先週の話です。月曜日に行われた浅利地区の高齢者とのふれあい運動会に向けて、ぞう組ときりん組がリレーの練習をしていました。よーい、どん!のかけ声と同時に元気よくスタートした子どもたちをみんなで応援しながら見ていたのですが、しばらくすると、それを見ていたぱんだ組さんに変化が起きました。ぞう組ときりん組が楽しそうに走っているのを見て刺激を受けたのか、ぱんだ組の1人がコースを走り始めました。その様子を見た他のぱんだ組の子もまた走り出します。そんな風にして、コース上ではバトンを持ってぞう組さんときりん組さんが競い合って走り、自分のペースで楽しそうにぱんだ組さんが走るという、とても楽しくにぎやかなリレーが展開されました。
5.子ども同士の中で刺激しあうということから、様々な年齢とのかかわりを保障すること。
これは何度もお伝えしていることなので知っておられる方は多いと思います。あさり保育園では異年齢保育を行っているのですが、それは上に書いた目的があるからです。子ども同士の関わりの中では、先週のリレーのように刺激を受けて思わず走り出すといったことが頻繁に見られます。そうした姿を生み出すために、上の子の活動を下の子が見る機会を意図的に作っています。異年齢で保育を行うことの長所には『年少児は年長児から刺激を受ける』ということがありますが、これはまさにぱんだ組さんの姿です。
そして『年長児は年少児に教えてあげることで、自分の能力を定着させる』ことも長所と捉えていて、リレーのときにぱんだ組の存在を意識しながら走るぞう組ときりん組は、「こうやって走ると速く走れるんだよ」と教えてあげているようにも見えました。そして『小さい子のお手本となることで、自信をつけることができる』のも異年齢で活動することの長所で、リレーの時にぱんだ組さんに走る姿を見せてあげたことが自信につながった子もいたはずです。
子ども同士が刺激しあうというのは、文字通り「互いに」刺激し、刺激されるという意味です。下の子が上の子から、上の子が下の子から、そして同じ発達段階の子からと、様々な関係のなかで刺激しあえるようにすることを、私たちは大切にしています。『見る→真似をする→関わる→教わる→教える→一緒にする』といったことが保育園の生活の中でたくさん生まれるように、日々の活動を工夫しています。もちろん私たち保育者も子どもたちに刺激を与えたり、子どもたちから刺激を受けたりしている存在ですよ。
2014年6月12日
2014年6月5日
No.348 お泊まり保育と、ちょっとだけ夏祭りのこと
先週の金曜日と土曜日にお泊まり保育が行われました。前回「愛着という存在」について書きましたが、このお泊まり保育は「愛着という存在」がとても大切な行事だと思っています。親と離れて一日を過ごすお泊まり保育は楽しい体験であると同時に、不安を感じるものでもあります。子どもたちがその不安を乗り越えることができてお泊まり保育を楽しんでくれたのは、「終わった後に不安だった気持ちを親が必ず受け止めてくれる」という確信があったからだと思います。さらに、一緒に活動したたくさんの友だちの存在も大きかったはずです。楽しさや不安をみんなで共有して共にその状況と向き合えたことが、一人ひとりの力になったんじゃないかとも思っています。決して一人の力では行うことのできなかったこうしたイベントって、やっぱりいいものですね。
「愛着という存在」を感じながら、ぞう組さんたちは自発的、主体的に様々な活動に取り組みました。さくら保育園の年長児と一緒に「てくもくの日」(「もくもくの日」とさくら保育園の「てくてくの日」が一緒になったもの)から始まり、グループに分かれて行った夕食のカレー作りも手際よく進んでいきました。グループごとにどんなカレーにするかは事前に話し合っていて、それぞれに違った味の、でもどのグループも美味しいカレーを作っていました。夜のお楽しみは五感を使った遊びで、その中には午前中と夜では園庭のタイヤの温度がどう違うかを実際に触って感じるというものもありました。朝と夜の違いは子どもたちも理解しているはずですが、夜の保育園の温度を実際に触れて感じることで、その日の夜の訪れをより具体的に感じたんじゃないかと思います。他にもここには書き切れない程の様々な体験をしたはずで、その一つ一つが子どもたちの記憶に残って、これからの活動に生かされていくといいなあと思っています。
火曜日には役員会が行われ、そこで夏祭りについての説明をさせてもらいました。まだ決まっていないことはたくさんありますが、大筋はだいたい決まったのでここでもお知らせをしておきます。今年のテーマは「和」、夏祭りでは『縁日の屋台』の雰囲気を楽しんでもらおうと考えました。これまでの夏祭りとは大きく違って…ということにはなりませんが、縁日の屋台をワクワクしながら巡っていくような感覚を楽しんでもらえるように、お店の計画を練っている最中です。そして和の競技の代表格とも言える「相撲」を楽しむ計画もあります。子どもだけじゃなく、大人にも参加してもらうかもしれませんよ。詳細は決まり次第お知らせするので、そちらも楽しみにしていてください。
