先週と今週はたくさんの「春」を届けてもらっています。保護者のYさんからワラビを、Iさんからフキをいただきました。地域のSさんからサヤエンドウを、Tさんからはワカメをいただきました。その時期に採れたものをその時期に食べる。「ん?別に特別なことじゃないよね?」と思われるかもしれませんが、何もせずにいて成り立つことではありません。誰かが動かないと触れる機会が得られないのが旬です。ワラビやフキが生えてくる時期にそれを見つけ、採りに行かなければ手に入りません。子どもたちにはできる限り旬を味わう体験をさせてあげたいと思っていますが、いろんな旬のものをとなると簡単にできることではありません。なので「たくさん採れたからおすそ分け」「子どもたちに食べさせてあげて」と旬を届けてもらえるのはとてもありがたいです。いただいたものは調理前に触れる機会も設け、そして可能な限り調理にも関わってもらい、みんなで美味しくいただいています。
先週はテーマである「地域」のことを書きました。今週は「地域の協力員」のことについて。あさりこども園はとても恵まれていて、様々なことで地域の方に助けていただく機会が多い園だと思います。上でも書いたように、旬のものをおすそ分けしてもらうこともあります。畑や花壇のことで相談にのってもらったり、時には作業を手伝ってくれたりすることもあります。園庭にたくさんある木は定期的に剪定しなければいけないのですが、ほったらかしにしてしまっていることも多く、見るに見かねて道具を持って来て剪定してくれることもあります。「○○に子どもたちが喜びそうなおもしろいがあるよ」と地域の情報を教えてくれる人もいます。今のあさりこども園の環境や活動が成り立っているのは、このように協力してくださる地域の方のおかげでもあります。
「地域の協力員」という名前は私が勝手に言っているだけで、そのような役割を正式に担ってもらっているわけではありません。ですが、私たちの力が足りない部分をいつも補ってくれている、本当に頼りになる方々です。この方々に対しては、もっとこども園に足を運んでいただけるような工夫をし、そして感謝の気持ちを伝える場を設けたりしながら、より良い関係を築いていけたらと思っています。保護者会のH会長さんも同じ思いを持ってくださっていて、お世話になっている地域の方を招待しておもてなしをする場を作れないものかと、保護者会としての取り組みも考えてくれています。保護者のみなさんにも力強く支えてもらっていることをいつも感じています。
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