あっという間に1月も終わろうとしています。保育園の今年度の行事もあと少しとなり、年長児の卒園と新年度のことを考える時間が増えてきました。もう少しすると各クラスの移行が始まります。大きな変化としては、ぞう組がぱんだ組の部屋へ移り、単独の活動が増えることになります。それに伴ってぱんだ組がきりん組・くま組と生活することになり、来年度からの活動に向けて緩やかに移っていきます。
こうした移行には“次の活動に慣れる”という意味もありますが、大事にしたいことは“次の活動への期待感を高める”ことです。例えばぱんだ組については、新しい生活の流れを覚えていくことももちろん大切です。でも「このゾーンではこんな遊びができるんだ!」「きりん組やくま組の友だちのようにこんなことができるようになりたい!」と期待感を持てることがより大切で、そこにつながる移行を心がけたいと思っています。
そしてぞう組についてですが、新たな取り組みも考えています。毎年2月に行っている江津東小学校の5年生との交流の場で、年長児が「小学校について聞きたいこと」を質問して5年生に答えてもらうことを計画しています。これは園内研修の講師として来てもらったことのある中川綾さんが書かれた本『みんなのきょうしつ』に書かれていたことで、なるほど!と思って真似させてもらうことにしました。質問は事前に送っておいて5年生にはじっくりと考えてもらうつもりです。小学校入学が近づいてきたことで感じていることを質問し、それに対して小学校生活を体験中の5年生から話してもらうことは、小学校との距離を縮めることにもつながるでしょうし、期待感を持つきっかけにもなると思います(逆の立場の5年生にとってもこの取り組みはいい経験になると思っています)。ぞう組の数名に「5年生に聞きたいことはある?」と質問すると、「小学校では何をして遊んでいるのか?」「箸の持ち方が上手じゃないけどどうしたらいいか?」ということを聞きたいと返ってきました。時間をかけて話を聞けばもっと本質な質問も出てくると思います。さてこの取り組みから子どもたちはどんなことを感じるでしょうか?交流後にはその内容を報告しようと思いますが、園内での移行だけでなく、移行の意味を幅広く捉えるとまだまだできることはありそうです。
最後に1つお知らせを。1月1日に「日本2百名山ひと筆書き」を無事踏破された田中陽希さんの挑戦の様子が、NHK BSプレミアムで放送されます。番組名は「グレートトラバース2」、放送は1月30日(土)午後9時からの予定です。昨年12月6日にあさり保育園へ来てくれたときの様子も放送されるという情報もありますので、お楽しみに。
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