2018年1月12日

No.525 学力の3要素

新年最初のブログがなかなか書けずにいました。今年もよろしくお願いします。

さてさて、なかなか書けなかったのは、何を書いたらいいんだろう?という根本的な部分で悩んでしまっていたからです。誰かに迷惑をかけるわけでもないので何を書いてもいいのですが、“書かなければいけないことがあるはずだ”と、勝手に模範解答のようなものを求めてしまっていました。書きたいことを書けばいいし、書くことで自分の考えを整理していくことができればいいのがこの場なので、全く無意味なことで悩み、動けなくなってしまっていたことになります。

国の教育のあり方が見直され、今後大きく変わっていくことになります。身につけるべき力として学力の3要素が示されています。

(1)十分な知識・技能
(2)それらを基盤にして答えが一つに定まらない問題に自ら解を見いだしていく思考力・判断力・表現力等の能力
(3)これらの基になる主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

この3つです。

今こども園にいる子どもたちが小学校、中学校と進んでいくと、こうした力が求められることになります。知識を膨大に持っていることが学力なのではなく、それを元に問題に対して思考していくこと、協働して多様な視点から問題に向き合っていくこと、捉え方が間違っているかもしれませんが、そんなことが求められるようになります。1+1=2のような問題でなければ安心して取り組めない、解があると分かっていないと前へ進めない、そんな私のような姿勢では通用しないということになるんだと思います。

そんな教育の変化に対して、当然私たちも敏感であるべきで、こども園でどのような力をつけて小学校へ進んでいくかは、今後ますます重要になってきます。自分の得意なことを見つける、他者の違いを認め協力することができる、主体的に物事に取り組み、その結果に対して責任をもつこと、そんなことが欠かせないと考えています。

あさりこども園ではそうしたことを以前から大事にしてきたので大きく変わることはありませんが、できれば保護者のみなさんとそのことを今まで以上に共有しておきたいと思っています。来週再来週と行われる保育参観の場において子どもたちがつけてきている力についてのプレゼンがありますが、それも共有のための大事な取り組みです。ぜひ聞いていただき、今後の子どもたちのことを共に考えていきましょう。

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