2019年1月15日

2019年1月

【20年の節目】
新しい年がスタートしました。今年は法人がスタートして20年となる節目の年です。現在20周年記念事業の実行委員のみなさんによる話し合いが行われており、面白い案をたくさん出してくれています。内容が決まるのはもう少し先ですが、話し合いの中で「法人の理念を再確認し、より浸透させる機会にすることを目的にしよう」と考えてくれていることに注目しています。制度や社会の様々な変化にしっかりと対応していくためには足元をしっかりと固めておく必要があります。法人の理念を再確認して基礎をより強固なものにしようとしてくれていることは、心強い限りです。

【理念の表現方法】
長野県東御市(とうみし)に、パンと日用品を販売する『わざわざ』という会社があります。そこでは理念に共感した人を採用したいと考え、写真・文章・デザインの全てを自分たちで行った本を作成し、その本を読んだ感想文を採用時の応募資格に課しています。商品だけでなく文字、写真、デザイン、料理など様々なものを通して自社のことや理念を表現して発信し、外の人に理解してもらうことに強いこだわりを持っている会社で、作った本は全国から注文があるくらい魅力的な内容のようです。考えてみれば、理念の表現方法に決まりはありません。長い文章や短いキャッチコピーでもいいし、本や映像、歌など様々なことで表現できるはずです。20周年記念事業については当然予算等の制限があるため簡単ではないでしょうが、過去の取り組みに囚われることなく、柔軟な発想で理念の表現についても考えてくれることを期待しています。

【市の動きに対して】
江津市でベトナムの人を積極的に受け入れようとする動きがあるようです。市役所へ新年のあいさつに伺った際の市長との話の中でも、市としても受け入れをサポートしていく考えであることを聞きました。人口が減少し、それに伴い労働人口も少なくなっていることは江津市の大きな課題で、外国人の受け入れ体制を整える取り組みに力を入れていかないと立ちゆかなくなってしまうと考えておられるようです。また、単に労働者としてではなく、この地で生活してくれる人としての受け入れを考えておられ、仕事に関する研修だけでなく、地域文化を学んでもらう研修の機会を作る計画もあると話されました。こうした動きにはとても共感していて、花の村としてできることは積極的に協力したいと考えています。外国人を受け入れるためには互いに理解し合う、互いの違いを認め合うことが大切で、それは「相手の思いに耳を傾け、個々の違いに応じた支援を行い、共に学び、共に生きていく対等な関係を築いていく」という花の村の事業の姿勢、「ひとりを大切にする」という理念に通じるところがあります。市の動きに共感し協力していくことも、私たちの理念を表現する方法の1つです。

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