2016年3月4日

No.435 年長児との食事会

先週から年長児とのちょっと変わった食事会を始めました。どんな食事会かというと、3人ずつ招待して私と一緒に事務室で食事をするというものです。普段は入らないことになっている事務室に堂々と入ることができるというのは、それだけでも嬉しいことなのでしょう。事務室に入る前から笑顔、入ってからもずっと笑顔です。食事前には事務室にあるものを紹介し、事務室がどんなところなのかを説明して、その後は質問を受けたりします。それが終わってから食べ始める流れになっています。

初日はMちゃん、Iくん、Yくんの3人でした。この時を楽しみにしていたようで、ずっと笑顔でいろんな話をしながら楽しく食べることができました。途中で事務室に入ってくる保育者も声をかけてくれ、それがまた嬉しいらしく、ますます笑顔になっていきます。こんなに楽しそうに食べてくれるなら、もっと早くから企画して数回ずつ機会を作ればよかったとも思いましたが、この時期の年長児だったからこそ楽しめていることなのかもしれません。とにかく私もいつも以上に美味しく食べることができています。

食事においては栄養のバランスとか食べる量とか食べ方とか、大事なことはたくさんありますが、根っこには楽しさがなければいけないと思っています。自分たちが栽培したものを食べる、自分たちで調理したものを食べる、みんなで一緒に話をしながら食べるといった楽しさなどもあるし、今回のようにいつもとは違った環境で食べる楽しさもあります。食事の環境を仕掛けることは大人の大切な役割で、それらの楽しさは大人の働きかけ次第で大きく変わってきます。そしてこれは保育全般においても言えることです。子どもが「やりたいことを好きなようにできればいい」のではなく、より自発的に動けるように、より楽しさを感じられるように、次への挑戦意欲がより湧いてくるように、まずはそのための環境を保育者が構成すること。そしてその中で子どもたちが自分のやりたいことを意欲的に(つまり楽しく)取り組めるようにしていくことが保育者の役割です。まだまだ保育園の食事を楽しくするための工夫はできそうだし、保育全体も深めていく工夫はできるんだろうなあと思った年長児との食事会でした。
※ちなみにこの食事会は、1年生の食事時間約30分を意識してもらうこともねらいとしています。

さて今年度もあと1ヶ月を切り、来年度に向けて既に子どもたちは動き出しています。どの子にとってもスムーズな年度替わりとなるよう、慌ただしくなる時期だからこそ丁寧さを忘れずに保育を進めていきたいと思います。そして最後にお知らせを。来年度の職員体制について来週の「園長のひとりごと」で発表します。お楽しみに。

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