2010年4月23日

No.140 クッキング活動について

4月のうちに、できるだけ今年度の活動の思いを伝えておかなければということで、今回はクッキング活動のことについて書くことにします。後日調理担当者からもお知らせがあると思いますが、今年度はクッキング活動を例年の倍以上に増やす計画にしています。といっても特別な料理を作るわけではありません。味噌汁作り、カレー作り、おにぎり作りを毎月それぞれ1回ずつ、それ以外にサンマを焼いたり芋汁を作ったりという季節のクッキングを数回行うといった計画です。

クッキング活動は、実際に食材を扱うことで食べ物に対しての関心が深まります。それだけでなく、子どもたちにとっては大人と同じことをしている喜びを味わうこともできる楽しい活動です。なにより、水で洗ったり、ちぎったり、こねたり、丸めたり、切ったりといった作業の一つ一つは、遊びと同じ作業が入っているため、料理は子どもにとって最高の遊びともいえます。しかも、これほど目的がはっきりしていて、結果が明確に表れる体験は他にありません。また、料理をすることによって生活上必要な技術が身につきますし、手や脳など身体的な発育にもよい影響があります。クッキング活動には、幼児期における子どもの発達に関する様々な要素がたくさん含まれています。

そんな様々な要素の中で今年度特に重視したいと考えていることは、“生活上必要な技術を身につける”という部分です。具体的に言えば「調理をするための包丁の使い方と火の扱い方」を体験から学ぶ、といったことです。それぞれの危険性を知り、その上で正しい使い方をすればどれだけ活動の幅が広がるかを子どもたちが実感できる、そんな活動にしたいと考えています。子どもの自立を考えたとき、「子どもが自分の力で生きていくスキルを学ばせる」ことが大切になります。子ども自身が危険回避能力を高め、子どもが自ら考え、様々な場面に対してどう対応すればいいかの答えを見つけていけるようにならなければいけません。そのために、子ども一人ひとりの発達を見極め、自分でできるところは手出しをせず、求めてきたときにはすぐに手を差し出すことのできる見守りの中で、この活動を行っていきます。そうやって子どもたちの「生きる力」を育んでいきたいと思っています。そんな思いを保護者の皆さんとともに持ち、体験から学ぶ場として、この活動を充実させていきたいと考えています。

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