2010年1月22日

No.127 絵画展のポイント

既に始まっていますが、1月21日(木)から24日(日)まで、グリーンモールの1Fイベントホールで絵画展が行われています。これは江津市保育所・児童館連合保護者会の活動のひとつで、あさり保育所からもぞう・きりん・くま組さんが出品しています。今回の絵画展に出品するにあたり、あさり保育所では1つのテーマを決めました。そのテーマとは「○△□を使って自由に表現してみよう」です。具体的に言うと、様々な色や大きさの○△□の紙を画用紙に貼り、好きなものを作ってもらうというものです。紙を貼るだけでもいいし、貼った後に色を塗るのもいいし、何を表現してもいいということで取り組みました。絵を描くのがあまり好きでない子も、この活動は楽しんで取り組んでいたようです。

子どもの表現活動の目的は、「感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力」を養い、創造性を豊かにすることにあります。そして、そのことがどのように発達したかを保護者の皆さんに伝えることが、今回の絵画展の目的の1つであると考えています。見栄えのいい?作品を作り上げることも表現活動の1つと考えることもできるかもしれませんが、子どもたちが「自分なりにどう表現するか」を大事にしたいというのが、あさり保育所の表現活動に対しての考え方の基本です。

今回全員が同じテーマで取り組んだ作品を、展示する前にじっくり見ていたのですが、一人ひとりの特徴がよく表現されていると感じました。また、子どもの表現はこのように成長していくんだというものが、全体を眺めているとよく見えてきます。絵画展に行かれた際は、他の子との比較として見るのではなく、わが子のその子なりの表現の育ちを見てあげてください。そして全体を眺めて、子どもの表現はこんな風に育っていくんだという流れを感じていただきたいと思います。欲をいえば、3ヶ月ごとに同じテーマで作品を作り、それがどのように変化していくかを見てもらうような絵画展であればもっといいのにと思いますが、江津市全体の絵画展なのでそこまではできません。でも機会があれば、一人ひとりの成長を保護者の皆さんに実感してもらえるように、あさり保育所の全ての子を対象にして、「健康面」「人間関係」「環境との関わり」「言葉」「表現」の全てがどのように育ったかを見てもらう場を、いつか設けてみたいと企んでいます。

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