2012年3月29日

27日と28日の出来事

3月27日(火)
保護者の方から紹介してもらい、
ピアノコンサートを開くことができました。
来てくださったのは重松壮一郎さん。
年間100回以上のライブ活動を
国内外で行っている「旅の音楽家」です。
「音は見ることができないけど、想像することができる」
と最初に話され、みんなで目を閉じました。
そして重松さんのピアノの演奏が始まりました。

音を捉えるとき「ドレミ…」などの音階で捉え
その音階を使って表現することもできますが、
これは頭を使って音を捉えているんですよね。
そうではなくて目を閉じて体中で音を聞くことで
なんというか「ドレミ…」とは違う深さを感じたんです。
その音から自分のイメージする世界が
頭の中にパーッと広がっていって、
「あー気持ちいい!」「あー楽しい!」
という感覚が湧いてきて、
音楽って楽しいものなんだとごくごく当たり前のことを
自然と再認識することのできた時間になりました。
あの空間には同じようなことを感じた子も
多かったんじゃないかなあと思っています。

3月28日(水)
小惑星探査機「はやぶさ」のお話を聞かせてもらいました。
これは副園長の紹介です。
はやぶさに制御信号を送る大電力送信装置の
プロジュクトリーダーをされていた方が来てくださり、
子どもたちにはやぶさのこと、そして宇宙のことを
楽しく話してくれました。

なかなかピンときにくい話でもあったので、
どんな反応が返ってくるか少し心配もしていましたが、
ロケットの打ち上げの映像が始まると
一緒になってカウントダウンをしたり、
はやぶさがイトカワに向かった目的を真剣に聞いていたり、
関心を示す子が多かったことを嬉しく思っています。



社会の中で生きていくのが人間の大きな特徴です。
その社会を知るためには様々な人や
様々な職業に触れることは大事です。
でも、私たち職員だけではどうしても限界があります。
そこで保護者のみなさんや地域の方々からも
「こんな人がいるんだけど…」とか
「こんな体験はどう?」といった提案をしていただくと、
私たちはうれしくなってすぐに飛びついてしまいます。

子どもたちが社会の様々な人や職業を知っていく第一歩として、
そんなに欲ばるつもりもないのですが、
可能な限りいろんな人と楽しく関わることのできる機会を
これからもつくっていきたいと思っています。
楽しい提案が届くことを待っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