来月には運動会が行われます。そのための取り組みが始まっているのですが、その取り組みを見るたびに子どもたちの成長を感じることができます。例えば先週のことですが、リレーをすることになり2つのグループに分かれてくじを引いて順番を決めました。そこまでは何でもないのですが、すごいのはその後です。保育者は何も声掛けをしていないのに、ぞう組さんを中心に「○○くんは1番だからここ。次は△△ちゃんがここに並んで。」といった感じに自分たちだけで並んで、後はスタートを待つだけという状態になっていました。簡単なことのようにも思えますが、次は何をすればいいのかが分かっているということでもありますし、みんなをまとめる力を子どもたちがつけてきているということでもあります。
また、リレーにはかなり興味をもっているようで、夕方などに子どもたちだけでリレーをしている姿も見かけます。ある日のことですが、スタートと同時にぞう組のCちゃんがコースを間違えて走ってしまいました。みんなはあわててCちゃんを止め、もう一度やり直すことになりました。今度は順調に進んでいたのですが、勝負が盛り上がってきた頃に今度はぞう組のYちゃんがコースを間違えました。「また止めるかな」と思って見ていたのですが、子どもたちは「あっ」と声を出しましたが、今度は誰も止めずにそのまま続行しました。私の勝手な推測ですが、「途中で止めてやり直しをすると、せっかくの盛り上がりが半減してしまう」といったことを考えたのではないかと思っています。本当のところは分かりませんが、子どもたちなりに「どうすればリレーを楽しめるか」を考えながら取り組んでいるのが伝わってくるシーンでした。
人間というものは基本的には自己中心的だと思うのですが、本当の意味で自己中心的であればあるほど、他人との関係を上手く保つことが必要になってくると思っています。自分が今よりもっと楽しみたい(自己中心)と思ったとき、1人で遊ぶより複数で遊んだ方が楽しみはより増していきます(他人との関係)。リレーという競技に興味を持ち、それがみんなで取り組まなければ楽しめないことが分かるからこそ、自分たちで順番どおりに並んで待ったり、自分が、そしてみんながより楽しめるように、ルールを柔軟に変更したりできるんだと思います。子ども集団がなければできない貴重な経験です。とてもいい姿を見せてもらいました。
2009年8月28日
2009年8月21日
No.107 ペット相談もなかなかおもしろい
先日の朝日新聞の「どらく」に、あるペットの相談が載っていました。興味深い内容だったのでここに載せてみます。「我が家に愛想のいい利口な柴犬がいます。この子に姉妹をつくろうと、1週間前に赤ちゃんの柴犬を迎え入れ、2、3日たったころで先住犬と子犬を一緒にしました。すると先住犬の様子がおかしくなってしまいました。部屋の端に寝転び、子犬に近づきません。私が仕事に行っている間に胃液を十数カ所にも吐き、その後食事もとりません。いつもはまったく吠えないのに、子犬に近づきわざわざ吠えることもあります。もう一度子犬と別にしたら以前のように戻りました。どうしたらよいでしょうか?」というものです。
回答としては、「赤ちゃんが家に来てまだ1週間。先住犬は今までの生活がガラっと変わってしまったことに、心と体がついていけていないのでしょう。飼い主が留守の間は、別にして、飼い主が一緒にいる時に、一緒にして、赤ちゃんをサークルに入れたままで、先住犬をなでてあげたり、抱っこしてあげたりして、たくさん「いい思い」をさせてあげてください。「赤ちゃんが来ても嫌なことは何もなかった」と思わせると同時に、「ママは赤ちゃんがいても、ちゃんと私をなでてくれたり抱っこしてくれたり今までどおりに接してくれるんだ」と安心させてあげることができます。一番に思うことは「愛犬同士の関係を左右するのは、ほとんどが飼い主さんの行動や心持ちである」ということです。」
そして、心構えとしてこう提案します。一つは「飼い主さんが『より頼れるリーダー』になる」こと、二つ目は「心配し過ぎない、あえて干渉しすぎないことも愛情」ということで、飼い主が心配して過度に声を掛けたり、気にしてしまったりすると「ああ、ママも心配なのね。私ってやっぱりかわいそうなんだ…」と余計状態が悪化したり、「こうやってご飯を食べないと、ママが声をかけてくれたり、構ってくれたりする」と勘違いして、余計ごはんを食べなくなって困らせたりと、先住犬が「赤ちゃん帰り」をしてしまうこともあります。群れのメンバーが増えたことは、決してかわいそうなことではなく、とても楽しいこと。いま、その楽しくなるまでのハードルを柴ちゃんは頑張って越えようとしている状態です。「赤ちゃんが来て楽しいね。ママもいろいろ頑張るから、一緒に協力してね」という気持ちで接してあげてください。赤ちゃんを意識して吠えてみたり、嫌がる素振りを見せたりすることもあるかもしれませんが「そんなことしてもしょうがないよ、これから赤ちゃんはずっとおうちにいるんだからね」くらいの気持ちであまり干渉せず、柴ちゃんのペースに合わせて接しさせてください。」 犬にも人間と同じようなところがあるんですね。