2014年5月30日
No.347 目的と方法4
いきなり「目的と方法4」と書いても何のことかわからないかもしれませんが、あさり保育園の保育の考え方「見守る保育」について、昨年からときどき思いついたようにこの場で書いてきました。続けて書いていく方がわかりやすいんでしょうけどね。とりあえず、1,2,3のことはあまり気にせず読んでみてください。
4.保育者は、子どもが自発的、主体的、多様な人との関係の中で活動するために、いつでも駆け込める愛着(見守る)という存在でいること。
子どもたちは周りの環境や、友だちなど周りの人との関わりの中で成長、発達をしていきます。でも、新しいことに興味をもち、それに挑戦していく過程では、ワクワク感だけでなく不安な気持ちを抱いたりもします。失敗をしてしまい、もうやりたくないと思うこともあると思います。また人との関わることは、1人ではできないことが実現できたりするのでとても楽しいことなのですが、大変なこともあります。例えば1人なら玩具を好きなだけ使えるけど、友だちと一緒なら譲り合うことも必要になります。意見がまとまらず遊びが進まないこともあります。そういったことがきっかけでケンカになったりもします。新しいことへの挑戦や人との関わりは成長するために必要なことなのですが、そのことで子どもが負の状況に陥ってしまうことは当然のように起きてきます。
そんなとき、上に書いている愛着の存在が必要になってきます。これは親であったり、身近な養育者であったり、保育園では保育者だったりするわけですが、この存在がとても大事なんですよね。子どもは何かに挑戦して失敗したり不安になったりしたとき「抱っこして」と言ってきたりして、誰かに気持ちを受け止めてもらおうとします。そんなときはその思いに必ず応えてあげるというのが、私たちが大事にしている考え方です。不安になったときなど負の状況に陥ったとき、「自分にはいつでも助けてくれる存在がいるんだ」と子どもが確信できるようにすることが、自発的、主体的に活動するためには大切だと考えているからです。
愛着の存在を経て気持ちを立て直して活動に戻っていく。それを続けていくうちに、大人に頼るだけでなく、子ども同士で気持ちを立て直すこともできるようになってきます。また、自分自身である程度は対処することができるようにもなってくると思います。誰を愛着の存在とするのかは子どもによって違いますし、変化していくものではありますが、私たち保育者は求められたらいつでも応える存在であり続けようと思っています。
4.保育者は、子どもが自発的、主体的、多様な人との関係の中で活動するために、いつでも駆け込める愛着(見守る)という存在でいること。
子どもたちは周りの環境や、友だちなど周りの人との関わりの中で成長、発達をしていきます。でも、新しいことに興味をもち、それに挑戦していく過程では、ワクワク感だけでなく不安な気持ちを抱いたりもします。失敗をしてしまい、もうやりたくないと思うこともあると思います。また人との関わることは、1人ではできないことが実現できたりするのでとても楽しいことなのですが、大変なこともあります。例えば1人なら玩具を好きなだけ使えるけど、友だちと一緒なら譲り合うことも必要になります。意見がまとまらず遊びが進まないこともあります。そういったことがきっかけでケンカになったりもします。新しいことへの挑戦や人との関わりは成長するために必要なことなのですが、そのことで子どもが負の状況に陥ってしまうことは当然のように起きてきます。
そんなとき、上に書いている愛着の存在が必要になってきます。これは親であったり、身近な養育者であったり、保育園では保育者だったりするわけですが、この存在がとても大事なんですよね。子どもは何かに挑戦して失敗したり不安になったりしたとき「抱っこして」と言ってきたりして、誰かに気持ちを受け止めてもらおうとします。そんなときはその思いに必ず応えてあげるというのが、私たちが大事にしている考え方です。不安になったときなど負の状況に陥ったとき、「自分にはいつでも助けてくれる存在がいるんだ」と子どもが確信できるようにすることが、自発的、主体的に活動するためには大切だと考えているからです。
愛着の存在を経て気持ちを立て直して活動に戻っていく。それを続けていくうちに、大人に頼るだけでなく、子ども同士で気持ちを立て直すこともできるようになってきます。また、自分自身である程度は対処することができるようにもなってくると思います。誰を愛着の存在とするのかは子どもによって違いますし、変化していくものではありますが、私たち保育者は求められたらいつでも応える存在であり続けようと思っています。
2014年5月28日
8月9日(土)島根顔マラソン右耳SP開催?

