2008年11月21日

No.71 役員さんから子どもたちへのメッセージ

あと1週間で発表会です。今年の発表会のテーマは『のびのび発表会』。子どもたちが表現活動をのびのびと主体的に取り組んで楽しめる、そんな発表会の活動になるようにと、職員は工夫をしながら子どもたちと向き合っています。発表の内容や見どころは後日お知らせしますので、ここでは役員さんの出し物の紹介をさせてもらいます。

今年も役員さんによる出し物(寸劇とダンス)があります。選んだ曲は『ぼよよん行進曲』。じっくりと聞いてみるとなかなかいい歌詞なので、その一部を紹介しながら、この出し物の私なりの解釈を書いてみます。

『どんな大変なことが起きたって 君の足のその下には
とてもとても丈夫な「ばね」がついてるんだぜ
押しつぶされそうな そんな時だって
ぐっ!とひざ小僧に勇気をため 「いまだ!スタンバイ!オーケー!」
その時を待つのさ』


子どもの世界も大人の世界と同じで、日々の生活や周りの人との関係の中で、常にいろんなことが起こります。それは決して嬉しいことだけでなく、悲しいことやしんどいことも当然あります。そのときに子どもたちが感じる"葛藤"や"何とも言えないもやもやした気持ち"を体験することは、子どもの育ちには大切なことだと考えています。そして、その大変な思いを乗り越える力を、子どもたちは本来備えているのではないかと思っています。

その力を最大限に発揮するためには、私たち大人の「しんどかったらいつでも言っておいで。しっかり受け止めてあげるから。」という思いを子どもに感じさせることがポイントだと思います。子どもに葛藤が起きないように困難な状況を取り除くのではなく、子どもの力を信じ、困ったときにはいつでも受け止めてあげられるように後ろでそっと支えている、そんなイメージです。

今回の役員さんの出し物は、「安心していろんな体験をしておいで」というメッセージを子どもたちに伝えようとしているんだろうと思っています。役員さんが「のびのび」楽しんで取り組んでいる姿を通して、子どもたちに温かいメッセージが少しでも伝わって欲しいと思います。皆さんも楽しみにしておいてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