回答としては、「赤ちゃんが家に来てまだ1週間。先住犬は今までの生活がガラっと変わってしまったことに、心と体がついていけていないのでしょう。飼い主が留守の間は、別にして、飼い主が一緒にいる時に、一緒にして、赤ちゃんをサークルに入れたままで、先住犬をなでてあげたり、抱っこしてあげたりして、たくさん「いい思い」をさせてあげてください。「赤ちゃんが来ても嫌なことは何もなかった」と思わせると同時に、「ママは赤ちゃんがいても、ちゃんと私をなでてくれたり抱っこしてくれたり今までどおりに接してくれるんだ」と安心させてあげることができます。一番に思うことは「愛犬同士の関係を左右するのは、ほとんどが飼い主さんの行動や心持ちである」ということです。」
そして、心構えとしてこう提案します。一つは「飼い主さんが『より頼れるリーダー』になる」こと、二つ目は「心配し過ぎない、あえて干渉しすぎないことも愛情」ということで、飼い主が心配して過度に声を掛けたり、気にしてしまったりすると「ああ、ママも心配なのね。私ってやっぱりかわいそうなんだ…」と余計状態が悪化したり、「こうやってご飯を食べないと、ママが声をかけてくれたり、構ってくれたりする」と勘違いして、余計ごはんを食べなくなって困らせたりと、先住犬が「赤ちゃん帰り」をしてしまうこともあります。群れのメンバーが増えたことは、決してかわいそうなことではなく、とても楽しいこと。いま、その楽しくなるまでのハードルを柴ちゃんは頑張って越えようとしている状態です。「赤ちゃんが来て楽しいね。ママもいろいろ頑張るから、一緒に協力してね」という気持ちで接してあげてください。赤ちゃんを意識して吠えてみたり、嫌がる素振りを見せたりすることもあるかもしれませんが「そんなことしてもしょうがないよ、これから赤ちゃんはずっとおうちにいるんだからね」くらいの気持ちであまり干渉せず、柴ちゃんのペースに合わせて接しさせてください。」 犬にも人間と同じようなところがあるんですね。
2009年8月11日
No.106 自然の力には抗えないけれど
全国各地で大雨、地震、そして台風と、自然の力をまざまざと見せつけられることが続いています。被害にあわれた方は大変な思いをしておられると思います。こうした知らせを聞くたびに、自然の力の前では人間はなんて無力なんだろうと、当たり前のことをあらためて気づかされます。
8月6日は広島、9日は長崎、それぞれの原爆の日が終わりました。15日は終戦記念日です。世界に目を向けると今でも戦争は行われていますが、現在の日本で戦争を自分のこととして考えることができるのは、もしかすると8月のこうした日だけになってしまっているのかもしれません。言うまでもなく、戦争は人が起こすものです。自然の力には抗えないけれど、人の力に対しては人の力で向き合い、動かし、変えていくことができるはずです。6日、9日、15日のそれぞれの日にどんな姿勢で向き合うのか。それを考えることが、私たち大人の大切な役割ではないかと思っています。
今年も保育所では広島の原爆の日に合わせて“ひろしまのピカ”という絵本を読みました。内容は皆さんもよく知っていると思いますが、7歳になるみいちゃんとその家族が広島で原爆の被害にあった話です。一瞬にして街を壊し、大勢の人の命を奪う破壊力、何気ない幸せを奪い、その後何十年も後遺症に苦しめられる恐怖…。原爆の作り出す罪深さを切々と描いている絵本です。「戦争」や「原爆」の意味を理解することは、子どもたちにはまだまだ難しいかもしれません。それでも子どもたちと一緒に戦争というテーマに触れ、戦争に対する考えや、そこで生じる感情を伝えていかなければいけないと思っています。
テレビでは戦争の悲惨さを伝えるドキュメント番組などがあります。そうしたもので事実をきちんと伝えることも大切です。それだけでなく“ひろしまのピカ”や“はだしのゲン”などのように、物語として伝えることも大切です。平和をテーマにした歌を聞くこともいいでしょうし、広島の原爆ドームを訪れるのもいいかもしれません。それぞれが訴えるものを持っていますし、響き方も違います。私自身戦争体験はありませんが、それでも、戦争のもたらす大きな悲しみを次の世代に途切れることなく伝えていかなければいけないと、強く思っています。
