昨年の12月のことですが、うれしい“つながり”が生まれました。保護者のみなさんにも伝えておきたい内容なので、遅くなりましたが今回ここで書くことにします。つながりの相手は、「ぷれジョブ」という活動をしておられる「江津市の子どもの社会参加を考える会」の方々です。「ぷれジョブ」とは何か。簡単に説明すると、障害をもったお子さん(小学校5年生くらいから)が、放課後に地域の支援者と一緒に地元の企業へ行き、約1時間その企業の仕事を体験するというものです。この仕事の体験の場として、あさり保育所も加わってほしいという要請を迷わず受けることにしたのですが、それはある思いに共感したからです。
この「ぷれジョブ」は職業訓練が一番の目的ではなく、「新しい障害観をもつ・育てる」ということを大事にされています。この会の言葉を借りると、『しょうがいの意味をマイナスの見方から「みんなの助け合う力を引き出すことができる役割」のプラスの見方』に変えて活動すれば、障害をもつお子さんを中心に人のつながり(支援者など)が増え、そのネットワークがその子にとって大きな支えになっていく、そんなことを目指しておられます。これはあさり保育所が大事にしている思いと通じるところがあり、とても共感できました。
今までに何度も書いていることですが、人はそれぞれ違っていて、そして社会の中でそれぞれの役割があり、その上でいろんな人とつながっていくことが豊かな社会を作っていくことになります。一人ひとりの良いところや得意なところを見つけ、それを伸ばしていくことが、その子自身が自分の役割を見つけていくことにつながります。子ども一人ひとりが自分の役割を見つけることができるように支えていくのが、私たち大人の役目だと言ってもいいかもしれません。「ぷれジョブ」の活動に関わることで、子どもたちを含めたあさり保育所の関係者全員がそんなことを考えるきっかけにもなるだろうと思っています。
話は元に戻りますが、さっそく2月1日(月)からあさり保育所での「ぷれジョブ」の活動が始まることになりました。毎週月曜日の16時から1時間、小学4年生の男の子があさり保育所で活動します。期間は8月までを予定しています。この活動について、保護者の皆さんにも少しだけでも関心を寄せておいてもらえればと思っています。
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