2010年4月2日

No.137 22年度のスタート

昨日進級・入園式を終え、平成22年度がスタートしました。今年度は12名の新入児を迎え、67名でのスタートです。5月以降には6名が加わり、最終的には73名になる予定です。この73名の子どもたちがこれからの人生に向けて力強く確かな一歩を踏み出せるように、様々な人間関係の中で様々な体験を通して、必要な力をつけていくお手伝いをさせてもらおうと思っています。よろしくお願いします。

園だよりの中でもお知らせしていますが、今年度の新たな行事、3月5日(土)の「成長展」について、ここでも紹介させてもらいます。あさり保育所の行事は、「保育を深める」「保育・発達を保護者へ伝える」「親子の触れ合いと遊びの提案」「文化継承・地域理解」の4つのねらいを持って行っています。成長展は、その4つのねらいの中の「保育・発達を保護者へ伝える」「親子の触れ合いと遊びの提案」に位置づけています。子どもの発達については、身長や体重の変化だけでなく、健康・人間関係・環境・言葉・表現などの切り口からできるだけ目に見える形で子どもの育ちをお伝えしようと思っています。親子の触れ合いについては、クイズ形式を取り入れ、子どもの成長を楽しみながら感じていただけるような方法を考えています。

例えば絵などで「表現の発達」を伝えようとしたとき、見栄えのよい?作品を子どもに描かせたり、大人の思うとおりの作品になりにくい小さい年齢の子の作品を、いかにも作品のように見せる工夫をしたりといったことは、本当の意味で発達を伝えることにはならないと考えます。かといって、子どもが自由に描いた絵を見せ、「これが今の子どものありのままの姿です」というのも、間違いではないけれど少し何かが足りないと思っています。子どもの成長は点ではなく線で見て、そこにある成長のプロセスを感じることが大切です。「今、何が描けるかということでなく、どのように描けるようになったか」ということを大事にしたいというのが私たちの思いです。先日の事ですが、O保育士が「21年度の子どもの作品を整理していて、1年間で子どもの絵が大きく変化していることがあらためて分かり、感動した」と話していました。そのような気持ちをみなさんと共有できるような、そんな行事にしたいと思っています。もっと詳しいことは、成長展が近くなってからお知らせすることとします。

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