8月9日(土)島根顔マラソン右耳SPを開催する予定です。島根顔マラソン右耳SPとはどういうものか、簡単に説明しておきますね。
マラソン(42.195km)の軌跡で大地に顔を描く顔マラソン。全国各地に顔マラソンのコースがあって、島根顔マラソンのコース(顔)はこんな感じ。右耳は宍道湖の中に沈んでいるという設定。

右目辺りにズームイン!

更に近づいてみると嫁ヶ島が見えてきます。宍道湖は普段水遊び程度しか行われてないらしいけど、年に数回「嫁ヶ島に歩いて渡ろう」イベントの日は堂々と入ることができるらしい。この嫁ヶ島まで歩いて渡って帰ってくると…

じゃじゃーん!なんと沈んでいた右耳がちょっとだけ現れます!年に一度、七夕の日だけ会うことができる誰かと誰かの物語みたい…でもないか。

でも全体の顔を見てみると…小さっ!そして細っ!耳というより耳毛?できもの?まあなんだっていいんです。楽しければ。

「嫁ヶ島に歩いて渡ろう」イベントを利用して右耳も描いてしまう島根顔マラソン右耳SP。8月9日(土)開催予定です。(ただし「嫁ヶ島に歩いて渡ろう」イベントの日が8月9日でなかった場合は、当然右耳SPの日も変わります。)
過去の歩いて渡ろうイベントの様子はコチラをどうぞ。「だんだんブログ」
開催にはいくつか決めないといけないことがあって、その1つがスタート時間。「嫁ヶ島に歩いて渡ろう」イベントに参加するには8時50分までに受付を済ませないといけません。ということは朝の3時頃に宍道湖沿いをスタートして、8時30分ころには戻ってきて受付をする流れでしょうか。結構ハードなスケジュールになりそうですね。
ということで現時点での大ざっぱな予定を。
3時に宍道湖沿いの歩道をスタート → 8時30分頃には顔を描いてスタート地点へ戻る → 「嫁ヶ島に歩いて渡ろう」イベントの受付 → 9時30分から嫁ヶ島へ渡り始める → 嫁ヶ島でお話を聞いたり一休みしたり → 12時頃歩道へ戻ってきたら感動のゴール!!
