2014年6月5日

No.348 お泊まり保育と、ちょっとだけ夏祭りのこと




先週の金曜日と土曜日にお泊まり保育が行われました。前回「愛着という存在」について書きましたが、このお泊まり保育は「愛着という存在」がとても大切な行事だと思っています。親と離れて一日を過ごすお泊まり保育は楽しい体験であると同時に、不安を感じるものでもあります。子どもたちがその不安を乗り越えることができてお泊まり保育を楽しんでくれたのは、「終わった後に不安だった気持ちを親が必ず受け止めてくれる」という確信があったからだと思います。さらに、一緒に活動したたくさんの友だちの存在も大きかったはずです。楽しさや不安をみんなで共有して共にその状況と向き合えたことが、一人ひとりの力になったんじゃないかとも思っています。決して一人の力では行うことのできなかったこうしたイベントって、やっぱりいいものですね。

「愛着という存在」を感じながら、ぞう組さんたちは自発的、主体的に様々な活動に取り組みました。さくら保育園の年長児と一緒に「てくもくの日」(「もくもくの日」とさくら保育園の「てくてくの日」が一緒になったもの)から始まり、グループに分かれて行った夕食のカレー作りも手際よく進んでいきました。グループごとにどんなカレーにするかは事前に話し合っていて、それぞれに違った味の、でもどのグループも美味しいカレーを作っていました。夜のお楽しみは五感を使った遊びで、その中には午前中と夜では園庭のタイヤの温度がどう違うかを実際に触って感じるというものもありました。朝と夜の違いは子どもたちも理解しているはずですが、夜の保育園の温度を実際に触れて感じることで、その日の夜の訪れをより具体的に感じたんじゃないかと思います。他にもここには書き切れない程の様々な体験をしたはずで、その一つ一つが子どもたちの記憶に残って、これからの活動に生かされていくといいなあと思っています。

火曜日には役員会が行われ、そこで夏祭りについての説明をさせてもらいました。まだ決まっていないことはたくさんありますが、大筋はだいたい決まったのでここでもお知らせをしておきます。今年のテーマは「和」、夏祭りでは『縁日の屋台』の雰囲気を楽しんでもらおうと考えました。これまでの夏祭りとは大きく違って…ということにはなりませんが、縁日の屋台をワクワクしながら巡っていくような感覚を楽しんでもらえるように、お店の計画を練っている最中です。そして和の競技の代表格とも言える「相撲」を楽しむ計画もあります。子どもだけじゃなく、大人にも参加してもらうかもしれませんよ。詳細は決まり次第お知らせするので、そちらも楽しみにしていてください。

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