前者については、10月24日(土)に行われる島根県保育研究大会においてK保育士が発表することになっています。コミュニケーションや関わりの基礎となる「共感する」力を、乳児がどのように獲得しているのか。そんなことをまとめてくれています。そして後者については、来年6月に行われる全国私立保育園連盟の全国大会においてI主任が発表してくれることになっています。そのために日々の取り組みの意味を整理し直したり、新たな取り組みを始めたりもしています。今回はI主任の書いたものを借りて新たな取り組みの1つを紹介します。今後の取り組みも楽しみにしていてください。
『分けて食べる体験』
兄弟も少なかったり、物が日常的にあふれていたり、という今日。「1つの物を数人で分けて食べる」という体験が少なくなってきているのではないでしょうか?でも、子ども集団のある保育園ならできます!そこで、毎月1回「分けて食べる」ことを体験できるメニューを昼食で出してみることにしました。初回はお好み焼き。1枚のお好み焼きを5,6人で分けて食べました。各グループでいろいろと智恵を出し合って分ける姿が見られました。人数と同じ数に切り分けることを想像していたのですが、おかわりのことを考えて分ける子もいました。例えば、ある5人のグループでは全員におかわりがあった方がいいから10個に切ったらどうかと考えたり、6人のグループでは8つに切り分けて残った2つをおかわりにしようと考えたりもしていました。均等に切り分けるのは難しい子もいて、切り分けたお好み焼きを見て「こっちが小さいね」「こっちは大きいよ」と大きさを比べる声も聞こえました。これらは小学校以降の学習、特に算数につながっていく大事な体験です。
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