2016年12月15日

2016年12月

11月14日(月)、15日(火)の2日間、各部署のリーダーと隠岐郡海士町へ行ってきました。海士町が町をあげて地域の魅力を作り出し、そのことによって多くの人から注目を集め、Iターン者を増やし、地域が盛り上がっている現状を実際に見て学ぶことが目的です。花の村の事業理念は『仕事を通じて地域を創造し活性化する』ことです。今の事業が継続し発展すれば何をしてもいいのではありません。私たちが介護や保育の仕事を充実させていく先に、地域の活性化をイメージしておくことが必要です。

海士町ではいろんな方のお話を聞かせてもらいました。みなさんに共通していたのは、地域の現状を“謙虚に”受け止めること、自分たちの得意なこと不得意なことを“謙虚に”認識すること、だからこそ協力し合い補い合うことが必要だと“謙虚に”受け止めることでした。私たちの活動の拠点である江津市の東部地区、少し広く見て江津市の課題は何か、自分たちの強みは何か、役割は何か、誰に力を貸して誰に助けてもらえばいいのか。何をいまさらと思われるかもしれませんが、考え続けなければいけないことです。ぜひみなさんも考えてみてください。

合歓の郷で作られている食事について、合歓の郷の調理員のNさんと話をする機会がありました。Nさんの利用者「ひとり」に対する思いはユニークです。その人の今の状態に合わせて作るのは当然のことで、どんな生活を送ってこられたかという「過去」にも目を向ける必要があると力説します。例えば、今の調理の基本は「さしすせそ」(砂糖→塩→…の順に味付けする)ですが、昔は「さしすせそ」は関係なく調理することが多く、出来上がる味も微妙に違ってくるので、その味に慣れている方に対してはあえて「さしすせそ」を崩して調理しているとか。捨てる食材を極力少なくし使えるものは積極的に活用する「もったいない」の思いを強く持っておられるので、直接見えるわけではないけど、他の料理に使うエビのしっぽを使ってダシを取ったり、味噌汁の味噌を入れる前の汁をダシにして煮物を作ったりするとか。生きてこられた「過去」を含めての「今」と捉えることや、大事にしておられる価値観を取り入れることなど、「ひとり」に対する思いの奥の深さを気づかせてもらいました。

ボブ・ディランがノーベル文学賞の受賞式に向けて送ったメッセージを読みました。

これまで「自分の歌は『文学』なのだろうか」と自問した時は一度もありませんでした。そのような問い掛けを考えることに時間をかけ、最終的に素晴らしい答えを出していただいたスウェーデン・アカデミーに感謝します。

自分とは違う考えを認め、敬意を払う姿勢は、読んでいて心地の良いものでした。興味のある方は、ぜひ全文を探して読んでみてください。LGBTの研修でも考えさせられたことですが、多様であることを当たり前とするのは大事なことですね。

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