2008年5月16日

No.45 今と昔の違い②

先週は今と昔の家庭を比べて「子育て支援」や「一時保育」が今必要とされている背景を考えてみました。今回は、家庭と保育所の違いから考えてみます

今の家庭になくて保育所にはあるものと言えば、たくさんの子どもです。子ども同士の関係が豊かであることです。家庭や地域には子ども集団が減りましたが、保育所にはそれがあります。これがとても貴重な時代になりました。子どもの成長には子ども同士の関わりが必要です。子ども同士の体験がほとんどできていなかったために社会性を身につけていないということが、今の若者の問題になってきています。幼児期に子ども同士でけんかしたり、交渉したり、協同して遊んだりする体験が少なくなってしまいました。そんな時代だからこそ、子どもにとって保育所での体験はますます貴重になってきていると思います。

先週書いたことも踏まえて考えていくと、そもそも子育ては親と子どもだけではうまくいくものではなく、親には大家族のようなサポートが必要だったのではないでしょうか。その大家族がなくなってきた今、地域の子育て支援の仕組みが必要であり、また子どもにとっては保育所のような集団の場所が必要だと思います。あさり保育所の「子育て支援」や「一時保育」を利用された方の人数を見ても、今の時代には必要な活動だと実感しています。親が安心して子育てができ、子どもにとっても好ましい子育てになっていく、そのためのサポートをあさり保育所では続けていきます。そんなわけなので、保護者のみなさんの周りに子育て支援(わくわく広場)や一時保育事業を知らない方がおられたら、ぜひ教えてあげてください。

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