昨日3,4,5歳児クラスで発行された『発表会だより』にはこんなことが書かれていました。ダンスの紹介の文章です。
発表会で見て頂くダンスは夏祭りのオープニングでぞう組さんが踊った鳴子のダンス『ライジング』です。「え?また?」と思われるかもしれませんが、夏祭りの踊りの練習をしている時から「やりたーい!!」とくま組、きりん組さんが一緒に踊る姿がありました。そしてその子達に教えるぞう組さんの姿があったのです。発表会でのダンスもこの曲にしたら、きっとそういう姿が見られるだろうし、教えることでぞう組さんはまた「自分たちが引っ張っていかないと!!」という気持ちが生まれてくるのではないか?そんな意図があって同じ曲にしました。そして期待通り、子どもたちは教え合ったり、「もっとこうしたらよかった」と振り返ったり、並び順も自分たちで話し合って決めたりと、自分たちで作り上げてきました。本番でも「もっとこう!!」「そこじゃないよ!!」と思わず声が出てしまったり、心配そうに他の子の様子を見ている姿が見られるかもしれません。そんな姿にもご注目ください!!
ここで書かれているように、準備の段階から様々なやり取りが行われてきました。当日は音楽に合わせて思い切り体を動かす姿が中心ですが、自分の思いを伝えたり、友だちの意見を聞いたりといったことを経て共通のイメージを作り上げてきました。そんなことを思い浮かべながら見てもらうと、友だちとのちょっとした視線のやりとりの意味なんかも感じてもらえるんじゃないでしょうか。
そしてクラス毎の出し物では、3歳児までは保育士がステージに上がって共に進めていく形になっていますが、4歳児からは基本的に子どもたちだけで進めていくことになります。その中ではセリフや話す順番、立ち位置などを教え合ったりする姿も見られると思います。自分たちだけでステージに立ち、その場をなんとか調整できるようになるのは、上の子が自分たちで調整する様子を見て、自分たちも日々の生活の中でそれをやっているからです。発表会になると急にできるようになるわけではなく、それまでの様々な体験の積み重ねがあるからこその姿です。そのあたりにもご注目ください。
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