8月6日は広島、9日は長崎、それぞれの原爆の日が終わりました。15日は終戦記念日です。世界に目を向けると今でも戦争は行われていますが、現在の日本で戦争を自分のこととして考えることができるのは、もしかすると8月のこうした日だけになってしまっているのかもしれません。言うまでもなく、戦争は人が起こすものです。自然の力には抗えないけれど、人の力に対しては人の力で向き合い、動かし、変えていくことができるはずです。6日、9日、15日のそれぞれの日にどんな姿勢で向き合うのか。それを考えることが、私たち大人の大切な役割ではないかと思っています。
今年も保育所では広島の原爆の日に合わせて“ひろしまのピカ”という絵本を読みました。内容は皆さんもよく知っていると思いますが、7歳になるみいちゃんとその家族が広島で原爆の被害にあった話です。一瞬にして街を壊し、大勢の人の命を奪う破壊力、何気ない幸せを奪い、その後何十年も後遺症に苦しめられる恐怖…。原爆の作り出す罪深さを切々と描いている絵本です。「戦争」や「原爆」の意味を理解することは、子どもたちにはまだまだ難しいかもしれません。それでも子どもたちと一緒に戦争というテーマに触れ、戦争に対する考えや、そこで生じる感情を伝えていかなければいけないと思っています。
テレビでは戦争の悲惨さを伝えるドキュメント番組などがあります。そうしたもので事実をきちんと伝えることも大切です。それだけでなく“ひろしまのピカ”や“はだしのゲン”などのように、物語として伝えることも大切です。平和をテーマにした歌を聞くこともいいでしょうし、広島の原爆ドームを訪れるのもいいかもしれません。それぞれが訴えるものを持っていますし、響き方も違います。私自身戦争体験はありませんが、それでも、戦争のもたらす大きな悲しみを次の世代に途切れることなく伝えていかなければいけないと、強く思っています。
2009年7月31日
No.105 お手伝いクッキングが始まりました
今週から「お手伝いクッキング」が始まりました。その日みんなが食べる昼ごはんの味噌汁作りを当番さんがお手伝いするというものです。ダシをとるところから始まり、野菜を切ったり味噌を入れたりと、その日の味噌汁の味は当番さんが決めていきます。今回の当番はぞう組のKくんとSちゃん、きりん組のRくんとMちゃんで、とてもおいしい味噌汁を作ってくれました。今回の担当は4人でしたが、興味を持ったきりん組のSちゃんとKちゃんは、真剣な表情でお手伝いの様子を見ていました。月に数回程度の予定ですが、ぞう・きりん組は全員体験できるよう計画しています。子どもが興味を持って食に関わる、よい体験になると思っています。
幼児教育の目的の一つに「生きる力」をつけるというものがあります。その「生きる力」とは一体何なのかを考えたとき、人生に立ち向かい、人生の難題を解いていく力、これからのサバイバル時代を生き抜く力、最終的にはそういうことになるでしょう。では「生きる力」をつけるために今何をすべきかというと、何も特別なことではなく、例えばお手伝いクッキングでするように「自分で包丁を上手に扱う」ことや、「自分で片付けや着替えができるようになる」ことや、ケンカをしたときに「自分たちで仲直りする」ことなど、生活する上で必要な一つ一つのスキルを失敗を繰り返しながらでも確実につけていくことや、他人と関わることで起こる問題を自分自身でクリアしていくことなんだろうと思っています。
大人としては子どもたちに自分で味噌汁を作らせるのは、見方を変えればリスクかもしれません。野菜を切るときに指を切ってしまったり、火を使うので火傷してしまったり、味付けもうまくいかなかったりする可能性が高いからです。でも、自立して生きていく為には、何事も失敗しながらでも自分たちでこなしていく必要があります。だから、どんどん子どもたちが自分でやる機会を用意していきます。多少ロスもあります。ハラハラもします。でも子どもはちゃんと学んで、どんどん上手になっていきます。毎日の生活の所作を通して、子どもの「生きる力」を育んでいきたいと思います。そして、そのために私たちがすべきことは「禁止」や「抑制」ではなく、子どもたちの持っている力を信じ、「許可」し「励ます」ことだと思っています。
