2016年7月25日

海士町の話

今日は島根県保育協議会の仕事で海士町の話を聞いてきました。

来てくださったのは、お会いするのは2回目の片桐さん(海士町社会福祉協議会事務局長)と初めてお会いする岡部さん(株式会社巡の環)。
片桐さんからは「海士町における福士の魅力づくりと実践について」、岡部さんからは「島根県海士町に学ぶ〜地域づくり・ひとづくり〜」のお話を聞き、参加メンバーとざっくばらんに意見交換をするという場です。

保育園は子どもたちがいて、その子どもたちの発達を保障していく場なんですが、保育園の中だけで完結するものではありません。子どもたちが「共生と貢献」を学んでいくためには地域の方々との多様な関わりも必要で、そこから大きく展開して「保育園と地域の関わり」、さらに大きく展開して「保育園から地域を作る」という発想も実は重要だと思っています。

ではそのために何をすればいいのか?

そのことを考えるヒントが隠岐の島の海士町の取り組みにあると考えていて、その取り組みについての話を聞かせてもらう場を以前から希望していたところ、このたびようやくその希望が叶いました。

お二人の話でまず学ばせてもらったのが、「共に考えていく」という姿勢。
「今日お話しするのは海士町の成功事例ではなく、挑戦事例。ですからみなさんからの『こんなことをしてみてはどうか?』といったアイデアなんかは是非教えてもらいたいし、みなさんが地域でどんな取り組みをされているのかも聞かせてもらいたい。」と最初に話されました。こうやって多くの人を巻き込みながら、いろんな意見を参考にしながら進めてこられたんだと感じることができました。





そして取り組みの内容は興味深い話ばかりでした。直接保育につながる話ではないですが、根っこは共通しています。これからの島根県の保育園のあり方、江津市の保育園のあり方を考えるとき、絶対に必要になる話ばかりでした。

今回は約3時間という短い時間しか話をすることが出来ませんでしたが、もちろんこの縁をつなげていくために次の取り組みの話もしてきました。
まだまだ海士町から学ばせてもらいます。

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