先週の土曜日に無事卒園式が終わりました。そしてぞう組さんともいよいよ明日で本当のお別れとなります。お別れといってもそれを強く感じているのは私たちの方で、当の本人たちはこれからの新生活に対しての関心の方が高いのかもしれません。食事のとき、ぞう組さんたちとこんな話をしていました。
ぞう組さん
「大きくなったら自分の子どもを保育園に行かせるかどうか考えてるのよね〜。」
ぞう組さん
「保育園は大変なんだよ〜。仕事をしながら送り迎えもしないといけないし…。」ぞう組さん
「そうそう、毎日お弁当もつくらないといけないし…」
園長
「ん?保育園はお弁当はいらないでしょ?」
ぞう組さん
「お弁当は保育園の話じゃないよ、2日から行く児童クラブの話!」
園長
「ああそういうことか。ところで保育園の送り迎えは大変だと思うけど、みんなは保育園でいっぱい遊んで楽しかったでしょ?」
ぞう組さん
「うん、楽しかった!」
園長
「じゃあみんなの子どもも保育園でいっぱい遊んでくれるといいね。」
ぞう組さん
「うん!」
何の話かわからないですよね。私も最初は???だったのですが、聞いているうちになんとなく理解できてきました。卒園式を終え、家庭でも保育園生活を振り返るような会話があったんじゃないでしょうか。そして、新生活に向けて着実に動き出しているんでしょう。そんな家庭の様子とか自分の気持ちとかをまるごと受け止め、自分のこととして表現していたんじゃないかなあ、そんな風に勝手に解釈しながら聞いていました。
動き出しているのはぞう組さんだけではありません。以前ここで書いた「ジムシツデビュー」の話、今年の主人公はぱんだ組のYちゃんなのですが、今週になって事務室へ顔を出すことがグッと少なくなりました。少しずつ暖かくなり外遊びが多くなってきたこともあるし、卒園式を終えて新しい生活へと本格的に移っていく雰囲気を感じていることもあるんでしょう。いずれにしてもこちらの予想通り、ジムシツデビューの時期を終え次の段階へと向かって動き出していることを感じます。あさり保育所では年度が替わることで子どもたちの生活が劇的に変化するということはありませんが、それでも全体的には変化があります。無理なく、そしてより楽しさが増すような変化を意識していきたいと思います。
ということで23年度も終わりとなります。4月以降も一緒に活動していく方はもちろんですが、明日でお別れの方もいろんな形でつながっていたいですね。本当にお世話になりました。来年度もよろしくお願いします。
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