幼児教育の目的の一つに「生きる力」をつけるというものがあります。その「生きる力」とは一体何なのかを考えたとき、人生に立ち向かい、人生の難題を解いていく力、これからのサバイバル時代を生き抜く力、最終的にはそういうことになるでしょう。では「生きる力」をつけるために今何をすべきかというと、何も特別なことではなく、例えばお手伝いクッキングでするように「自分で包丁を上手に扱う」ことや、「自分で片付けや着替えができるようになる」ことや、ケンカをしたときに「自分たちで仲直りする」ことなど、生活する上で必要な一つ一つのスキルを失敗を繰り返しながらでも確実につけていくことや、他人と関わることで起こる問題を自分自身でクリアしていくことなんだろうと思っています。
大人としては子どもたちに自分で味噌汁を作らせるのは、見方を変えればリスクかもしれません。野菜を切るときに指を切ってしまったり、火を使うので火傷してしまったり、味付けもうまくいかなかったりする可能性が高いからです。でも、自立して生きていく為には、何事も失敗しながらでも自分たちでこなしていく必要があります。だから、どんどん子どもたちが自分でやる機会を用意していきます。多少ロスもあります。ハラハラもします。でも子どもはちゃんと学んで、どんどん上手になっていきます。毎日の生活の所作を通して、子どもの「生きる力」を育んでいきたいと思います。そして、そのために私たちがすべきことは「禁止」や「抑制」ではなく、子どもたちの持っている力を信じ、「許可」し「励ます」ことだと思っています。
2009年7月24日
No.104 子どもの『好き』は様々です
22日(水)の日食、皆さんはどんなことを感じられましたか?あいにく雲の多い天気でしたが、あさり保育所付近では10時過ぎに少しだけ太陽が顔を出してくれ、欠け始めた太陽をなんとか見ることができました。一瞬のことだったので全員が見ることができたわけではありませんでしたが、太陽の姿以外の様々な変化を子どもたちは感じてくれたと思っています。
欠けている太陽を見て「すごい!」と歓声をあげる子、約4℃下がった気温を感じて「ちょっと寒くなってきた」と言う子、冷たい風を感じて「ひんやりしてきた」と言う子、暗くなってきたことに気づき「なんか夕方になったみたい」と言う子、いろんな反応を見させてもらいました。おそらく子どもたちは、日食の原理なんかは分からないでしょう。でも、分からなくても、こうしたことを体験し感じることに意味があると思っています。宇宙飛行士の毛利衛さんは『皆既日食を見たこの体験が、私の今の原点になっています。もっと自然を知りたいという強い思いが芽生え、科学者になろうと決めました。そして、宇宙飛行士への道に広がっていったわけです。』と言っておられます。子どもたちにとってこの日の体験が、何かのきっかけになるかもしれません。
また、ある程度予想はしていましたが、「見えたー!」と興奮している子どもたちの横で、それが気にはなりながらも目の前の砂遊びに夢中になっていた子もいました。子どもたちの興味関心は様々だということを、あらためて教わりました。以前も似たようなことを書きましたが、子どもの「好き」は様々です。その「好き」をどのように伸ばし、どのように生かしていくかも様々です。私たちが子どもたちにすべきことは、一人ひとりの「好き」を見つけるお手伝い、それを伸ばしていくお手伝いでもあると言ってもいいと思います。全員が天文好きであったり、全員が宇宙飛行士になったりする必要はありません。それぞれの「好き」が見つかることが大事だと思っています。
明日はいよいよ夏祭りです。自然をテーマにして、「いかに自然に対して興味を抱かせるか」を考え、活動してきました。シロップ作りなど、保護者の皆さんのありがたい協力もありました。梅雨明け前の夏祭りになってしまいましたが、できることなら園舎内ではなく園庭で行いたいと思っています。今夜も天気予報から目が離せません。
欠けている太陽を見て「すごい!」と歓声をあげる子、約4℃下がった気温を感じて「ちょっと寒くなってきた」と言う子、冷たい風を感じて「ひんやりしてきた」と言う子、暗くなってきたことに気づき「なんか夕方になったみたい」と言う子、いろんな反応を見させてもらいました。おそらく子どもたちは、日食の原理なんかは分からないでしょう。でも、分からなくても、こうしたことを体験し感じることに意味があると思っています。宇宙飛行士の毛利衛さんは『皆既日食を見たこの体験が、私の今の原点になっています。もっと自然を知りたいという強い思いが芽生え、科学者になろうと決めました。そして、宇宙飛行士への道に広がっていったわけです。』と言っておられます。子どもたちにとってこの日の体験が、何かのきっかけになるかもしれません。
