2017年5月15日

2017年5月

今年度からプロジェクトのあり方を変更することになりました。こんなことをみんなで話し合いたい、こんなことを研究したい、そのいろんな「こんな」を実現させる「提案型プロジェクト」です。そのプロジェクトに早速7つの提案がありました。最初に決めていた通りにリーダー会で協議した結果、1つはもう少し内容を検討してもらうために保留とし、残りの6つのプロジェクトは実施してもらうことになりました。メンバーはどうする?目指すゴールはどこ?撤退のルールは?と、スタートのために決めてもらうことはまだありますが、初めてのことなので難しく考え過ぎずに進めてください。

花の村の全ての事業は、「自ら」を大事にしていきます。利用者に満足してもらうためには?子どもの発達を促すためには?そんなことを職員のみなさんが「自ら」考え、「自ら」試行錯誤を繰り返して事業を進めてもらいたいと思っています。もちろん「自ら」は「好き勝手に」という意味ではありません。事業理念に沿って考えられたものであること、その上で利用者にも周りの職員にも認めて受け入れてもらえること、そんな「自ら」のことです。新しいプロジェクトに期待していることもそれと同じです。このプロジェクトの動きは日々の仕事にしっかりとつながっていきます。今回はプロジェクトに関わらないという人もぜひ関心だけは持っておいてください。その関心が次の活動の動機につながるはずです。

ヘルパーのみなさんがおもしろい研修を始めています。毎月の連絡会の場を使い、1人が講師、残りは受講者となって行います。何をテーマとするか、その時間をどのように使うかは、全てその講師に任されています。5月の研修は講師がYさん、テーマは「ベッドから車いすへの移乗」でした。Yさんの進め方は見事なもので、「ほら、これがお手本ですよ」と全て完璧にやってしまうのではなく時々ぎこちない動きを見せたりするので、「そこはもっとこうした方がいいんじゃない?」「私はこうしてるよ!」そんな意見が周りからバンバン飛んできていました。聞いているだけ、見ているだけだと記憶には残りにくいですが、みんなで意見を出し合って楽な移乗方法を探す形になった今回の研修は、受講者の記憶に残りやすく学びが大きかったんじゃないでしょうか。

6月はOさんによる「自分磨きのレクリエーション」、7月はHさんによる「緊急時の対応の仕方」です。Hさんは訪問時に利用者さんが亡くなられていたケースを3件、意識のない状態だったケースを2件も経験しておられるので、そこから学んだことをみんなに伝え適切な対応ができるようになってほしい、そんな思いがあるそうです。こうした思いも、それを伝えようとする行動も、どちらもすごいことですね。

「自ら」考え、動き、学ぶことを、花の村の文化にしていきましょう。

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