4月1日(水)に入園・進級式を行って新年度がスタートしました。今年度も毎週金曜日にこの「園長のひとりごと」を配布して、あさり保育園の保育に対する考え方や私が考えていることについてお知らせしていこうと思います。
上の写真は木曜日の様子。園庭にクローバーを植える準備で土を耕しているところです。最初は職員と5人くらいの子どもたちが始めた作業でしたが、興味を持った子がどんどん加わってきて賑やかな場になっていきました。こうした場面が保育園にはたくさんあり、誰かがやっていることを見て興味を持ち、自分もやってみたい!と思って真似を始めることで遊びが広がっていくのが保育園の遊びの特徴でもあります。こうした遊びや活動は子どもたちの自発的なものであり、この自発的な取り組みこそ発達にもっとも必要なことなので、「見て、真似をする」環境を用意することをあさり保育園では大切にしています。
「見て、真似をする」といっても子どもたちの興味関心は様々なので、土を耕す作業を見てはいるけどそこには加わらない子も当然いました。いろんな子が加わってくれるように、活動の内容や見せ方を工夫することも必要です。時間をかけていろんな方法を試していきます。また関心を持ってからの活動の展開も様々です。作業自体に興味を持つだけでなく、耕した土から出てきたミミズに興味を持つ子もいました。運良く幼虫を見つけた子は、その幼虫は何を食べるんだろう?と図鑑を使って調べたりもしていました。「生活の中で、様々な物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心を持つ。」「身近な動植物に親しみを持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てたり、味わうなどして、生命の尊さに気付く。」ことは、保育の大切なねらいです。作業に使う道具に関心を持ったり、生き物の生態や不思議さに関心を持ったりすることなんかも、子どもの発達に必要なことです。1つの作業が様々に展開している様子を見てうれしくなりました。
今年度のあさり保育園のテーマは『四季』です。まずは春を楽しむところからのスタートになります。食べ物や植物に注目したり、この時期に動き始めるたくさんの生き物なんかにも注目するかもしれません。それらに触れることで子どもたちの興味がどのように膨らんでいくのか、今から楽しみです。みなさんも楽しみにしていてください。
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