2015年9月11日

No.411 秋との関わり

今週も運動会に向けての取り組みが盛んに行われていて、子どもたちの気持ちも盛り上がってきていることを感じています。その取り組みの中で取り上げてお伝えしたいことはいくつかあるんですが、今回はそこからちょっと離れて、今年度のテーマ「季節」の中の『秋』について書くことにします。

保育園の生活において、子どもたちに季節を感じてもらいたいという思いは今までもずっと持って活動を考えてきました。ですから今年度だけ特別な季節の取り組みがあるわけではありません。ただ、今までと同じ取り組みだとしても、その中からより季節を意識できるようにと考えてきました。その結果、いろんなところで季節により焦点を当てた活動が行われるようになっています。



例えば今ちょっとしたブームになっている音探し。秋の虫の鳴き声を探していた子どもたちが、絵本に載っていた「スズムシの鳴き声作り」をやってみたいから釘が欲しいと言ってきました。できた音がスズムシの鳴き声に近いかどうかは、ぜひ実際に聞いて判断してもらいたいのですが、このように音を通して秋を体験している様子を見ていて、季節への触れ方はいろいろあることを学ばせてもらいました。



稲刈りも行いました。少ししか収穫はできませんでしたが、それでもお米はお米です。自分たちで育てたお米なので、少量でも大切に扱っていきます。籾殻をとるために、今回はすり鉢とボールを使いました。今ではこのような手間のかかる作業を体験する機会が減ってしまいましたが、だからこそあさり保育園ではあえて取り入れます。春から育ててきたお米を通して季節が移り変わってきていることを感じたり、そして実際に自分たちの手を使って仕上げていく作業と秋を関連づけたりと、お米という1つのものから様々に季節と関わっています。大事な体験だと思っています。



最後にちょっとだけ運動会のことを。運動会でもあちこちに四季が取り入れているんですが、その1つがプログラムです。全てを見てもらうのは当日までとっておくとして、ここでは少しだけお見せしておきます。季節を意識することで、子どもたちだけでなく私たち大人も楽しませてもらっています。

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