【現場で考える】
『杜に寄り未知プロジェクト(合歓の杜に気軽に寄ってもらえるように、分からないことを知っていき知識を得ていけるようにという意味)』が動いています。合歓の杜を利用した介護体験や相談事業の実施を目指し、介護部門だけでなく保育部門の職員も参加して、専門的な意見と一般的な意見をバランスよく混ぜながら話し合いを進めてくれているようです。1月のプロジェクトの様子を少しだけ見せてもらったんですが、この時は実際に合歓の杜を使い、玄関の高さや通路の広さはどのような状態がいいのか、活発に話し合われていました。どんなことにも言えますが、実際に現場を見たり使ってみたりして初めて分かることがあります。分かっていたことでも、さらに深く分かることもあります。プロジェクトに限らず日々の話し合いにおいても、実際の現場で考える、実際に使ってみて考えることを大事にしてもらいたいと思います。
【全体の底上げ】
デイサービスセンター合歓の郷のJさんが、江津市の介護部会で講師を依頼されているようです。Jさんは、制度や地域の変化に対して常に柔軟に対応することが求められるデイサービス事業において、少しでもいいサービスができないか、安定した事業にしていくためのアイデアはないか探してくれています。そのことを市の担当者に評価していただき、他の事業所に対して今の取り組みを話してもらえないかと頼まれているようです。合歓の郷の事業改善の取り組みが他の事業所の参考になるのであれば、こんなにいいことはありません。いい取り組みをしていて、でもそれを自分たちだけのモノにして閉じてしまうことは簡単です。もちろん全てを明かせないこともありますが、基本姿勢としてはオープンであることの方がメリットは大きいと考えています。情報は閉じているところには集まってきません。自分たちの情報を外に出すオープン性が、より多くの情報やアイデアを集めることにつながります。私たちの行っている仕事は、まだまだ業界(あまり好きな言葉ではありませんが)全体の底上げが求められています。私たちの事業を工夫や試行錯誤によってもっと良いものにしていき、その情報を積極的にオープンにして他の事業所でも参考にしてもらい、そのことによって業界全体が変化し新たな気づきが得られるようになる、そんなサイクルにしていかなければいけません。Jさんの講師活動によって市内でどんな動きが生まれるか、楽しみにしています。
【種まきツール】
広報誌ハナハナ新聞を3月に発行するための作業が進められています。前号から配布対象を広げ、利用者やその関係者だけでなく、地域の多くの方にも届くようにしています。ハナハナ新聞は、花の村をより知ってもらうため、関わってくれる人を増やすための種まきのツールです。上手に活用して種まきを継続していきましょう。
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