2013年6月20日

No.300 夏祭りまであと1か月

夏祭りまであと1か月となりました。今年の夏祭りは例年と少し違っていて、ぞう組さんがスタッフとして活躍するお店を出す計画を立てています。ショートブレッド(イギリスのクッキー)屋さん、ハーブティー屋さん、スプーンをきれいに洗うクリーンコーナーの3つです。あさり保育園では夏祭りを通して「保育や発達を保護者に伝える」ことを目的の1つとしています。例えば世界各国のものを取り上げたり装飾をいろんな国にちなんだものにしたりすることは、今年のテーマ「世界を体験する」に沿って園の中ではどんな風に楽しんでいるかを知ってもらうための取り組みです。

ぞう組さんがスタッフとして活躍するのは、決してその時だけの特別なことではありません。春からハーブティー屋さんを運営するお手伝いをしてくれていて、お客さんをもてなすことがずいぶん上手になりました。何に気を配ればいいかも少しずつ学んでいます。ごっこ遊びゾーンでは自然と美容院ごっこが始まったりするくらい、様々な仕事の役割を演じる遊びも登場し始めています。そうした体験の中で学んだことを夏祭りのお店で発揮してもらい、その姿を保護者のみなさんや地域の方に見てもらいたいと考えています。「まねる」が変化して「学ぶ」になったと言われているように、いろんな仕事を真似してやってみることは、子どもたちにとって大事な学びの体験です。そんな活動がどんどん生まれてくるような場を作っていくことが、あさり保育園で力を入れていることです。夏祭り当日はぞう組さんの様子を見て、子どもたちの日々の活動を、そしてどんなことを学んでいるかを、ぜひ想像しながら楽しんでください。

保育園には大小様々な行事がありますが、どの行事も前後のつながりを大事にしています。期待感をもってのぞめるように、そこまでの活動がちゃんとつながっていくように、そして行事をきっかけにその後の活動が充実し発展していくように、そんなことを考えて行事の計画をしています。あとはそこまでの準備も楽しんで取り組むことですね。楽しんで準備をすることは大きな期待感につながります。ぞう組さんが火曜日に行った模擬夏祭りは楽しい会になりましたし、見ていた子たちも楽しさを感じてくれたようです。こうした活動を経て、夏祭りへの期待感を大きくしてくれるといいなあと思っています。もちろん、私たちも楽しみながら準備を進めていきますよ。私たちが楽しんでいる様子が子どもたちに、そして保護者のみなさんに伝わることを期待しています。

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