今週の火曜日の話です。この日は重さがなんと31kgもある、とても大きなカボチャを子どもたちに見せてあげることができました。これはくま組のKさんから前日にいただいたもので、その大きさに子どもたちは驚いていたようです。またこの日は誕生会があり、そのときのお楽しみの時間にダンススクールの方々がいろんなダンスを披露してくれました。これは今月がアメリカに焦点を当てる月ということで、「アメリカから始まったHIPHOPやブレイクダンスを子どもたちに見せてあげては…」とぞう組のOさんが提案してくれたことによって実現しました。子どもたちは食い入るようにダンスを見ていたようです。
当日私は留守をしていて直接見ることができなかったのですが、報告を聞いて、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。勝手に想像するのですが、KさんもOさんも、子どもたちは喜ぶだろうなあ、驚くだろうなあと、そんな気持ちから行ってくれたことだと思うのです。いつも言っていることですが、子どもたちを取り巻く様々な人が子どもたちのためにと行動してくれる環境は、子どもたちの育ちにとって望ましい環境だと考えています。例えば単純な言い方をすると、カボチャを育てている人やダンスをしている人がいるのを知るだけでも、世の中にはいろんな人がいて成り立っているということを感じることができます。また、例えば保育園の活動(ここでは「世界を知る」というテーマ活動)や物事の不思議さを感じることを大事にしていることなどを一緒に考えてくれて、それに合わせて不思議なものを届けてくれたり活動の提案をしてくれたりすることで、子どもたちの体験の幅はグッと広がります。
理由は他にもいろいろあるのですが、やはり一番は「子どもたちのために」と行動してもらったことですね。こんな風に他者の気持ちを想像し、他者のために行動することを、子どもたちにはできるようになってもらいたいと思っています。リチャード・ドーキンスが書いた「利己的な遺伝子」という本には、私たち人間は自分がよりよく(利己的に)生きようとすればするほど他者との共存が必要になり、他者のために何かをする行動が重要になってくるという意味のことが書かれています。みんなで社会を作って生きていく上で欠かすことのできない「他人のために何かをすることを自分の喜びとする」ような行動を、保護者のみなさんが子どもたちに示してくれているのは本当にうれしいことです。
ということで最後に一言。「いろんな提案、まだまだお待ちしてますよ〜!」
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