石見智翠館高校野球部の1,2年生26人との交流会がありました。
野球部の部長さんからの提案があり実現したこの交流会は、甲子園を目指して日々野球に打ち込んでいる10代後半の若者という、滅多に関わることのない人たちと関わることのできる貴重な場です。どう関わるべきかを探っているような子もいましたが、どの生徒も丁寧に根気強く子どもと関わってくれたおかげで、最終的にはみんな大喜びで大満足な時間となりました。
今回の26人は全員ピッチャーだそうです。今後もこの交流が続くのであれば、今度は内野手組、外野手組が来てくれることになると思うので、もしかするとちょっとずつ関わり方も変わってくるのかもしれません。いろいろと楽しみです。
それにしてもピッチャーが26人ってすごいですよね。レギュラーを目指して普段どんな思いを抱えて練習をしているんだろう…と、ちょっと胸が痛くなるようなことを考えてしまいました。
石見智翠館高校のHPに硬式野球部のページがあり、こんな文章が載っていました。こんな思いで日々努力しておられる野球部のみなさんを、これからも応援させてもらいます。
野球部の活動目的は「社会に貢献できる人間作り」です。
野球部の活動を通じていかに学ぶか。何を学ぶか。
それは「野球を辞めた時に人格が残るように」と教育していくことだと考えております。
野球が上手な選手は野球というカテゴリーの世界の中でのみ通用すること。
人間はユニフォームを脱いでからの方がはるかに長い人生を歩みます。
だからこそ人としての部分を大切にしております。
野球部の目標はもちろん「県内制覇・全国制覇」ですが。
話はそれますが、本校野球部は地元密着はもちろんです。
しかしグローバル化が進む今日、それだけで良いものか?と考えてもおります。
社会ではいろんな文化の人たちとともに仕事をしなくてはなりません。
だからこそ、他府県出身の方たちとのふれあいの場も必要と考えております。
そこにも新たな成長があります。
ですから本校野球部は、県内の部員だけではなく他府県の部員も在籍してくれております。
そこでお互いが(保護者様も含めて)色んな文化を受け入れながら
同じ目的、目標に向かって日々生活していく。
今の世の中、それこそが大切なのではないでしょうか。
それこそが会社の縮図そのものではないでしょうか。
全私保連の保育総合研修会に参加するため昨日から神戸へ。今回の目的は分科会報告を書くための取材です。
分科会は「保育環境評価スケール」に関する内容で、考えさせられることが多い分科会でした。
乳幼児教育施設において、「養護」「保育の構造」「相互関係」の評点は高いが「言葉と文字」「活動」の評点が低いのは考えなければいけないところです。
「言葉と文字」では言語との出会い、「活動」では微細運動や数との親しみ方をどう環境に反映させていくかがポイント。
そして「多様性の受容」と「ICTの適切な使用」の項目も、そろそろ具体例を作り上げていくべき時期にきています。
言葉、数、運動、多様性、ICTの5つに絞って実践例を増やしていくのがこれからの重点課題になるでしょう。
午後から県の幼児教育振興プログラム策定WGに出席し、園の取り組みを「子ども集団の見直し」「地域と一体となった保育」の2つの観点からお話しさせてもらいました。できるだけ専門用語を使わず、指針の文言も使わず、地域の現状を受け止め、その上で認定こども園はどんな役割を果たすべきか話したんですが、ある意味実験的な試みでもありました。用意した資料も文字を極力少なくし、印象的な写真を使って伝えたいことを強調する意図があったんですが、さてどんな風に受け止められたんでしょうか。
井上ひさしさんの言葉で「作文の秘訣(ひけつ)を一言でいえば、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということだけなんですね。」というものがありました。
地域の現状からどんな保育が必要と考えるか、そのことをより具体的に話せるのはその地域の人です。それを誰にでも分かる話にするためには専門用語を極力避けるべきです。使うとしてもメッセージ性のある画像などの視覚情報をうまく活用した方がいいはずです。次にこのような機会があるかどうかはわかりませんが、しばらくこの考えで発信することを試していきます。
