2011年6月3日

No.196 ぱんだ組の朝の会を見て

昨日のことですが、ぱんだ組の朝の会を見ていました。みんなで円形のカーペット上に集まって1日の流れを確認した後、今日したい遊びを一人ずつが発表していきます。どんな風に自分の思いを表現するだろうか、最初に「○○がしたい!」と言った子の意見に引きずられることはないだろうかとちょっとドキドキしながら見ていたのですが、「ままごと!」「かぐら!」「ねんど!」などと、全員自分のやりたいことをしっかりと発表していました。

自分は○○がしたい、自分は△△が好き!と自分の思いを表明している姿は園内のあちらこちらで見られるので珍しいことではないのですが、それでも見るたびに「すごいなぁ」と感心させられます。自分らしさを保ち、自分の意見を人前で堂々と表明できること。そのためにも自分自身を肯定的に捉え、なおかつ周りの人を信頼すること。子どもたちにはそんなことを大事にできる人になってもらいたいと常々思っているのですが、お集まりの様子を見ていてますますその思いは強くなりました。

自分を肯定的に捉えるというのは、自分の強みを知り、その強みに自信を持ち、そしてそんな自分を好きになること。このことを基盤として、自分と他人があらゆる点で違っていることも受け入れられるようになってほしい、社会の一員として様々な人の違いを認め、様々な人がいることを当たり前と思えるようになってほしい、そんな風に思っています。「自分の思いを表明する」という話からずいぶんそれてしまいましたが、「自分の思いを堂々と表明する」「自分を好きになる」「他人との違いを受け入れられる」「いろんな人がいる社会を豊かだと思う」といったことは、ふかーいところで繋がっていると思うんです。なんだかいつも以上にまとまりがないですね。

さて、この「ひとりごと」がみなさんのもとに届く頃には、ぞう組さんたちはお泊まり保育で大いに盛り上がっていると思います。みんなで作った晩ごはんを食べて、みんなでキャンプファイヤーをして、そしてみんなで寝るわけです。ただそれだけのことですが、明らかにいつもの日常とは違います。いつもは家族で過ごしている時間を友だちと共有する、一種の家族体験、家族で行う役割をみんなで体験する場です。ホームページなどで様子を紹介していく予定なので、ぜひそちらも見てください。

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