2014年3月27日

No.338 25年度の終わりに




卒園式も無事に終わり、平成25年度もあとわずかとなりました。何かとバタバタする時期でやらなければいけない事は多いのですが、そんな中でも「今年度はどうだったんだろうか?」「すべきことに目を向け続けられただろうか?」と考えてしまいます。子どもたちが自ら発達しようとする力を引き出すことを意図し、そのためのかかわり方を考えたり環境を用意したりすることが、私たち保育者の大きな役割で、そのために「こんなこともできたはず。あんなことも考えるべきだった。」と反省することは多いです。毎年この時期には反省ばかりしていて、要するに私自身が進歩していないということかもしれないなあと思ったりしています。



ここまでは私自身のこと。ここからは子どもたちのことです。26日(水)には久しぶりにハーブティー屋さんが開かれました。希望する子どものみの参加ではあったのですが、告知のためのポスターを作成し、エプロンと三角巾を用意してクッキーを作り、役割分担をして保護者にハーブティーとクッキーを振る舞ってくれました。どのようにハーブティー屋さんを開くかといった話し合いが行われましたが、こうした話し合いは日々の保育の中で頻繁に行われていて特別なことではありません。クッキー作りも、毎月行っているクッキング活動の経験もあって流れは非常にスムーズです。そして、ごっこ遊びなどでお店屋さんの役はしっかりと体験してきているため、見事に店員の役をこなしてくれていました。日々行ってきていることが力になっていることを感じた瞬間です。他者との意見の調整、コミュニケーション、段取りを考えること、社会の中の役割を真似して演じることなど、保育園での関わりの中で子どもたちは多くのことを学んでいます。こうしたことが子どもたちの文化として受け継がれ、4月以降の子どもたちの活動につながっていくことになります。





4月からは新しい友だちもたくさん加わり、子どもたちの関係は変わっていきます。今まで行われていたことを見て、感じてきた子どもたちが、新たな関係の中でどんな姿を見せてくれるか楽しみにしています。1年間お世話になりました。

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