WGグループ後は「はなそうし」で懇親会。そこでの話はWG以上に盛り上がり、かなりおもしろい案が出てきていたように思います。保育においてもネットの活用はますます欠かすことができなくなる、そのことも強く感じた時間でした。
【20年の節目】
新しい年がスタートしました。今年は法人がスタートして20年となる節目の年です。現在20周年記念事業の実行委員のみなさんによる話し合いが行われており、面白い案をたくさん出してくれています。内容が決まるのはもう少し先ですが、話し合いの中で「法人の理念を再確認し、より浸透させる機会にすることを目的にしよう」と考えてくれていることに注目しています。制度や社会の様々な変化にしっかりと対応していくためには足元をしっかりと固めておく必要があります。法人の理念を再確認して基礎をより強固なものにしようとしてくれていることは、心強い限りです。
【理念の表現方法】
長野県東御市(とうみし)に、パンと日用品を販売する『わざわざ』という会社があります。そこでは理念に共感した人を採用したいと考え、写真・文章・デザインの全てを自分たちで行った本を作成し、その本を読んだ感想文を採用時の応募資格に課しています。商品だけでなく文字、写真、デザイン、料理など様々なものを通して自社のことや理念を表現して発信し、外の人に理解してもらうことに強いこだわりを持っている会社で、作った本は全国から注文があるくらい魅力的な内容のようです。考えてみれば、理念の表現方法に決まりはありません。長い文章や短いキャッチコピーでもいいし、本や映像、歌など様々なことで表現できるはずです。20周年記念事業については当然予算等の制限があるため簡単ではないでしょうが、過去の取り組みに囚われることなく、柔軟な発想で理念の表現についても考えてくれることを期待しています。
【市の動きに対して】
江津市でベトナムの人を積極的に受け入れようとする動きがあるようです。市役所へ新年のあいさつに伺った際の市長との話の中でも、市としても受け入れをサポートしていく考えであることを聞きました。人口が減少し、それに伴い労働人口も少なくなっていることは江津市の大きな課題で、外国人の受け入れ体制を整える取り組みに力を入れていかないと立ちゆかなくなってしまうと考えておられるようです。また、単に労働者としてではなく、この地で生活してくれる人としての受け入れを考えておられ、仕事に関する研修だけでなく、地域文化を学んでもらう研修の機会を作る計画もあると話されました。こうした動きにはとても共感していて、花の村としてできることは積極的に協力したいと考えています。外国人を受け入れるためには互いに理解し合う、互いの違いを認め合うことが大切で、それは「相手の思いに耳を傾け、個々の違いに応じた支援を行い、共に学び、共に生きていく対等な関係を築いていく」という花の村の事業の姿勢、「ひとりを大切にする」という理念に通じるところがあります。市の動きに共感し協力していくことも、私たちの理念を表現する方法の1つです。
昨年のことだけど、自分とは発想の違う人から「こんなことをやってみたらどうか」とアドバイスというかアイデアをもらった。
かなりの数のアイデアの中にはこんなものも。
①保育や介護の仕事にどんなIT技術を取り入れ、どんな取り組みを行ったかを発信する
②決して表には出したくない致命的な失敗も含め、運営上の失敗とその理由なんかを発信する
①は自分たちが業務上必要と感じ、試行錯誤しながら行ったこと。それは他の施設においても参考にしてもらえるかもしれない。そんな情報をみんなが発信し合い、参考にし合えば、業務の改善や面白い取り組みの進み方は格段に早くなるはず。確かにいいことしかない。
②はもちろんいっぱいあるけど、できれば出したくない情報。今も失敗だったり苦しい状況がずーっと続いている状態なのでねたには事欠かない。でもその情報を出すことによって似たような失敗をしてしまうかもしれない人の参考になるかもしれない。いやいや、そんなことより情報を出すためには現状を客観的に整理する必要があるので、その作業によって現状の課題解決の何かが見つかることにもなるかもしれない。