また、ある程度予想はしていましたが、「見えたー!」と興奮している子どもたちの横で、それが気にはなりながらも目の前の砂遊びに夢中になっていた子もいました。子どもたちの興味関心は様々だということを、あらためて教わりました。以前も似たようなことを書きましたが、子どもの「好き」は様々です。その「好き」をどのように伸ばし、どのように生かしていくかも様々です。私たちが子どもたちにすべきことは、一人ひとりの「好き」を見つけるお手伝い、それを伸ばしていくお手伝いでもあると言ってもいいと思います。全員が天文好きであったり、全員が宇宙飛行士になったりする必要はありません。それぞれの「好き」が見つかることが大事だと思っています。
明日はいよいよ夏祭りです。自然をテーマにして、「いかに自然に対して興味を抱かせるか」を考え、活動してきました。シロップ作りなど、保護者の皆さんのありがたい協力もありました。梅雨明け前の夏祭りになってしまいましたが、できることなら園舎内ではなく園庭で行いたいと思っています。今夜も天気予報から目が離せません。
2009年7月17日
No.103 2009年7月22日の日食
来週水曜日、7月22日には日本全国で日食が観測できます。残念ながら島根県で見られるのは部分日食ですが、奄美大島北部や屋久島、種子島南部などでは皆既日食も見ることができるようです。部分日食では、太陽のまわりのコロナや太陽表面から吹き出ている赤いプロミネンスなどは見ることができませんが、部分日食も十分おもしろいようです。部分日食には部分日食の楽しみ方があるようで、その一部を紹介したいと思います。
当然のことながら、日食の日は、何を置いても晴れることを期待しましょう(現在の週間天気予報では、残念ながら曇りですが・・・)。
その① トゲトゲ木漏れ日
部分日食を楽しむには、まず木漏れ日が見える所で部分日食の時の影を見ましょう。その影の中の木漏れ日が皆、三日月になるトゲトゲしさを味わう事が大切です。
その② 天変地異
ほんの少しだけ西の空に雲があると、空を動く月の影を見る事ができます。この影がぐんぐん近寄ってくる不気味さと、同時に巻き起こる大風が、ますます天変地異をかもし出してくれてワクワクしてきます。
太陽という絶対的なものがこのような状態になることを、昔の人は不思議に思ったことでしょう。また、不安にもなったでしょう。ですから当然、この日食に関しての民話や神話が残っています。日本でも有名なものにアマテラスが天岩戸に隠れて世の中が闇になるという話があり、これは日食を表したものだという解釈があります。神秘的な宇宙の出来事を、こんな話をしながら楽しみに待つというのも、子どもたちにとって素敵な経験になると思います。
22日は至る所で日食の観測が行われるようですが、保育所でもちょっとした日食観察をひそかに計画しています。午前9時40分頃から始まり、最も欠けるのが10時59分、ということです。皆さんも部分日食を楽しんでみられてはいかがですか。
当然のことながら、日食の日は、何を置いても晴れることを期待しましょう(現在の週間天気予報では、残念ながら曇りですが・・・)。
その① トゲトゲ木漏れ日
部分日食を楽しむには、まず木漏れ日が見える所で部分日食の時の影を見ましょう。その影の中の木漏れ日が皆、三日月になるトゲトゲしさを味わう事が大切です。
その② 天変地異
ほんの少しだけ西の空に雲があると、空を動く月の影を見る事ができます。この影がぐんぐん近寄ってくる不気味さと、同時に巻き起こる大風が、ますます天変地異をかもし出してくれてワクワクしてきます。
太陽という絶対的なものがこのような状態になることを、昔の人は不思議に思ったことでしょう。また、不安にもなったでしょう。ですから当然、この日食に関しての民話や神話が残っています。日本でも有名なものにアマテラスが天岩戸に隠れて世の中が闇になるという話があり、これは日食を表したものだという解釈があります。神秘的な宇宙の出来事を、こんな話をしながら楽しみに待つというのも、子どもたちにとって素敵な経験になると思います。
22日は至る所で日食の観測が行われるようですが、保育所でもちょっとした日食観察をひそかに計画しています。午前9時40分頃から始まり、最も欠けるのが10時59分、ということです。皆さんも部分日食を楽しんでみられてはいかがですか。
2009年7月10日
No.102 天気のことから考えてみる
