2017年4月7日

No.489 お集まりの意味

新年度のスタートと共に認定こども園「あさりこども園」もスタートしました。今年度は8名の新入児を迎えただけでなく、1号認定の子ども(幼稚園利用の子ども)が在籍することになるため、生活の流れが少し変わります。例えばお集まりの形が少し変わったのですが、今回はそのことについて。

あさりこども園では、朝のお集まりで1日の活動の流れを確認し、夕方のお集まりで1日の活動の振り返りをし、次の日の予定を確認します。活動前に流れを確認するのは、そのことによって安定した気持ちで活動をするためです。大人でも、「今から何が行われるんだろう?」「これが終わったら次は何をすればいいんだろう?」と先が見えない状態で活動するのはかなり不安です。そんな状態になるのを避け、見通しをもって安心して活動に臨むために、朝のお集まりの際にその日の流れの確認をしています。

そして夕方の振り返りですが、ここではその日に体験したことや感じたことを発表してもらいます。保育の内容について定めてある保育指針には『経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。』とあり、振り返りの時間はこれに当たります。言葉で伝えることがまだ苦手な子もいるので、いろいろな気持ちを普段から言葉で表すようにしていく必要があり、こうした場はとても大事です。そして、次の日の活動に期待を持たせ、次の登園を楽しみにしてもらうために、活動予定を伝えています。

そんなお集まりですが、1号認定の子どもの保育時間は9時〜14時なので午睡をせずに降園するのが基本となっていて、夕方のお集まりには参加することができません。そこで「何とか夕方のお集まりで行っていることを1号認定の子どもたちも体験できるようにしたい!」と職員が考えてくれ、13時過ぎにぞう組さんと1号認定の子どもで小さなお集まりを行うようになりました。そこで行われることは夕方とほとんど同じことです。この形は今後変わっていくかもしれませんが、発達のために必要なこと、あさりこども園での生活を楽しんでもらうために必要なことは、認定区分に関係なく体験してもらえるようにしていきます。この他にも「こんな風に変わりました」「このことはぜひ知っておいてください」ということが出てくれば、またここでもお知らせをさせてもらいます。それ以外でも、「この活動はどういった意味で行っているの?」と思われることがあれば、遠慮なく聞いてください。今までと変わらず質問も大歓迎です。みなさんからの質問が、活動の意味を再確認するきっかけになったりしますので。

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