2014年3月20日

No.337 いよいよ卒園式です




月曜日の夕方の出来事です。ぞう組さんの部屋の前を通ると、ぱんだ組のAちゃんが扉のすき間に顔をぴったりつけて、中の様子をジーッと眺めていました。すごくいい光景だなあと思い、邪魔をしないように写真を撮らせてもらいました。保育園にはいろんな発達段階の子が生活しています。その子どもたちが関わって活動することには「年少児は年長児から刺激を受ける 」という大事な目的があります。Aちゃんはぞう組さんの活動を見ることで、たくさんの刺激を受けたことでしょう。きっと何かの機会にその経験が生きてくると思います。ぞう組さんの存在は、他の組の子どもたちにとって非常に大事なものです。この1年間で多くの子にたくさんの刺激を与えてくれました。もちろん私たちもこうした行動が日常的に生まれるような環境を大事に考えている訳で、その特徴的な場面を見ることができてうれしく思いました。

火曜日にはウォークラリーが行われました。簡単に説明すると、こもさわ公園へ行く途中に3つのチェックポイントが用意され、そこで出された課題をグループごとに体験していくという内容です。例えば「冷たいものを見つけてみよう」という課題があり、石とか地面とか手すりが冷たかったよー!と、ぞう組のNちゃんは嬉しそうに教えてくれました。冷たさを意識しながら目につくものを触った体験は、いつもと違った感覚をフルに働かせたことでしょう。他のものより冷たいものを見つけ、不思議さを感じたでしょうし、なぜ冷たいんだろうと好奇心も湧いたんじゃないかと想像します。私たちはこの課題を「科学」と位置づけていますが、ここで感じた不思議さ、そこから生まれる好奇心は、小学校以降の全ての学びにつながる重要なものです。こうした体験はこれからも大切にしていってもらいたいと思っています。



22日(土)は卒園式。14名の子どもたちがどんな表情で修了証書を受け取ってくれるか、今から楽しみにしています。たくさんの笑顔が見れるといいなあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