プールの活動が始まりました。夏祭りも近づいてきました。この時期は、いつも以上に天気が気になり、毎日何度も天気予報を見てしまいます。天気予報といえば気象予報士という職業を思い浮かべますが、この資格をとった人の話で興味深いものがありました。
まず今年の1月に13歳7か月(中学1年)で最年少気象予報士となった山崎一哉君。山崎君は、幼稚園の頃に買ってもらったお天気の漫画をきっかけにテレビの天気予報が大好きになり、最初は雲の写真や図鑑などをよく見ていたといいます。小学生の頃、家族でハワイ旅行に行く途中の飛行機の中で見ていた「雲の本」に夢中になったのが受験のきっかけで、小5の時から試験に挑戦していたそうです。彼の将来の夢は、「化学者」だそうです。気象予報士は直接職業には結びつかないようです。
そしてRAG FAIR(ラグフェア)のボーカルパーカッションとして活躍していること奥村政佳さん。10年前の高校2年生のころ最年少気象予報士として合格しています。その後、筑波大学(第一学群自然学類地球科学専攻)に入学しますが、アカペラサークルに入り、「ボーカルパーカッション」というものを世に知らしめました。このときをきっかけにして、気象予報士の道ではなく、音楽の道を歩んでいます。しかし、今でも天気図を眺めるのが好きなようです。彼のある日のブログを読むと、「ただいま新幹線。空は青空、山は緑。天気図チェック合間にブログの更新でもいたしましょう」ではじまり、その日のブログの最後は「さ、そろそろ天気図に戻りますか。」で終わっています。
人はいろいろな経験をする中で、何が好きか、何をしているときが楽しいか、それぞれ違います。また職業としてどんなことをやるのかもそれぞれ違います。好きなことが趣味になるのか職業になるのか、成長していくうえでの通過点であるのかもそれぞれ違います。今、保育所にいる様々な子どもたちを見ていると、これから先どんな職業について、どんな人生を送るのだろうかと考えてしまいます。そして、そのために今をどのように過ごさせればよいかということを考えないといけないとも思います。子どもが現在を最も良く生きることを保障するのは、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うためであり、言い換えれば、保育理念の「人生の基礎づくりのおてつだい」ということになります。
まず今年の1月に13歳7か月(中学1年)で最年少気象予報士となった山崎一哉君。山崎君は、幼稚園の頃に買ってもらったお天気の漫画をきっかけにテレビの天気予報が大好きになり、最初は雲の写真や図鑑などをよく見ていたといいます。小学生の頃、家族でハワイ旅行に行く途中の飛行機の中で見ていた「雲の本」に夢中になったのが受験のきっかけで、小5の時から試験に挑戦していたそうです。彼の将来の夢は、「化学者」だそうです。気象予報士は直接職業には結びつかないようです。
そしてRAG FAIR(ラグフェア)のボーカルパーカッションとして活躍していること奥村政佳さん。10年前の高校2年生のころ最年少気象予報士として合格しています。その後、筑波大学(第一学群自然学類地球科学専攻)に入学しますが、アカペラサークルに入り、「ボーカルパーカッション」というものを世に知らしめました。このときをきっかけにして、気象予報士の道ではなく、音楽の道を歩んでいます。しかし、今でも天気図を眺めるのが好きなようです。彼のある日のブログを読むと、「ただいま新幹線。空は青空、山は緑。天気図チェック合間にブログの更新でもいたしましょう」ではじまり、その日のブログの最後は「さ、そろそろ天気図に戻りますか。」で終わっています。
人はいろいろな経験をする中で、何が好きか、何をしているときが楽しいか、それぞれ違います。また職業としてどんなことをやるのかもそれぞれ違います。好きなことが趣味になるのか職業になるのか、成長していくうえでの通過点であるのかもそれぞれ違います。今、保育所にいる様々な子どもたちを見ていると、これから先どんな職業について、どんな人生を送るのだろうかと考えてしまいます。そして、そのために今をどのように過ごさせればよいかということを考えないといけないとも思います。子どもが現在を最も良く生きることを保障するのは、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うためであり、言い換えれば、保育理念の「人生の基礎づくりのおてつだい」ということになります。
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