2014年5月24日
2014年5月22日
No.346 人との出会いっておもしろい
1ヶ月前のことですが、あさり保育園にある方が来てくれました。ある方とはプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんです。『鹿児島・屋久島から北海道・利尻島までの日本百名山を、百の頂とその間の道のりおよそ7,800kmを、自分の脚とカヤックだけで完全踏破を目指す、前人未到の挑戦』をされている方で、4月21日には大山を目指して9号線を、しかもあさり保育園の前を通過されることがわかりました。そのとき出かけていた副園長のMさんと調理員のKさんが9号線で田中陽希さんを見つけ「保育園に来てもらいたい」とお願いし、立ち寄ってもらえることになったというわけです。
保育園に来られたときの様子は掲示板でもお伝えした通りなのでここでは省略しますが、子どもたちだけでなく私たちも大いに楽しませてもらいました。最後に子どもたちの前で今挑戦されている旅のことについて話をしてもらったのですが、その中で「自分も日本全国のいろんなものを見て不思議だなあと感じるものをたくさん見つけるから、みんなも不思議だなあと感じるものをたくさん見つけてくださいね」と、素敵なメッセージもいただきました。これってここでも頻繁に書いている好奇心のことですよね。7,800kmの道のりはとてつもなく長く、大変だろうと思います。体もそうですが、前に進もうという気持ちを維持するのも難しいはずです。でもその1歩1歩の力となってくれるのが不思議なものとの出会いだという意味のことも話しておられました。「この地域の瓦は何故赤いのか?何故赤い色の釉薬がこの地域では広く使われているのか?」と質問を受けましたが(もちろん答えられませんでした)、石州瓦を見て不思議に思いながら「次の地域ではどんな色の瓦に出会えるんだろう」と新たな好奇心も沸いていたんじゃないかと思います。好奇心は次の行動の原動力になると、この出会いからも学ばせてもらいました。この出会いの後、子どもたちは日本地図を使って田中陽希さんが今どの辺りを歩いているのかをチェックしています。日本地図や山のことに強い関心を持つ子が出てきたり、いろんな挑戦をする人がいることの面白さを感じてくれたりするといいなあと思っています。もちろん不思議さを感じることの楽しさにも気づいてもらえたら、さらにうれしいです。それにしても人との出会いっておもしろいですね。
最後にお知らせを。田中陽希さんの旅はNHK BSプレミアムで放送されます。5月24日(土)午後7時~8時59分、番組名は「ザ・プレミアム グレートトラバース~日本百名山一筆書き踏破~」です。カメラマンも一緒に保育園へ来られたので、もしかすると子どもたちが映るかもしれません。まあ映らなかったとしても、「あっ、あの人知ってる!」と子どもたちも楽しめるんじゃないでしょうか。時間のある方はぜひ!
保育園に来られたときの様子は掲示板でもお伝えした通りなのでここでは省略しますが、子どもたちだけでなく私たちも大いに楽しませてもらいました。最後に子どもたちの前で今挑戦されている旅のことについて話をしてもらったのですが、その中で「自分も日本全国のいろんなものを見て不思議だなあと感じるものをたくさん見つけるから、みんなも不思議だなあと感じるものをたくさん見つけてくださいね」と、素敵なメッセージもいただきました。これってここでも頻繁に書いている好奇心のことですよね。7,800kmの道のりはとてつもなく長く、大変だろうと思います。体もそうですが、前に進もうという気持ちを維持するのも難しいはずです。でもその1歩1歩の力となってくれるのが不思議なものとの出会いだという意味のことも話しておられました。「この地域の瓦は何故赤いのか?何故赤い色の釉薬がこの地域では広く使われているのか?」と質問を受けましたが(もちろん答えられませんでした)、石州瓦を見て不思議に思いながら「次の地域ではどんな色の瓦に出会えるんだろう」と新たな好奇心も沸いていたんじゃないかと思います。好奇心は次の行動の原動力になると、この出会いからも学ばせてもらいました。この出会いの後、子どもたちは日本地図を使って田中陽希さんが今どの辺りを歩いているのかをチェックしています。日本地図や山のことに強い関心を持つ子が出てきたり、いろんな挑戦をする人がいることの面白さを感じてくれたりするといいなあと思っています。もちろん不思議さを感じることの楽しさにも気づいてもらえたら、さらにうれしいです。それにしても人との出会いっておもしろいですね。
最後にお知らせを。田中陽希さんの旅はNHK BSプレミアムで放送されます。5月24日(土)午後7時~8時59分、番組名は「ザ・プレミアム グレートトラバース~日本百名山一筆書き踏破~」です。カメラマンも一緒に保育園へ来られたので、もしかすると子どもたちが映るかもしれません。まあ映らなかったとしても、「あっ、あの人知ってる!」と子どもたちも楽しめるんじゃないでしょうか。時間のある方はぜひ!
登録:
投稿 (Atom)