2013年11月21日

No.321 一緒に喜び、一緒に楽しむ関係

毎月行っている誕生会、ほとんどの方は経験されていて雰囲気は知っておられると思います(まだの方はお楽しみに)。ここではその月に誕生日を迎える子の成長を紹介するのですが、今月はその中に歩くのが上手になったYちゃんがいました。名前を呼ばれたらどんな風に反応するのか、どんな風に歩けるようになったか、そんなことを担任が紹介してくれたわけですが、その時の会場の様子がとっても温かくて嬉しくなりました。

F保育士がYちゃんの名前を呼ぶと、いつもは笑顔になったり手を挙げたりと応えてくれるんですが、みんながYちゃんの反応を見ようとステージに注目していることもあって緊張してしまったのか、ジーッとしています。今度は歩く姿を見てもらおうとF保育士が離れたところから呼ぶんですが、なかなか歩き出そうとしません。でも他の子どもたちは歩く姿を見ようと注目しています。注目と書くと感情があまり伝わりませんが、「成長した姿が見られることを楽しみにしている、応援している」そんな気持ちが伝わってくるような子どもたちの姿でした。

誕生会の翌日、水曜日には発表会の練習がありました。発表会当日は他の子の出番を見ることはできないので、練習ではできるだけ子ども同士でステージを見合うことができるようにしています。水曜日の練習でも小さい子のがんばっている姿をジーッと見ている姿が見られました。保護者のみなさんにその様子を見てもらうことができないのは残念なのですが、友だちのがんばりや成長をみんなで喜ぶことができる関係になっていることを、下の写真を見てぜひ想像してみてください。



子どもの成長を楽しみにし、それを喜ぶ。私たち保育者も保護者のみなさんと同じ思いでいます。そして保育園の子どもたちも、みなさんや私たちの思いとは少し違っていると思いますが、友だちの成長を一緒に喜び、それを楽しんでくれています。保育園という場を通していい関係が築かれているなあと感じた、誕生会と発表会の練習でした。

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