2011年11月18日

No.220 つながりについて(できるだけシンプルに)

突然ですが、「つながり」について改めて考えてみました。と、こんな書き方から始まるときは大体話がややこしく、わかりにくくなっていくんですよね。ここで文章を書いて保護者のみなさんに届けているのは、みなさんにあさり保育所の思いを伝えたいからです。伝えて理解してもらおうと思えば、やはり内容はシンプルでわかりやすくないといけないはずです。ということで、今回はわかりやすいかどうかはちょっと置いといて、できるだけシンプルに書いてみることにします。テーマは「つながり」について。

8ヶ月ほど前に大きな地震とともに大きな津波が東北地方を襲い、大変な被害が出ました。私の生活に直接の被害があったわけではないのですが、とても無関係とは思えない出来事でした。それまでは自分とは特別に関係もなく、特に想像することもなかった東北の方々に対して、その気持ちを想像してみるということが明らかに増えてきたんです。

今まで「つながり」というと、何となく直接的な関わり、例えば1つのことを協力しておこなったり一緒に遊んだりといったものを思い浮かべていました。決してそれだけではなかったのですが、それが中心でした。でも、自分とは全く違う方向を向いて全く違うことをしている、しかもその姿を見ることができないような人とも実は私たちは影響し合ってるんじゃないか、それが「つながり」なんだろうと思うようになりました。

子どもたちも同じだったりするんですよね。一緒に遊んだり作業したりすることだけが関わりなんじゃなくて、友だちの行動を見ているだけとか話しているのを何となく聞いているだけとか、もっと言うと同じ場にいるだけでもお互いに影響し合ってるんですよね。友だちの行動に刺激を受けて意欲が湧いてきたり、話している言葉を聞くことで言葉を増やしていったり、自分だけではコントロールの難しい感情が場の雰囲気のおかげでコントロールできたり。そんな関わり・つながりも子どもたちの成長には欠かせないように思います。そんな日々の生活の中でのつながりや、つながりによって成長した姿を、発表会という行事を通して感じてもらいたいと思っています。様々なつながりによって子どもたちがどんな風に成長しているか、来週を楽しみにしていてください。

ほら、やっぱりややこしく、わかりにくい話になってしまいました。

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