4月1日に新しく13名の園児を迎え、63名で新年度がスタートしました。まだ4月は始まったばかりですが、3月までの保育所の様子とは違っています。大きな子ども集団であることに変わりはありませんが、昨年度とはまた違う集団の姿を見せてくれると思います。意味の深い関わりあいを多く生み出してくれることを期待しています。
新しいスタートということで、私たちも原点に立ち返って保育を見直してみます。あさり保育所が掲げている理念は「人生の基礎づくりのおてつだい」、目標は3つ「『ひとり』を大切にする保育」「自然に生かされる保育」「保護者とともに成長する保育」です。
『ひとり』を大切にする
園便りにも書きましたが、子どもたちが保育所に通っているときから、これから先の人生に向けて力強く歩んでいくための力を確実につけていける、そんな場でなければいけないという思いを強く持っています。そのために私たちが一番にすべきことは、子ども一人ひとりの発達をきちんと保障することです。改めて言うまでもありませんが、一人ひとりはみんな違います。同じ親から生まれた子どもでも、原石の質は一人ひとり違っています。違いを認め、一人ひとりを丁寧に見て、その子に必要なことは何かをしっかり掴んで保育に当たることを、私たちの原点として再確認します。一人ひとりを大切にすることで、子どもたち一人ひとりが他と関係を持ち、他と共生していく生き方を目指せる基礎をつくっていきたいと思います。
自然に生かされる
子どもは自然から多くのことを学びます。自然環境には、子どもが思わず興味を持ち思わず遊びたくなる要素がたくさんあります。その自然と関わっていくだけでなく、どのように自然と共生していくかを考えていかなければいけません。これは大きなテーマですが、子どもたちとともに考えていきます。
保護者とともに
子育てや保育は決して楽しいことばかりではありません。悩みは尽きません。でもその中に幸せもあります。子どもの成長を感じたときなどは、涙が出そうになるくらい感動します。そんなことを感じながら、子どもだけでなく大人も成長していくんだろうと思います。大変だけど幸せなこと。そんなことを保護者の皆さんと共有できるつながりを深めていきたいと思っています。
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