わり生活環境まで変わることは子どもの不安が大きくなると考えるからです。4月になって新しい集団での生活が落ち着いてきた頃、その集団の形が見えてきた頃から、子どもたちに合わせて変化を検討していこうと考えています。

また、0,1歳児の保育室も模様替えの計画が出来上がり、少しずつ部屋の様子が変わってきています。3,4,5歳児の保育室に比べるとそんなに大きな変化ではありませんが、子どもたちにとっては意味のある変化になっているという実感があります。変わることで落ち着きがなくなるのではなく、逆に遊びなどに集中できている姿を見ることができるからです。子どもたちの成長があるのはもちろんですが、ここにたどり着くまでの職員の丁寧な観察・検証はしっかりと生かされています。

家具類や生活環境だけでなく、遊び・食事・生活の中でのルール・子ども同士の関わり方・保育者と子どもの関わり方などについても、連日のように振り返りが行われ課題があがってきています。まだまだ課題が多いのが現状ですが、頭を悩ませながらも課題解決には前向きに、意欲的に取り組んでいこうと思います。

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