2008年4月4日

No.39 新年度スタート

4月1日に新しく4名の園児を迎え、65名で新年度がスタートしました。5月以降には8名加わり、73名になる予定です。今年度も子どもたちは大きな集団の中で、有意義な体験を重ねていってくれると思います。

昨日保護者会の総会の後クラスごとに分かれてもらい、今年度の保育の説明をさせてもらいました。そのときに配布したプリントには、各クラスではどのような考えでどのような活動をしていくかを書かせてもらっています。その中で、うさぎ組・りす組のプリントにはこんなことを書いています。

『1歳児クラスの特徴として、だんだん自己主張が強くなってきますので、友だちと関わる場面のトラブルが増えていくということがあります。どういう自己表現なら認められるのかという適応行動をまだ身につけていませんから、生の欲求が阻止されるものなら、すぐさま、かみつき、ひっかきなどの即時的な行動になってしまいます。この行動に対して基本的には、欲求を把握し、それを満たしながら、「即時的な自己表現」を「認められる適応行動」に代替させていくプロセスを工夫していくしかありません。かみつき、ひっかきなどの行動は、友だちとの関係性のなかで育てるべき欲求コントロールの発達課題ですから、集団の機能をもっている保育所ならではの、また、保護者とともに「育ち」の課題を共有できる保育所の大切な役割だと思います。』

子どもが育っていく中で(発達の過程で)このようなことはたくさんあります。自分以外の人の気持ちを考えることが出来るようになってくると、今度は自分の思いと他人の思いが自分の中でひしめき合い、葛藤となり、友達とのトラブルにもなってしまうこともよくあることです。かみつきやひっかき、友だちとのトラブルなど、何とかしたいと職員全員がいつも考えています。だからこそ、「これも発達の過程で通り過ぎていくもの」ということを押さえつつ「子ども同士がもっと上手に関わるためにはどうすれば?」を、保護者の皆さんと共に考えながら、子どもたちと真剣に向き合っていきたいと思います。

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