2012年3月31日

Sさんの話

Sさんは5年前にあさり保育所の仲間になりました。
とてもまっすぐな人で、しかもとても個性的で、
あさり保育所に新しい空気をたくさん運んできてくれた人です。

そんなSさん、最初は戸惑いの多い毎日だったと思います。
なかなか自信を持つこともできなかったんじゃないかなあ。
「自分の役割は何だろう?」
「自分をどうやって発揮すればいいんだろう?」
勝手な想像ですが、そんなことを悩んでいるようにも見えました。

でも一昨年くらいからガラッと雰囲気が変わりました。
自信をつけたというか、自分が鮮明に見えてきたというか、
保育をしている姿が生き生きとしてきたんですよね。
そんなことはない、最初から生き生きしてましたよと
本人はそう言うかもしれないけど、
こちらからはそんな風に見えたんです。
そんな変化が感じられてすごくうれしい気持ちになったことを
今でもはっきりと覚えています。

もっと大きくなってもらいたい、
そんな期待を込めて難しいことにも挑戦してもらいました。
かなりプレッシャーをかけたこともあります。
でも、どんなときでも課題にまっすぐ向き合ってくれたSさん、
その姿勢からこちらも刺激をたくさん受けました。

そんなSさんですが、近々ドイツへ飛び立つため、
あさり保育所を離れることになりました。
日本ではできない体験とか出会いとか、
楽しいことがたくさんあるでしょう。
思うようにいかないことも当然あると思います。
うれしいこと、しんどいこと、あんなことやこんなこと、
いろんなことを山のように経験するんでしょうね。

いろいろあるだろうけど、
とにかく自分の心の声を素直に聞いて、
自分らしく毎日を過ごしてもらいたいなあと思ってます。
そして笑顔で日本に帰ってきてくださいね。
あさり保育所は明日からあさり保育園になって
名前だけじゃなく中身もまだまだ成長していくつもりです。
大きな変化じゃなくてもいいから、
お互いにちょっとだけでも成長した姿で
また自然な形で会えるといいなあ。
そんな再会を楽しみにしています。

5年前

一人ひとりとの出会いを大切にし、
それを自分の成長につなげていくこと。
自分自身が成長することで周りにも影響を与え、
さらに周りからも影響を受けて自分の成長につなげていくこと。



5年前、
自分はこんなこと大事にしていますと
語ってくれたのがSさんでした。

23年度の保育が終了しました

今日で23年度の保育が終了します。
今年度が最後の子どもたちとお別れをしました。
小学校へいく子、違う園へうつる子、
どの子も新しい場所でのびのびと生活してもらいたい
そんなことを思いながらお別れしました。

みんな元気で、そしてまた遊びに来てくださいね。

もうひとつお別れがあります。
「あさり保育所」は4月1日より「あさり保育園」に変わります。
ということであさり保育所という名前とは今日でお別れです。
そのお別れの理由について保護者に配布した文章を
ここにも載せておきます。

これからは「あさり保育園」です。
よろしくお願いします。


以下は配布した文章です。

全国的にみると、公立の施設は「保育所」、私立の施設は「保育園」という名称が一般的になってきています。私たちも社会福祉法人花の村の施設として、これからの社会を考えたとき今どんな保育が必要かということを常に模索してきました。そしてその結果、今の保育の形があります。でもそこで満足することなく、私立の施設として常に保育の質を向上させることに力を入れていきたい、柔軟性のある運営を心がけていきたい、そんな思いを込めて今回の「保育所」から「保育園」へ名称変更を行うことにしました。

国から認可された施設である以上、国にとって大事な子どもたちが最初に関わる社会として、そして大事な乳幼児教育の場として質の向上をはかっていくことには公立も私立も違いはありません。ただそこに私立としてのこだわり、保育理念である「人生の基礎づくりのお手伝い」ということに対してのこだわりは今まで以上に強く持ち続けたいと考えています。

そのような思いから名称変更を行います。看板の表示な
どは徐々に変更していくことになりますのでご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、ご理解いただきますようお願いします。

2012年3月30日

No.238 23年度の終わりに

先週の土曜日に無事卒園式が終わりました。そしてぞう組さんともいよいよ明日で本当のお別れとなります。お別れといってもそれを強く感じているのは私たちの方で、当の本人たちはこれからの新生活に対しての関心の方が高いのかもしれません。食事のとき、ぞう組さんたちとこんな話をしていました。

ぞう組さん
「大きくなったら自分の子どもを保育園に行かせるかどうか考えてるのよね〜。」

ぞう組さん
「保育園は大変なんだよ〜。仕事をしながら送り迎えもしないといけないし…。」
ぞう組さん
「そうそう、毎日お弁当もつくらないといけないし…」
園長
「ん?保育園はお弁当はいらないでしょ?」
ぞう組さん
「お弁当は保育園の話じゃないよ、2日から行く児童クラブの話!」
園長
「ああそういうことか。ところで保育園の送り迎えは大変だと思うけど、みんなは保育園でいっぱい遊んで楽しかったでしょ?」
ぞう組さん
「うん、楽しかった!」
園長
「じゃあみんなの子どもも保育園でいっぱい遊んでくれるといいね。」
ぞう組さん
「うん!」

