2012年8月3日

No.255 あらためてテーマについて

今週の水曜日にはアメリカデーが開催され、ALT教諭をされている2名の方が来てくれました。アメリカのあいさつや歌を教えてもらったり、一緒にワイルドライスパンケーキを作って食べたり、昼ごはんも一緒にワイワイと食べることができました。保育園のことにも興味を持っておられる方だったので、少しですがアメリカと日本の乳幼児教育の現状とか課題についても話をすることができ、私も楽しい時間を過ごすことができました。偶然知り合った方たちなのですが、このようなつながりが保育園を中心に生まれていくことはなかなか楽しいことだと感じています。

あらためて保育園で設定しているテーマについて考えてみます。今年度はご存じの通り「世界を知る」ですが、その前は「自然」や「地域」もテーマとして取り上げてやってきました。このようにテーマを設定することについてはいくつか意味がありますが、その中で「視点を変えてみる」ということに最近特に注目しています。当たり前のことですが、自然をテーマにしていたときは自然について、地域をテーマにしていたときは地域について、いつも以上に深く考えることになるので、子どもたちに何かを提示するときにも今まで思いつかなかったようなことが出てきたりします。視点を変えることで、楽しさの幅が広がっていく感じです。

誰にでも得意な分野と不得意な分野があります。それぞれの得意なことを生かしていくことでみんなの不得意はカバーできる、そんな風に考えている訳ですが、得意ではないかもしれないけど、あえてみんなで1つのことに目を向けてみることもおもしろいと思っています。いつもの自分の視点から少し離れてみて、全く違う視点をもって自分の周りの日常をながめてみると、今まで体験したことのないワクワク感を味わうことができたりします。そんな体験を子どもたちと一緒にできれば楽しいだろうなあと思っています。

得意不得意はちょっと置いといて、子どもに関わる大人が幅広く興味を持つことは、子どもの興味関心を広げるためにも大事なことです。草木、星空、季節など様々な分野に興味を持てる環境をつくり、子どもたちが楽しさの幅を広げるきっかけをつくってあげたいと思います。

8月のアメリカが終われば、ロシア、中国と続きます。お楽しみに。

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