園舎内に大きな地図「あさりマップ」が貼られているのをご存じでしょうか?今まで活動でよく利用していた場所や施設、そして今後活用していきたいと考えている場所が描かれた浅利町の地図です。これを作り上げてくれたのはK保育士。こういうものを作ってしまう力にいつも驚かされています。この地図の使い方はHPでも紹介されていましたが、もくもくの日などで遊んだ場所に写真を貼っていき、それを見て活動を振り返ったり、浅利町にあるものに対しての理解を深めていったりする予定です。それ以外にもおもしろい活用方法がないだろうか? ○○にも使っていけばおもしろいんじゃないか? と話し合いは続いているようなので、あさりマップの今後の変化にも注目していてください。
すでにお知らせしているように、今年度のあさりこども園のテーマは『地域』です。以前にも同じねらいをもったテーマの年がありましたし、違うテーマだった年も地域のことは常に意識して活動を行ってきました。自分が生活している地域を知り、そこで楽しく活動することは、自分の根っこを育てる上で非常に大切なことだと考えているからです。所属感という言葉があります。「自分は○○に属している」という意識のことを言いますが、これを持つことは安心感につながり、自信を持って活動していくことができます。家族であったり、親戚関係であったり、あさりこども園であったりと、子どもは様々なところに所属しているという意識を持っていると思いますが、それだけでなく、生活している地域に対しても強い所属感を持てるようになることを目指したいと思っています。この地を好きになってもらいたい、将来この地で活躍する人になってもらいたい、そう思うからこそこの地域で楽しく遊ぶ体験を数多く設けることを大切にしています。
もちろん自然環境だけでなく、この地域に住んでいる人との関係も大切にしていきたいと考えています。地域というのは「そこに住む人々が作り出す社会」も含んだものです。年齢も性別も様々、職業も様々、好みや考え方も様々な人たちが集まって、その土地独自の社会を作っています。そんな社会の元となる地域の人との関係を作っていくことで地域への関心はより深まるでしょうし、活動もより豊かで楽しいものになっていくでしょう。“どこに行って何をするか”だけでなく、“どんな人とどんな関わりを持つか”にも注目していけば、保育はもっと広がっていくと思います。そんなことを考えているとワクワクしてきませんか?
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