何の話かわからないですよね。私も最初は???だったのですが、聞いているうちになんとなく理解できてきました。卒園式を終え、家庭でも保育園生活を振り返るような会話があったんじゃないでしょうか。そして、新生活に向けて着実に動き出しているんでしょう。そんな家庭の様子とか自分の気持ちとかをまるごと受け止め、自分のこととして表現していたんじゃないかなあ、そんな風に勝手に解釈しながら聞いていました。

動き出しているのはぞう組さんだけではありません。以前ここで書いた「ジムシツデビュー」の話、今年の主人公はぱんだ組のYちゃんなのですが、今週になって事務室へ顔を出すことがグッと少なくなりました。少しずつ暖かくなり外遊びが多くなってきたこともあるし、卒園式を終えて新しい生活へと本格的に移っていく雰囲気を感じていることもあるんでしょう。いずれにしてもこちらの予想通り、ジムシツデビューの時期を終え次の段階へと向かって動き出していることを感じます。あさり保育所では年度が替わることで子どもたちの生活が劇的に変化するということはありませんが、それでも全体的には変化があります。無理なく、そしてより楽しさが増すような変化を意識していきたいと思います。

ということで23年度も終わりとなります。4月以降も一緒に活動していく方はもちろんですが、明日でお別れの方もいろんな形でつながっていたいですね。本当にお世話になりました。来年度もよろしくお願いします。

2012年3月29日

27日と28日の出来事

3月27日(火)
保護者の方から紹介してもらい、
ピアノコンサートを開くことができました。
来てくださったのは重松壮一郎さん。
年間100回以上のライブ活動を
国内外で行っている「旅の音楽家」です。
「音は見ることができないけど、想像することができる」
と最初に話され、みんなで目を閉じました。
そして重松さんのピアノの演奏が始まりました。

音を捉えるとき「ドレミ…」などの音階で捉え
その音階を使って表現することもできますが、
これは頭を使って音を捉えているんですよね。
そうではなくて目を閉じて体中で音を聞くことで
なんというか「ドレミ…」とは違う深さを感じたんです。
その音から自分のイメージする世界が
頭の中にパーッと広がっていって、
「あー気持ちいい!」「あー楽しい!」
という感覚が湧いてきて、
音楽って楽しいものなんだとごくごく当たり前のことを
自然と再認識することのできた時間になりました。
あの空間には同じようなことを感じた子も
多かったんじゃないかなあと思っています。

3月28日(水)
小惑星探査機「はやぶさ」のお話を聞かせてもらいました。
これは副園長の紹介です。
はやぶさに制御信号を送る大電力送信装置の
プロジュクトリーダーをされていた方が来てくださり、
子どもたちにはやぶさのこと、そして宇宙のことを
楽しく話してくれました。

なかなかピンときにくい話でもあったので、
どんな反応が返ってくるか少し心配もしていましたが、
ロケットの打ち上げの映像が始まると
一緒になってカウントダウンをしたり、
はやぶさがイトカワに向かった目的を真剣に聞いていたり、
関心を示す子が多かったことを嬉しく思っています。



社会の中で生きていくのが人間の大きな特徴です。
その社会を知るためには様々な人や
様々な職業に触れることは大事です。
でも、私たち職員だけではどうしても限界があります。
そこで保護者のみなさんや地域の方々からも
「こんな人がいるんだけど…」とか
「こんな体験はどう?」といった提案をしていただくと、
私たちはうれしくなってすぐに飛びついてしまいます。

子どもたちが社会の様々な人や職業を知っていく第一歩として、
そんなに欲ばるつもりもないのですが、
可能な限りいろんな人と楽しく関わることのできる機会を
これからもつくっていきたいと思っています。
楽しい提案が届くことを待っています。

2012年3月26日

小惑星探査機はやぶさ

2003年5月9日13時29分25秒に
宇宙科学研究所(ISAS)が打ち上げた小惑星探査機はやぶさ。
2005年夏に小惑星イトカワに到達し、
その表面を詳しく観測してサンプル採集を試みた後、
2010年6月13日22時51分、
60億kmの旅を終え地球に大気圏再突入した。
地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸しての
サンプルリターンは世界初。

なぜ急にはやぶさのことを書いているかというと、
JAXA宇宙研の「はやぶさ」プロジュクトの中で
はやぶさに制御信号を送る大電力送信装置の
プロジュクトリーダーをされていた方が
28日(水)にあさり保育所へ来てくれることになったからです。
はやぶさについて、宇宙について、
子どもたちに語ってくれることになっています。

どんなお話が聞けるか、とても楽しみです。
子どもよりも大人の方が夢中になってしまうかも…。

明日はピアノコンサート

明日27日(火)は重松壮一郎さんによるピアノコンサートが行われます。
保護者の知り合いの方だそうで、
島根に来られるようなので来てもらってコンサートなんてどうですか?
と提案されました。

とてもうれしい提案だったので、もちろんお願いすることに。
この重松壮一郎さんは、
国内外で年間100回以上のライブ活動を行う「旅の音楽家」です。

どんなコンサートになるか楽しみ!
重松さんのHPはこちら→http://www.livingthings.org/index.html