2017年6月15日

2017年6月

【新しい事業】
7月1日から新しい事業が始まります。江津東、渡津、高角の3ヶ所の放課後児童クラブの運営です。既に江津市によって運営が行われている事業を年度途中から引き継ぐ形なので、急に花の村の特徴を出していくことは考えていません。支援員のみなさんとの対話を重ねながら、少しずつ花の村の放課後児童クラブの形を探り、少しずつ作っていくことになります。

【理念】
最終決定ではありませんが、今現在の考えをお知らせしておきます。花の村の事業の種類は介護と保育だけなので、放課後児童クラブは「育成」という新たな事業とすることになりました。そして介護事業と保育事業と同じように、この育成事業にも理念が必要です。パンフレットを作ってくれているデザイン会社の方から「花の村の『花』に置き換えて考えてみてはどうか」とヒントをいただき、花の生長になぞらえて考えてみました。保育の「人生の基礎づくり」はしっかりとした根を張り巡らすための土壌作りの段階、介護の「人生を全うする」は花を咲かせて次の世代に種を残していく段階。であれば、育成は力強く芽吹いていく時期と捉えることができるので、「人生の一歩を踏み出すお手伝い」が現在のところは理念の有力な案となっています。

【ひとり・まなび・なかま】
理念を具体化するために、「ひとり」を大切にする育成、「まなび」を楽しむ力の育成、「なかま」と共に成長する育成の3つの言葉も加わります。「ひとり」を大切にすることは、介護でも保育でも変わらない大事な思いです。「まなび」を楽しむについては、乳幼児期に育んだ学びへの興味・関心を更に高め、自ら楽しむ力を獲得していくきっかけ作りをしたいという思いです。放課後児童クラブは学習の場という位置づけではありませんが、学校での学びを下支えする存在でありたいと考えています。そして最後の「なかま」と共にですが、学年を超えた友達と関わり合う中で互いに刺激しあえる場が放課後児童クラブで、その特徴をしっかりと生かした活動を大事にしていきます。

【介護・保育・育成の交流】
これは主に江津東の放課後児童クラブとのことになりますが、ここに通う児童と介護・保育との様々な交流が考えられます。こども園の園児との交流、デイサービスの利用者との交流など、幅広い世代の交流を計画・実施しやすいのは花の村の大きな強みです。もちろん渡津、高角の放課後児童クラブでもこうした交流は考えていきますが、まずは近いところから。周囲の関心の高まりは児童の育ちに大きく影響してきます。こんなことはどう?これもおもしろそう!とたくさんの案が出てくるのを期待しています。

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