そんなことを考えると、上記の2つは案外大事なことかもしれないと思っているんだけど、1人ではなかなか取り組めないんですよね。組織の仕事としてやっていくのがいいのかも。
ずいぶん前の「折々のことば」より。
迷うのは、自分で選ぼうとしている証拠。自分の頭で考えている人だけが得られる「勲章」みたいなものだ。
小国綾子
鷲田さんのことば
それでも迷いが吹っ切れない時は「やったことのない方を選ぶ」と毎日新聞記者は言う。嫌な仕事もやってみたら発見があったり、「できないこと」ばかり数えて凹(へこ)んでいた子育て期に旅に出たら、赤ん坊がいたからこそできた経験があったり。人生に思いもよらない線がいっぱい引けた。『?(疑問符)が!(感嘆符)に変わるとき』から。
迷うことばかりでヘコみ続けているけど、自分で考えようとしているわけだから最悪の状態ではない。でも止まり続けてしまってはいけないので、やったことのない方をあえて選ぶくらいの大胆さで前へ進むことも大事。失敗したらやり直せばいい。ただそれだけのこと。
そしてもう1つ、文章を書くことについて。
作文の秘訣(ひけつ)を一言でいえば、自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書くということだけなんですね。
井上ひさし
鷲田さんのことば
自分がいちばん大事に思っていること、辛(つら)いこと、嬉(うれ)しいことを書く。一人ひとり少しずつ違う「その違うところ」を平明に書く。いい文章はそのことで人の心を動かすと、作家は『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』で語る。彼は生前よく、「むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」とも語った。(鷲田清一)
文章は書き続けることで書き方が少しずつ見えてくると思っていたけど、「自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書く」ところまでいくべきだとすると、ちょっとどころかかなり大変なことだと思う。でも、自分にしか書けないことは何かしらあると思うので、挑戦する価値はあるはず。
そして「むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」ということは、難しいことを面白く表現できるのが一番いいわけだから、やっぱりおもしろさやユーモアは大切。
⑥大日向小学校訪問
とーってもお世話になっている方々が立ち上げに奮闘してた大日向小学校ですが、2019年4月の開校が決定しました。
大日向小学校
イエナプランスクールというだけで十分興味があるんですが、それ以上に1から学校を作り上げた人たち、その土地、その学校に強い興味を持っています。学校を作りたいという思いは全くないけど、この動きにはちゃんと目を向けておきたいし、実際に見て感じておきたいので、「長野県南佐久郡佐久穂町大日向1110」へ行きます。
⑦ジャズイベント開催
ジャズをやっていたわけでもないし、昔から好きだったわけでもありません。今は上手く表現できないけど、ジャズの世界と福祉には共通点があるように思うんです。ないかもしれないけど。ということで、小さくてもいいのでとにかくジャズイベントを開催したい。
⑧関西、四国に拠点を作る
西日本での勉強の場を作り始めて5年くらい経つでしょうか。たくさんの人の力を借りてではあるけど。現在は九州がメインで、中国地方も(島根県だけだけど)動いています。そこに関西と四国を加えて西日本の強いネットワークを作っていきたいと思っています。軸となってくれる人はいるので、あとはシステムだけ。明確な目的のためにゆるーく動いていけるシステムが必要です。既存の組織にはできない形を作ることが目標です。
⑨百名山のどれかに登る
山はいいです。自分ではどうにもできない、到底かなわないと感じることのできる場に身を置く機会は定期的に持った方がいいです。なんか偉そうな説明はやめといて、とにかくきれいだから。楽しいから。で、できれば高い山の方がいいので百名山のどれかが目標です。でも三瓶山も好きなのでそこにするかも。
⑩ハワイ行き
