私の独断と偏見で選んでいるのでどうしても偏りはありますが、今貼っているもの一部を紹介します。例えば調理室横のトイレは糸井重里さん。
「よりすがる」ということばが、あたまに浮かんだ。そんなことば、あったっけ、ということさえ思った。辞書を見たら、ちゃんとあった。「からだをすり寄せてすがりつく」「助けてもらおうとたのみにする」漢字で書くと「寄り縋る」ということになる。「よりすがるってのが、いけないんだよなぁ」と、そんなことを思ったのがきっかけだった。なんにせよ、「よりすがる」がまちがいのもとだ、と。「よりすがる」がわるくないのは、無力なものとして神さまに「よりすがる」とか、赤ん坊が母親に「よりすがる」とか、犬や猫などが飼い主に「よりすがる」とかぐらいかな。それ以外は、だいたいろくなことにならない気がする。「こだわり」ということばが…(続く)
そして遊戯室横のトイレは村上春樹さん。
二十歳になったからって、急に大人になれるわけじゃありません。また経済的に自立できたとしても、それで大人になれるわけでもありません。僕は個人的には、自分の心の痛みと、まわりの人々の心の痛みとを…(続く)
こんな感じの言葉を貼っているわけですが、見たことのある方はどれくらいいるでしょうか?とにかくこの方たちの言葉はよく響いてきます。うまく説明できないのですが、じんわり伝わってきて、しばらく頭の中に残り、そして忘れた頃にふっと頭に浮かんできたりします。こんな表現力があればみなさんに保育のことを分かりやすく伝えることができるのに…と思うのですが、ないものねだりは止めておきます。トイレの話だけで終わってしまいましたが、保育園のトイレはいつでも自由に使ってくださいね。そのときは是非トイレの言葉にも目を向けてみてください。
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