夏祭りが無事に終わりました。今年の参加者は約500人。たくさんの参加者と楽しいひとときを過ごすことができたと思っています。今回の夏祭りの目玉のひとつ、カキ氷はいかがでしたか?「食の大切さを伝える」ことを目的とし、今回はほとんどを保護者の皆さんに作っていただきました。「子どもたちのため」に素晴らしい味を体験する場を用意してくれたことを、本当に感謝しています。
話は変わって上に書いた「子どものため」について。私たちは「子どものため」とはどういうことかを常に考え保育をしています。これは保護者の皆さんも同じだと思います。「子どものため」に何をすべきかをいつも考えておられると思います。でも難しいのが、いろんな「子どものため」があることです。例えば、着替えを手伝ってあげるのも、自分で着替えができるようにと手伝わないのも、どちらも「子どものため」と言うことができます。同じ事に対して複数の「子どものため」が存在しています。ではどちらが正解かをはっきりさせるのかというと、人と人の関わり方に1つの答えを出すことは、少し違うような気もします。ややこしいですね。
こんなことを考えるヒントが、子育て支援室に貸出し用として置いてある「やってあげる育児から見守る育児へ」という本の中に、子どもに関わる大人の心得として書かれていました。何かの参考になればと思ったので載せておきます。何が「子どものため」か、皆さんと一緒に考えていければと思っています。
『子どもが何か問題を抱えているときに、それを除いてあげようとするのではなく、自分でそれを解決できるように援助してあげます』『子どもが何を考えているかを、いつも先回りして考えるのではなく、子どもの考えを聞いてあげます』『子どもは、何かものを与えれば喜ぶのではなく、気持ちをわかってもらうことを望んでいます』『子どもは、自分のために親が犠牲になることを望むのではなく、子どもから望んだときに、自分が優先順位の高いことを望みます』『子どもが自分でできることや、自分でやろうとすることを手伝うことは、子どもにとっては迷惑です』『子どもを甘やかすことと、子どもの甘えを受容することは違います』『子どもが次第に自立していき、親が必要でなくなってくることは、うれしいことであり、さびしいことではありません』
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