2016年1月22日

No.429 雪が降りました

ようやく冬らしい天気になってきましたね。突然の雪+かなりの寒さになりましたが、子どもたちは待ってましたと言わんばかりに元気に園庭へ飛び出し、冬を楽しんでくれたようです。そのときのことを「上手くいかなかったこと」も含めて少し紹介します。



雪の楽しさをしっかりと感じながら楽しんでいた子どもたちの様子を見ていて、「子どもたちにもっと冬の不思議さを感じさせてあげたい!」と保育者たちは考えました。そこで帰りの会の中で「瓶に入れた水や濡れた雑巾を外に出しておいたらどうなるだろう?」と投げかけ、実験してみることにしました。もちろん水が冷やされると氷になることを知っている子はいます。でも分かっていることでも実際に体験するは大切です。知らない子は「こうなるのか!」という驚きがあるでしょうし、知っていた子でも凍った雑巾の固さとか氷のふくれ具合の言葉では言い表しにくい状態を再確認したり、自分の知っていたこととのちょっとした違いに気づくこともあると思います。こうした実体験を大切にしていきたいと考えているので、次の日の朝に子どもたちがどんな体験をすることになるかワクワクしていました。でも残念ながら気温が上がってしまい、何も凍ることなく終わりとなりました。変化を見せられなかったのは残念でしたが、天気予報に注意しながらチャンスがあれば再度挑戦してみたいと思います。





雪のキャンドル作っていた子もいました。以前田中陽希さんに2百名山ひと筆書き踏破のお祝いとして「山型キャンドル」を作って送ったんですが、その時の工程を真似して雪でキャンドルを作ったようです。過去の体験を思い浮かべながら違う素材でも再現してみようとするのはさすがだなあと思います。雪が降らなかったらこうした再現遊びは起きていなかったかもしれません。雪に好奇心を持って雪を使って遊びだしたことから製作意欲が湧いてきて、過去の体験を活用しながら…とつながっていったことが想像されます。様々な体験をしてもらいたい、意欲的に活動してもらいたいと思う時、まずそこに好奇心の芽が育っていることが必要だと再確認することができました。残念ながら雪はなくなってしまいましたが、まだ降ることはあると思います。その時は今回上手くいかなかったことの反省は活かしたいですし、日々の活動においてもこの日の気づきは活かしていきたいと思っています。

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