これは2020年以降の目標だけど、そのための準備は始めます。もしかしたら行き先がキューバに変わってるかも。
⑤フルマラソン以上を3回走る(顔マラソンを含む)
2018年はフルマラソンを1回しか走れませんでした。仕事が忙しくなったため走る時間をとることが難しくなった(言い訳)、大きい大会の抽選がことごとく外れた(言い訳)、子どもの大会の応援回数が増えた(言い訳)などなど、走っていない理由はたくさんありますが、やはり走ることによって得られる体力は仕事でも役立ちます。走ることが生活に入っているのが気持ちいいのは間違いないので、なんとか3回フルマラソンを走る機会は作りたいです。毎年参加していた隠岐の島ウルトラマラソンはしばらくお休みすることになると思います。時期的にちょっと厳しいので。顔マラソンが想像以上の展開&盛り上がりを見せているので、それにも積極的に乗っかっていくつもりです。
④韓国で食べ物屋を巡る
あまり長い休みをとらなくても実行できそうだから…という後ろ向きな考えではあるけど、韓国の食べ物、韓国という国にはとっても興味を持っています。今後ますます重要な関係になっていくし、隣の国がどんな国なのか、どんな考え方を持っているのか、どこを目指しているのか、そんなことを感じられるまで通ってみたいです。その第一歩として。
③バリでコネクション作り
過疎化がものすごい勢いで進んでいる江津市は、ベトナムの方を積極的に受け入れようとする動きがあります。単なる働き手としてではなく、生活者として受け入れたいと考えている話も聞きます。ベトナムの方々にニーズがあるのであれば過疎地がこうした動きをとるのは必要なことだと思うし、多様性を受け入れることができて初めて成り立つ話だと思うので、この取り組む課題としてとてもおもしろいことだと思っています。多文化共生が当たり前のようにできる土地になれば、それだけで十分魅力的に地になるはずです。
ただ、この話は江津市とかどこかの団体が主になって動いていることで、私たちがどうこうできる話ではありません。動きが見えてくるのを待っているだけです。それではおもしろくないし、そもそも話が進むかどうかの保証もないので、じゃあ勝手に動き始めるのもありかと。
バリで幼稚園を運営している方と最近知り合いになりました。なぜバリで幼稚園を?の話を聞いているだけでおもしろいんですが、バリと日本の関係もなかなかおもしろいようです。バリの方々とつながりを持っていたい思いもありますし、動くことで多様性を受け入れることについての自分の考え方もアップデートできるかもしれません。南半球未経験を抜け出すチャンスでもありますし。
②ラグビーワールドカップ生観戦
新日鉄釜石の7連覇、神戸製鋼の7連覇はかなりのめり込んでテレビ観戦をしていました。スクールウォーズの影響も強く受けています。2015年のワールドカップでの南アフリカ戦は今でもyoutubeで観たりします。そして2019年は日本でワールドカップが開催されるので注目しないわけにはいきません。ということでワールドカップ生観戦を考えたんですが、チケットの入手が難しいです。なのでワールドカップは諦めてトップリーグ観戦にしておきます。でも黒い集団は一度生で見てみたい。
追記
2019年1月19日(土)から残りのワールドカップのチケットが再度販売されるようなので、ちょっと悪あがきをしてみることにしました。
2019年にやりたいことをもう少し具体的に書いてみます。そうしないと自分自身が動き出しそうにないので。
①異業種の人とのつながりを増やす。
これについては保育も介護も同じようなことを思っていて、とにかく視野が狭くなってしまう業界であることが弱点。もちろん保育・介護のこともすごくて視野もめちゃめちゃ広い、そんなすごい人はいます。でも間違いなく少数です。視野が狭くて何か悪いことがあるのか?と聞かれてしまいそうですが、やはり視野が狭いと気づけば独りよがりのサービス、独りよがりの運営になってしまいます。それを防ぐためには、①とにかく自分がすごい人になる、②異業種の人とのつながり増やす、のどちらかかと。となると必然的に②しか選択肢はありません。できればつながるだけでなく、異業種の人を運営側に引っ張ってきたいと思っています。福祉とは無関係の、できれば正反対の立場の人を引っ張ってきたいです。