2007年10月5日

No.14 りす組の食事

現在あさり保育所には0歳から6歳まで様々な年齢の子が全部で75名いて、様々な生活が繰り広げられています。その中の一番小さなりす組(0歳児)には今8名の子どもがいます。このりす組は年度途中での入所が多いクラスで、今年度のスタート時は3名でしたが、今月中には9名になる予定です。今回はこのりす組の食事の特徴(特にハイテーブルとハイチェアー)について少し触れてみようと思います。

あさり保育所では「楽しく食事をする」ことを基本としています。これはどの年齢でも変わりません。ですから、どのクラスもできる限り保育士も一緒に食事をするようにしています。そしてりす組では、子どもが自発的に食べ物を手にして口に運ぶことを促す食事の方法を大切にしているので、床には食べ物がこぼれ落ちてかなり汚れてしまいます。本当は低い椅子でしっかりと安定して座れる方がいいのですが、床に落ちた食べ物に触れながらよりも、落ちたものが気にならないようにハイテーブルとハイチェアーを使うことにしました。

さらに、自発的に食事をするためには、テーブルと口元の距離が適切かどうかということも大切です。そのため使っているハイチェアーは高さが自由に変えられるようになっています。また安定して座れるようにおしりの大きさに合わせたり、ひざからかかとまでの高さも調整できます。これらの距離を一人ひとりに合わせて様々に調整できます。椅子の宣伝みたいになりましたが、実際にこの机と椅子で子どもたちの食事もスムーズに進んでいるようです。

食事も次の段階では「1人で上手に食べること」「気持ちよく食べること」が課題になってきて、机とイスも低いものに変わります。当然まだたくさんの食べこぼしがありますが、それを「不快」と感じることで、気持ちよく食べようという意欲につながっていきます。次の段階の食事に対しての考え方でもあります。 全ての子にとって食事の時間の学びが多くなるためには、まだまだ見直す点はあります。りす組以外の食事についてもいつか触れたいと思います。りす組のハイテーブルとハイチェアーをまだ見ておられない方は、子どもたちの楽しい食事風景を想像しながら、ぜひ一度見ていただきたいと思います。

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