2013年6月13日

No.299 ジャガイモ掘りの日に感じたこと

ジャガイモ掘りをした火曜日の出来事を書いてみます。畑のお世話をしてくださっている浅利のOさんの予想通り、今年のジャガイモはかなりいい出来で大きいサイズのものもたくさんあり、子どもたちも大喜びでした。



とれたジャガイモは、いつものようにすぐに園庭で茹でて食べることになりました。自分たちが畑でとってきたものをすぐに調理して食べる。ただそれだけのことなんですが、子どもたちはすごく美味しそうに食べるんですよね(もちろん大人もですが)。昼食として出てきた時には食べない野菜でも、友だちと競うようにして食べる姿が見られます。不思議ですよね。子どもたちにいろんな食材を食べてられるようになってもらいたいときにはどうすればいいか。こういったところにも、そのヒントはあると思っています。

そしてこれはあさり保育園の習慣になっているのですが、自分たちが食べた後は、「食べてない人はいませんか〜?」と園舎内に残っている小さい子たちや保育士にも運んできてくれます。この日はぞう組のSちゃん、Yちゃん、きりん組のMちゃんが運んできてくれました。こうした様子を他の子はちゃんと見ています。もちろん持ってきてもらった小さい子たちもしっかり見ています。見ることで刺激を受け、それが真似につながり、活動が受け継がれていくわけです。こうした活動が伝承されていくのも保育園の特徴です。

そしてこの後ちょっとした出来事がありました。ジャガイモを配っている最中に、つけて食べるための塩を入れたお皿がひっくり返ってしまいました。どうするんだろう?と見ていると、Sちゃん、Yちゃん、Mちゃんはすぐに掃除を始め、それを見ていたぱんだ組のRちゃんは、誰も何も言っていないのに部屋に戻りティッシュを取ってきてくれ、その後続々とぱんだ組さんが手伝いにやってきました。何かをこぼしたときにどう行動すればいいか、みんなちゃんと分かっているようで、見ていて嬉しくなりました。掃除の風景を日常的に見ていることで、このようなことができるようになるんでしょうね。大人や大きい子の行動を見て刺激を受ける。大きい子は小さい子の手本となることで自信をつける。そんな体験がもっともっとたくさんできる保育園にしていきたいと思った1日でした。





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